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男はいくつになっても母性を求めてるかもと感じた話

今回、ふと感じたことなのですが、男性というのはいくつになっても母性を求めているかもしれません。

というのも、僕自身は一人暮らし中のアラサー男なのですが、周りの結婚した人達の話を聞いているおと、どうも夫が家事を手伝ってくれないというグチが多いなと感じていました。

それに対して特段何も感じていなかったのですが、そういえば一人暮らしを経験したことのある夫まで、家事の手伝いをしないというのは何故なのかと疑問に思ったのがきっかけです。

勿論、実家暮らしをしており、家事はずっと母親に依存していて、そこから結婚して初めて家を出たという方も居ると思います。
その場合は、家事が大変だというのを感じてもらうのも中々大変なイメージがありますので夫婦間の話し合いの問題でもあると思いますが、少しでも一人暮らしを経験した場合、何かと手間がかかるというのは身に染みていると思います。

つまり、家事の大変さは判るが妻に一任(依存?)したいという人が一定数居るということです。

何故こうなるか考えてみると、以下のパターンに分かれると思いました。

1. 一人暮らし中もほぼ家事を避けており、妻側もそれを把握している
2. 一人暮らし中はしっかりと家事をしていたが、結婚後は家事は妻がやるものという認識がある
3. 何をすればいいかわからないから放置しているが、妻は特に怒ってないのでそっとしている
4. 家事を手伝いたいが、妻が求めるレベルまでクリア出来ない(指摘される)からやっていない

といったところだと思います。
4項に関しては求めるレベルを明確化することや、どのようなフローを踏めば達成できるか等の情報を摺り合わせしないで、一方的にちゃんと出来てないと指摘される場合が多いと思いますので、これは抜きで考えようと思います。

上記の1~3項に関して共通して言えるのは、夫側が妻のやさしさに乗っかっているということだと思います。
また、妻側も自信がメインでやるということにそこまで違和感を感じていないことも、この状況を加速させている要因の1つだと思います。(昭和の日本人像というステレオタイプですね。)

このやさしさに乗っかるということは、言わば母親のやさしさと同じものを妻から感じたいという気持ちに繋がっているのだと思います。
つまり、妻から母性を感じたいということですね。

ということで、男性はいつまでたっても妻からの母性を享受できる方法をとり続けているのかもと思った次第です。

勿論、この気持ちでいるのは良くないという気持ちは全くありませんが、夫婦である以上、妻側に母性を求めるのであれば、妻側からも父性を求められることになります。
父性を出すということは、今までのように一方的に受けてきた母性を享受する対象ではなくなるということとイコールだと思います。

また子供も授かっている場合、母性・父性共に夫婦から子供へ与えるべきものですが、夫側もそれを認識しないと、妻からの母性を与える対象が子供+夫という状況に陥ることになります。
こうして言葉にしてみると、非常に違和感のある状態だと感じてしまいますね…

その為、現在のように一方的に母性を感じられる方法である、家事を一貫してお願いするというのは妻側からすると一方的に求められているだけという意味でもストレスを感じさせることなのかもしれません。
このような環境が継続した結果が昨今の熟年離婚の増加の要因の一つだとも思いますので、夫側の気持ちはよくわかりますが、立場を考えた上で協力していける環境を自発的に作っていく必要があるとも思った今日この頃でした。

もしあなたが日常生活で感じている違和感や興味を僕が言葉で具現化出来ているのであれば、これからも続けていくモチベーションになりますのでサポートいただけますと幸いです。