見出し画像

【レポート】 2/18(金)「Circular Design Exhibition 〜鹿児島のサーキュラーデザイン ローカル資源から考える私の循環〜」

2/18(金)にギャラリーにて開催された「Circular Design Exhibition 〜鹿児島のサーキュラーデザイン ローカル資源から考える私の循環〜」の様子をお届けします。

会場の様子

画像1

画像5

画像2

画像3

画像6

画像7

画像4

画像10

画像24

画像9

鹿児島県薩摩川内市は、グローバルな課題として循環経済へのパラダイムシフトが叫ばれる中で、ローカル(地域の資源・人・歴史)を編みなおし、循環を前提とした産業・市民生活に基づく新しい都市デザインにチャレンジしてきた過程で、大都市を中心とする消費圏とは違った、生産圏ならではのサーキュラーデザインの探索と実践を行ってきました。

Satsuma future commons(薩摩フューチャーコモンズ)主催による本展示は、これまでの活動の軌跡を紹介し、実際にローカル資源を見てさわって体験する。来場者も自身が持つローカルな視点を掘り起こし、共有する貴重な機会となりました。

2/18(金)の1日限定の展示でしたが、たくさんの方にご来場いただきました!

▼ Satsuma future commons(薩摩フューチャーコモンズ)
薩摩川内(さつませんだい)市・九州大学大学院芸術工学研究院・(株)リパブリックが共同で進める、サーキュラーデザインを基軸とした次世代産業創出拠点です。(2021年度時点)

「循環(サーキュラー)は つねにローカルだ」

画像28

画像16

画像11

画像23

画像26

「 循環(サーキュラー)は つねにローカルだ 」の見出しで展示が始まり、竹や稲藁などのローカル資源が活用され、それらが会場いっぱいに広がっている空間がとても印象的でした。

1.ローカル資源でくらしを編み直す

2.ローカルでデザインする
3.ローカル資源を掘り起こす

3つのプロジェクトに分かれ、ローカル資源の循環を来場者と一緒に考えられるような工夫が随所に凝らされていました。

画像26

入口のINTRODUCTIONでは、薩摩フューチャーコモンズを紹介する映像から始まり、薩摩川内市が推進する「循環経済」や「サーキュラー都市」がイラストや図解によって理解が深まります。

1.ローカル資源でくらしを編み直す

画像28

画像25

画像12

画像27

市民参加によるワークショップで作られた稲藁のランプシェードなどが展示され、資源の採集から制作までの動画を閲覧でき、自分たちの身の回りにある資源=ローカル資源で自分たちのくらしを編み直すといったコンセプトの過程見ることができました。

2.ローカルでデザインする

画像14

画像22

画像17

画像18

画像24

画像19

九州大学大学院芸術工学研究院と共同による、サーキュラーデザイン(その土地の資源を深く理解し、循環を前提とするデザイン)の手法開発やプロトタイプ(試作)では、構造、空間、生態系までを考えた研究やデザインの実践が進められていました。
九州で盛んである窯業から廃出されるハマと呼ばれる陶磁器の焼き台を生かした木琴や植木鉢。
竹林面積が日本一で9割が放置林となっている鹿児島県の竹を活用した柱梁構造の研究や竹炭を用いたシートの障子など、新たなサーキュラーデザインの事例を見ることができました。

3.ローカル資源を掘り起こす

画像20

『あなたの地域の「ローカル資源」を教えてください』と壁一面に大きく展示されたマップは日本地図だけではなく縮小された世界地図まで表記されており、会場の来場者も気軽に参加できる工夫で1日の展示でもたくさんのアイデアが集まっていました。
あらゆるローカル資源は廃材になってしまうものやその土地の魅力的な場所の活用など、様々なアイデアが集まっておりサーキュラーデザインの実践が広がる可能性を感じることができました!

画像21

自分たちの身の回りからローカル資源を掘り起こし編み直す機会を考える。
薩摩川内市のローカル資源の魅力を感じ、薩摩フューチャーコモンズの活動が今後も気になる展示でした!

日時:2022年2月18日 (金) 13〜19時
場所:BONUS TRACK ギャラリー
   世田谷区代田 2-36-15
   下北沢駅南西口徒歩 5 分 / 世田谷代田駅徒歩 5 分
入場:無料
主催:薩摩フューチャーコモンズ
お問い合わせ:sfc@re-public.jp
















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?