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発達障害児 凹みを凸で解決!運動編

発達障害児関連の記事は久々の更新です。ご無沙汰しております。

小学三年生(ASD ADHD)の息子のお話し。

冬休みの宿題は以外と少なく、学習は、ほぼ終わらせる事ができましたので、残すところは『なわとび』と『習字』習字は嫌いでも不得意でも無いようなので、これはなんとかなるでしょう。

問題は『なわとび』

息子の通う小学校では、三学期になわとび大会があり、冬休みは個人練習として、なわとびをする宿題が出されます。それぞれの種目に階級があり、飛んだ回数で10級から始まり~1級、初段~名人まで。

発達障害児あるあるかもしれませんが、我が子は『なわとび』がとても苦手です。苦手な理由はまず、体をどう扱えばいいのかが分からない。ジャンプすることも苦手。縄とジャンプのタイミングが合わない。どこをどう調整すればいいのかさっぱり分からない。(運動神経が悪いわけではない)

そして、飛び方の名前がますます混乱を招く。

『かけ足とび』ボクサーとかがやるような片足を交互に動かして飛ぶあれです。でも、さすがの自閉くんは、どうにもこうにも本当に『かけ足』しながら飛びます。どんどん場所を移動して、走りながら飛ぶと思い込んでしまう。正しいかけ足飛びを、どんなに見ても、『かけ足』そう書いてあるのがひっぱってしまいます。ネーミングがまずいね。かけ足しないのに、かけ足とびってのは、良くないね。名前を変えよう。

足踏みだね。『足踏みとび』どう?

息子『言ってることは分かった。分かったけど難しすぎる。もう嫌だー。なんで、なわとびならなきゃいけないんだー。絶対無理じゃん。もう飛べないし。』

と、グダグダ言うわけです。ん~何だろうなぁ。どうしようかなぁ。とりあえずフォームが変なんだよな。飛べるかどうかよりも型作りが必要かも。フォームがきれいだと、ストレスなく飛べそうだしね。

とりあえず、なんかジャンプの衝撃音がすごい。ダンダンダンダンって音がする。まるで地面に足を打ち付けてるみたい。それは疲れる飛び方だよな。縄とのタイミングも合ってないし。と言うか、縄を回せて無い。うーん。道のりが長そうだなぁ…

ここはやっぱり、好きなことを持ち出してイメージしてもらうしか楽しくやれる方法は無さそうね。息子は、運動ができない訳じゃない。ただ、どう動かしたらいいのかが掴めない。それが一番のネック。

役に立ちそうなネタ。やっぱこれしかないかな。

ミニ四駆

ここからは、少々?いやかなりマニアックなオタクネタです。分かる方には楽しんでもらえるかもしれません。実際にはもっといっぱい使用チェンジを繰り返しましたが、短縮バージョンでお楽しみ下さい。

母『まず、君の体をミニ四駆だとしよう。』

息子『えー。そんなの俺がミニ四駆なわけ無いし!怒プンプン』

母『まあまあ、そう言わずに。仮の、例えばの話として聞いておくれよ。まずさ、なわとびの縄を回せて無いじゃん。なわとびって手首で回すのよ。でも、腕で回しちゃってるから、疲れるし、足とタイミングが合わない。だからね、手首にベアリング入れて回転が効くようにしようよ』

息子『そんなん無理だし』

母『でさ、ジャンプなんだけどね、今の飛び方って多分、マスダンパーがむっちゃついてる状態のマシンだからさ、地面にピタッと収まっていく使用のマシンなわけ。それなのにジャンプしようとするから疲れるじゃん?だからさ、マスダンパーは全部取っ払って、やっぱ弾む感じの使用に変えたいわけ。なんか、こう~衝撃を次のジャンプの力にできるようなアイテム無いの?』

息子(もうノリノリ)『え?じゃあさ、マスダンはとったとして、やっぱスプリングを入れた方がいいよね。後さ、タイヤとかも柔らかいタイヤに変えたらいいと思う』

母『おー!いいねいいね♪(なわとびの宿題カードにアイテム名を書き込んで可視化していく)後さ、縄を回すときどうしても脇が開いちゃうから、一回目はそのままでもいいとして、回転が始まったら自然に閉じていくようなギミックを脇につけたいよね』

息子(テンションあげあけ)『じゃあさ、じゃあさ、ピボットバンパーと、マルチテープでギミック入れてさ、そしたら上手く行きそうだよ』

母『おー!いいね♪じゃあとりあえず、それでとんでみよう。やりながら修正かけてこう!』

ピョンピョンピョンピョンピョン
劇的な改善!すげー!驚き!
ピョンピョンピョンピョンピョン

母『おー!すごいすごい!音が変わった!ダンダンいってないね!姿勢もすっごいいいじゃん。どう?飛んでみて』

息子『めっちゃ楽だわ!』

母『いいね♪いいね♪じゃあさ、もうひとつ改良しよう。どうしてもさ、その場から離れて、ぶれていってしまうから、コースにちゃんと収まるような感じ』

息子『そりゃあれだ!ローラー着けないとダメだわ!19mmアルミベアリングローラー。これがあれば、コースにちゃんと収まるし衝撃も吸収して加速できる!よし!』

ピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョン

こうして、今日のなわとびは大成功!

所要時間わずか15分!今までは、いったいなんだったと言うのだ?!

息子『ミニ四駆すげぇ!いつもオレを助けてくれるんだな!ますます好きだ!だけどさ、こんな書いてあるの見ても誰も何の事だか、さっぱり分からないだろうね。オレやっぱミニ四駆やってて良かったわ♪』

とりあえず、前とびと、後ろとびを、まあまあクリアした息子。明日は、かけ足とびか、綾とびか何かに挑戦します。また、それぞれの飛び方によってギミックを登載したり、エンジンやギア比を調整しながら、チャレンジは続く。

面白いことに、ミニ四駆への愛は増したが、なわとびは、まだ好きにはなってないらしいww

なわとびが苦手になってしまう凹み

身体操作性の低さ

違う動作を同時進行で行う事の苦手さ

飛ぶ事への理解のずれ

『かけ足飛び』と言う言葉と、見た目、行動の違いへの臨機応変な対応ができない

苦手なこと、好きじゃないこと、やりたくないこと、できないことを我慢する、努力することへの困難

解決するための凸(強み)

分析力

マニアックな知識

思考力

ダウンロード機能

再現能力

好きなことへの強い力

運動能力☆5段階評価(母の感覚調べ)

体力     ☆☆☆
筋力     ☆☆
運動神経   ☆☆
持久力    ☆
バランス感覚 ☆☆☆
ジャンプ力  ☆

ウエイト   ☆☆☆☆

ウエイトのことは、ナイショにしてよ。はな気にしてるんだから。

なわとびは、小学生低学年男子にはかなり苦手な子どもが多いと感じます。女子の方が圧倒的に得意な子どもが多いです。

運動神経の割といい、兄ちゃんも3年生まではちっとも飛べませんでしたが、自然に何となくできるようになっていきました。

運動神経となわとびは、そこまで関係ないように思います。兄ちゃんは5年男子の中ではかなり飛べる方ですが、女子には全然敵わないんだとか。確かに。私が子どもの頃もそんな感じだったような。

明日も、なわとびマスターへの道を突き進むぜ!!

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