読書をやめられないクマ

読書のお供はコーヒーとチョコクッキー、そして膝の上に2匹の猫。英語と中国語を少しだけ話…

読書をやめられないクマ

読書のお供はコーヒーとチョコクッキー、そして膝の上に2匹の猫。英語と中国語を少しだけ話せることが唯一の特技です。

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“本を贈る”って素敵じゃない?――相手別ギフトにおすすめな書籍5選

相手のことを考えて一冊の本を選ぶという行為はとっても素敵だと私は思う。贈りたい相手が読書嫌いでなければ、寒くなって外出が億劫になる今だからこそ本はギフトに最適ではないだろうか。 「この人だったらこの本を読んでくれそうだな」と5人の友だちを思い浮かべながら選んでみたので、誰かの参考になればうれしい。 結婚したあの人へスケラッコさん著『しょうゆさしの食いしん本』(芳文社)は、とにかく食べ物のイラストがおいしそうで食欲をそそられる。肩ひじ張らず食べたいものを食べたいように作って

    • 「純真で好奇心旺盛でちょっと天然なヒロイン」の魅力を司るもの――『夜は短し歩けよ乙女』

      ずっと気になっていた森見登美彦さん著『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店)を読み終えた。その独特な世界観と文章、魅力的な登場人物、もともと大好きな京都という舞台設定、すべてが私の心をつかんで離さなかった。 なかでも純真で好奇心旺盛でちょっと天然なヒロイン「黒髪の乙女」に非常に惹かれた。こういう登場人物は大好きだ。 読み終わって物語の余韻に浸っているとき、ふと住野よるさん著『麦本三歩の好きなもの』(幻冬舎)を思い出した。こちらも純真で好奇心旺盛でちょっと天然なヒロイン・麦本三歩

      • 胸糞事件をエンタメにしてしまう心を救って――『その女アレックス』

        痛ましい事件を知ったとき、私は心を痛めると同時に「どんな事件だったのだろう」「被害者はどんなふうに殺されたのだろう」と好奇心を抱いてしまう。2ちゃんねるなどで「日本三大胸糞事件」などのタイトルを見つけると、つい開いて全部読んでしまう。 読むと胸糞悪くなることは分かっているのに、エンタメにしている自分がいる。読んで「楽しい」という感情ではないけれど「知りたい」と思ってしまう。みんな同じだろうか、似てるだろうか、違うだろうか。 私はそれがすごく嫌で、でも知りたいと思う心は止め

        • 読書を止められないクマーー『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』

          これが初めてのnote投稿。うまく書けるか不安だけど、読んだ本を人におすすめしたくて始めてみた。 だって、世の中にはビックリするほど面白い本が溢れかえっているのに、読んでいる人はビックリするほど少ないんだもの。私の周囲で本を読む人は数えられるくらいしかいない。でもオンライン上なら、noteなら、文章を読むのが好きという人が多いはずだと思って。読書の秋だし。 そして大きなきっかけになったのが、花田菜々子さん著『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめ

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