選択の連続

「美大に行きたい」となった後、まずは学科を選びます。わたくしは、工芸という分野を選択したのですが、その後、素材の選択があります。

わたくしは大きく繊維系というのは思っていて、大学では色々な面から考えて織を選択、人生をかけてプロとして何をするか...と考えた結果は今の仕事、染め物...友禅・ろうけつ染という事になりました。

しかし、それ以外の分野や素材が好きではないのか...というと全くそんな事はなく、金工も陶芸も木工もガラスも漆も、何なら絵画も日本画も書道も彫刻も...作る事に纏わる全般が好きです。とても好きです。

プロとして制作するとなると、向き不向きもあります。

立体系は当時苦手意識がありましたし、金工に関して言えば、制作中の音が苦手でした。長く続けるとなると、こういうところも考慮しないといけないのだなぁ...と当然の事なのですが、「そうか、そうか」と面白く思ったものです。