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アフリカと日本を繋ぐ活動とは!?エコシステム創出を目指して!

こんにちは。Africa Quest.comの横山です。最近、何かと「結局、あなたは何してる人なの??」と聞かれることが多いので、この機会にまとめてみたいと思います。ただ日々変化しているので、あくまで現時点ではありますが(苦笑)。

アフリカと日本を繋ぐ活動は何か!?

さて私はこれまで自分の肩書として、「アフリカと日本を繋ぐコーディネーター」と、自分でもかなり恥ずかしい肩書きを使っていました。まぁ最近こそ減りましたが(苦笑)

ただなぜこれを使ってたかというと、端的にわかりやすいからです。

私は複数の仕事・プロジェクトを実施していますし、いわゆる一般的な肩書も複数あります。正直、全部伝えるのもめんどうじゃないですか(笑)もし1つ紹介しても、全体の活動の中の一側面に過ぎないので、全体像をお伝えすることが困難なのです。

なので「アフリカと日本を繋ぐコーディネーター」という超ざっくりとした肩書きを使用しています。実際に私が今やっている仕事は「アフリカと日本を繋げること」なので、シンプルに伝わるので一応気に入ってはいます。

では、なぜこれを仕事にしているのか、どんな使命感を持ってやっているのかについては、私の人生のビジョンである「ビジネスを通じて貧困問題の解決に寄与すること」に関わってきます。

この部分を書き出すと、これだけで記事が終わってしまいますので、また後日書くことにします。

具体的にアフリカと日本を繋ぐとは?

私が設立編集長を務めているWebメディア"Africa Quest.com"は、私の活動の中で最も広く認知されています。が、これもあくまで私の全体活動の中の1つに過ぎません。それは私が本来やりたい「アフリカと日本を繋ぐ」という活動は、Webサイトだけで完結することはできないからです。

なので、日本人がアフリカに来る仕組みを作ろうと様々なアクターの方々と日々活動しています。今回は3つに分けてご紹介します。

①認知度の拡大を目指した、メディアの運営!

私はAfrica Quest.comを立ち上げる前、ケニアで小さな会社を友人らと共に設立・運営していました。ケニアで作ったバッグや小物を日本の商業施設で販売していたのですが、お客様と接する中でアフリカの情報が日本に全く届いていない現実を目の当たりにしました。私がサイトの設立を決意したのは、この経験があったからです。

よくよく調べてみると当時、『アフリカ』というキーワードで読めるニュースは、BBCや朝日新聞などのアフリカカテゴリー内と少しのWebメディアだけでした。またその多くが紛争や貧困などネガティブな部分に焦点が当てられていました。

そこで、Africa Quest.comではアフリカという地域のポジティブな側面を中心にするサイトにしようというコンセプトを立て、ニュースやブログ、コラムなど配信を2016年1月より始めました。

幸いなことに同じ気持ちを持った方々も多く、温かいサポートのお陰でリリース3年目を迎え、これまで1,400記事を発信してきました。動画配信なども始まり、アフリカに挑戦する人たちの最初のきっかけとなるプラットフォームになれることを目指しています。

②リアルに集う場を作る、イベントの運営!

Africa Quest.comのローンチから数ヶ月して始めたのが、『アフリカビジネスラボ』というイベントです。これはケニア協力隊の先輩と共にほぼ毎月開催しています。

インターネット上で情報をとることも大切だけれど、アフリカまで辿り着くにはやはりまずは小さな行動から始まると思います。また誰か知り合いが現地でいるという状況もとても重要です。

そこでアフリカビジネスの実践者をお招きし、直接アフリカのリアルについて学ぶと同時に、ゲストと参加者同士が交流する場を作ろうと考えました。それが『アフリカビジネスラボ』です。

アフリカビジネスラボの参加者の多くが既にアフリカのどこかに行った人です。それぞれの国情報の交換や、今後ビジネス展開を考えている相談まで、様々な熱い会話がイベント内で繰り広げられます。

"将来、自分がどの様にアフリカと関われるか"について真剣に話し合えるコミュニティを作っています。

③実際に挑戦する人を応援する、ビジネス支援!

現在、私は1年の半分程度をケニア、それ以外を日本もしくは他のアフリカの国で過ごしています。

現地でのメインの仕事は新規事業開発で、中身は民間企業の進出サポートであったり、自社としての新規プロジェクトの立ち上げだったり様々です。また日本の農林水産省や経済産業省などの官公庁からの委託事業も実施しています。

個人として相談を受けることもありますが、私は主にJICAのODAプロジェクトを実施している開発コンサルティング会社"アイ・シー・ネット"に所属する会社員でもあるので、会社としてこれらの仕事を行っています。

ちなみに現在は、日本本社ではグローバルビジネス支援事業部アフリカ事業グループリーダーを、またケニア現地法人であるIC NET TRADING AFRICA LTDでは設立代表を務めさせていただいています。

自社の新規プロジェクトとして現在フォーカスしているのは、フードバリューチェーン領域のビジネスです。なので、農業であったり、食品加工であったり、食品販売であったり、その辺りの分野を中心に手広くやっています。

東アフリカへの進出支援としては、ヘルスケアとか環境・インフラとか農業以外に多分野の仕事もやらせてもらっていますし、企業視察やスタツアのアレンジなどもやってます。

またケニアオフィスでは1室をゲストハウスとして提供しており、今後ケニアでビジネスをしたい起業家向けに提供しています。これまで近隣の国で起業した友人がケニア視察に来る際や、起業前のリサーチに来る若者など様々な方に利用いただきました。リビングがオフィスなので、仕事したい人にはバッチリだと個人的には感じています。

Africa Quest.comでアフリカへのきっかけを作ったり、アフリカビジネスラボでアフリカ熱を高めたりしている当の本人がアフリカで挑戦しないのはおかしいと思っているので、僕もケニアに根を張って毎日を過ごしています。

アフリカに興味を持った人が気軽に来れる、ビジネスする際には本気で応援できる、そんな場をまずはケニアから作りたいと思っています。

ルイーダの酒場みたいなエコシステムを作りたい!

長々と書きましたが、僕がAfrica Quest.comとアフリカビジネスラボを通して、ざくっと目指しているのは「ルイーダの酒場」みたいなエコシステム作りです。

Africa Quest.comを見れば、冒険に必要なための情報が手に入ります。アフリカビジネスラボに来れば、情報だけでなく一緒に冒険する仲間にも出逢うことができます。

そして冒険の地であるアフリカでは、ケニアに現地法人を設立し、ある時は現地で共に戦うパートナーとして、ある時は現地を案内するガイドとして、アフリカに挑戦する日本人の応援をしたいと思っています。

これのサイクルが機能すると、より日本とアフリカが繋がっていくのではと考えています。

色々やっているように思われるかと思いますが、僕が実現したいビジョンにおいてはどの活動も必要不可欠なものと考えていますし、全部が繋がっているわけです。

つまりは、必要な要素を持つプロジェクトを1つひとつ立ち上げたら、結果的にいくつもやっているのがぶっちゃけ現状です(苦笑)

今後はそれぞれの活動の量と質を高めることは当然ながら、さらには現在、新たな取り組みとしてそんな「ルイーダの酒場」をオンライン上で作れないかとも考えています。

なので、来年何をやっているのかは僕でも正直分かりません。その時に最適解だと思うソリューションを考え、実行していくのみです。アフリカと日本を繋ぐコーディネーターと名乗っている以上、そのタイトルに負けない様に今後も微力ながら頑張っていく所存です。現場からは以上です!

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