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最初の1冊にピッタリ!初めて読書する人におすすめの本【小説、ビジネス書、歴史の本】


初めて本を読むときに多いのが「最初になにを読めばいいかわからない」という悩みです。

今回は僕がこれまで読んできた本の中から「初めての読書にはこれが最適」という本をご紹介します。

読む本に迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

小説を読むなら、最初は短編集がおすすめ

読書というと「小説を読むもの」というイメージを持っている人も多いと思います。

やはり、小説を読むことで得られる世界の広がり方は、他のジャンルの本にはないメリットです。

とはいえ、本を読むのが初めての人が、下手な小説作品に手を出すのは避けたいところ。

合わない本を読むと挫折してしまい、読書がイヤになってしまう可能性があるからです。

僕が最初の1冊としておすすめしたいのは、短編集です。

短編集とは、1冊の本の中に複数の短編が収録されている本のことで、作品によっては1話あたり5分程度で読み終えることもできます。

要するに、1つの作品が短いので、最後まで読み切ることができるわけです。

最後まで読み切ることができると、本を読むことへの自信にもつながります。

また、その物語がつまらないと感じても、読み飛ばして次の物語を読むことができるのも短編集のメリットです。

長編作品だと読み飛ばしは原則、不可能です。読み飛ばしができないということは、無理やり読み続けるか、その本を投げる(読むのをやめる)しか方法がなくなります。

【短編集のメリット】
■「1つの話を最後まで読了できた」という達成感が得られる
■ つまらないと感じたら、すぐに次の物語に進むことができる

数ある短編集の中から、奥田英朗を薦める理由

短編集を書いている作家はたくさんいますが、僕が特におすすめなのは奥田英朗(敬称略)という作家の短編集です(「おくだひでお」と読みます)。

奥田英朗は2004年に『空中ブランコ』という作品で直木賞を受賞しており、有名な作品を数多く世に送り出しています。

なぜ奥田英朗の短編集がいいのかというと、僕たちに身近な話題を扱った作品が多いからです。

いろいろな作品を出していますが、その中でも「平成の家族小説シリーズ」と呼ばれる短編小説は非常におすすめ。

その名のとおり、家族をテーマにした作品となっていて、夫婦関係や仕事にまつわる話題が豊富です。

きれい事だけではなく、リアルな人間の心理を描いていて、共感できるポイントがたくさんあります。

僕はいろいろ読んできましたが、なかでも『我が家の問題』に収録されている「夫とUFO」という作品が大好きです。

むずかしい設定や言葉遣いも一切ないので、誰にでもスッと入り込めるのが奥田英朗の家族小説の魅力です。

初めて読む小説として、奥田英朗作品を強くおすすめします。

歴史の本は、予備知識なしで読めるものを

歴史に興味がある人は、世界史や日本史の本を読んでみましょう。

ただし、歴史の本は当たり外れが激しいので、選び方には十分注意が必要です。

すでに歴史の知識がある人は別ですが、これから歴史を学びたいという人は、前提となる知識をちゃんと解説してくれる本を選びましょう。

最初に読む歴史の本でおすすめなのが、『一度読んだら絶対に忘れない世界史の本』です。

僕はこれまで歴史の本をかなり読んできましたが、ここまで前提となる知識をわかりやすく解説してくれる本は他にありません。

歴史の本を読んでいるときにありがちな「この用語ってどんな意味なの?」という疑問が起きないのが本書の魅力とも言えるでしょう。

ちなみに、日本史に興味がある人は同じ著者が書いている日本史の本もおすすめです。

ビジネス書は薄くて読みやすい本を選ぼう

僕は小説よりもビジネス書を読むことが多いです。

会社員をやめて独立したことで「一人でやっていかなくては」という、良くも悪くもプレッシャーが強くなったのがその要因だと思います。

最初に読むビジネス書としては、薄くて読みやすい本を選ぶのが鉄則です。

そして、古典作品は避けましょう。

具体的にはデール・カーネギーやナポレオン・ヒルなどです。自己啓発の名著が多いことで知られていますが、読書初心者の人が読むには内容がむずかしいのでおすすめしません。

それよりは、もっと自分の身近に感じられて、即効性がある本を読みましょう。

僕が1冊目のビジネス書としておすすめしたいのは、『3週間続ければ、一生が変わる』という本です。

タイトルからもわかるとおり、習慣を身につけることに主眼をおいたビジネス書です。

この本は、ビジネス書にありがちな精神論ではなく、日常生活のなかでスグに実践できる内容が書かれています。

たとえば睡眠に関するページでは、以下のように非常に具体的なことが書かれています。

1. ベッドに横たわって眠ろうとしているとき、1日の活動を頭のなかで再現しないこと
2. 午後8時をすぎたら、食べないこと(どうしても食べたくなったらスープを飲む)
3. 寝る前にニュースを見ないこと
4. ベッドの中で本を読まないこと

こうした具体例も参考になりますし、各テーマごとに読み切りになっているので、自分が気になったページから読み始めることもできます。

1冊を最後まで読み切らなきゃ、というプレッシャーを感じることもありません。

ビジネス書を初めて読む人には、全力でおすすめしたい1冊です。

初めての本選びは慎重に

読書をしようと思って読み始めたはいいけど、自分に合わなくて挫折してしまった…というのはよくある失敗例です。

気軽に本を手に取る姿勢は素晴らしいですが、一方で下手な本を読むと読書が嫌いになってしまうリスクもあることを知っておくべきです。

ですから、最初の1冊は読書が好きな人の意見を聞くか、本屋でじっくり立ち読みをしてから決めましょう。

本屋に行く時間がない人は、AmazonのKindleでも試し読みができるのでおすすめです。

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