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音楽ビジネスの罠:音楽で起業をするときに気をつけること

クリエイターっていうのは、優秀であればあるほど自分に自信があり、わがままのような気がする。あのジョブズだって、ディズニーだって、ウォーホル だってみんなワガママだ。

ただ、一つだけ言えることは、彼らはワガママではあるが、ユーザーや市場の言うことに耳を傾けなかった訳ではないと言うことだ。

仮説と裏付けとなるデータがあり、その枠組みの中で最後の決断という点で自分の勘を頼るのだ。

私は元音楽の情報サイトを作り、音楽スタートアップを志したが、断念した経緯がある。

サイトはこちら。

最近、音楽をテーマにした起業イベントに出たが、

まあここで私が過去に犯した過ちに再度気づかされました。

その失敗の要因一覧がこちら

1, カッコイイ、美しいの基準は何らかの集積があり、ある程度そのコミュニティ単位で判断なされる。つまり、客観的な指標でコンテンツを洗練させる必要がある。(これはあなたがパフォーマーであるというのは関係ない)

2, 稼げない状況や報われない状況は、もしかするとそもそもが市場に適さない間違ったアプローチを続けているのかもしれない。(自分の理想郷は残念ながら、現実の人間社会では叶わないのかもしれない・・・)

3, ユーザーはユーザーの判断で行動をする。(君の意見はユーザーには関係のないことかもしれない)

4, 金融市場では、株式が上がるか下がるかの予測は非常に難しいのと同様に、理論上いくら完璧と思える理論でも現実問題になると副次的な変数が重なり、結果、ケネス・アローの選択の不可能性定理の結末を迎える。

5, あなたのユーザーは誰かを判断できない(アートの世界は多様性を重んじるとはいえ、それがJpopであるものをUKロックが好きな人に伝えても響かない)

6, あなたの好き・感動=ビジネスではなく趣味(こんな物があったら良いのにという想いはビジネスには不可欠だが、それがあなた以外の誰かも欲しがるものなのかは考えた方が良い)

7, 複雑で聴くひとを飽きさせる(音楽は人を楽しませるものだ。君の音楽が他人の心に響くなら良いが、君しかわからないならそれはだめだ)

以上が音楽ビジネス(特に若い人がやりやすいことも特徴にある)で犯しやすいミスの事例です。

詳しく、あるいは違う意見をお持ちの方はぜひコメントにて。

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