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家族の半分は発達障害

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発達障害者とその家族からみた世界や日常生活。学校の事、仕事の事、投薬の事、二次障害の事などをまとめています。
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2021年2月の記事一覧

成長を祝うフィードバック

子どもたちが成長しているのかどうなのか。大人には分かっても、子ども本人にはわからない事がたくさんあります。 改めて実感する為のフィードバックは、その子にとってとても良い刺激となるものです。ほんのわずかな成長を祝い、フィードバックし、『私』を作るお手伝いをする。子育てにおいてとても重要なサポートです。 子どもたちは、混沌の中に生き、不安定な精神や肉体を持ち、迷い、もがき、苦しんでいます。 無邪気に笑っていられる子どもたちを見て、昔を思い出し、うらやましく思う大人の目線には

発達障害児の愚痴とかんしゃく

かつて毎日のようにかんしゃくを起こし、暴れまわり、パニックを起こし他人と共に居ることが難しく、学校にもいけなくなってしまった、発達障害児、次男。現在、小学4年生になりました。今では、驚くほど、愚痴らないし、かんしゃくも起こさなくなり、大好きな趣味と、楽しい仲間たちと共に快適な生活を送っております。 愚痴が止めどなく溢れ、かんしゃくやパニックを起こしていた頃と今とでは何か違うのか? それは、全体像が分かってきた事、対処方法を学んだ事、長く悩みや愚痴、パニックやかんしゃくの世

過去記事を振り返る

一年半以上前に書いた記事ですが、けっこう気に入っている記事たち。後に再掲載を行ったものもありました。 次男が三年生だった頃にこの記事を書いていた訳ですが、その頃はトンネルの出口が見え始めた頃でした。その頃に過去を振り返ってそれまでにしてきた事をまとめて、私の頭の中にある事柄や思いなんかを整理整頓していた。そんな感覚でした。 私が子育てをしながら、どんな事を考えていたのかと言うと、だいたい何かを探していました。探しものは何なのか?を探している時もあったし、どこに謎が隠れてい

子どもたちが、カッコイイと思うもの

小学生男子の我が子にとって、カッコイイというのはかなり大切な感覚です。カッコイイかどうかで色々な事を決定していたりします。 例えばそれは、 アニメの主人がカッコイイ 機関車がカッコイイ 自転車がカッコイイ スケボーがカッコイイ と言うような遊びや趣味の世界に反映しています。しかし、彼らのカッコイイの範囲というのは、とってもとっても広い範囲に及びます。 大人の感覚とは違った部分でも、カッコイイは存在している。それを教えてくれたのはまだ彼らが小さい頃でした。 街で車椅子に

教えるは学び

お年玉は全て漫画に注ぎ込んだ小6兄ちゃんと、お年玉は全て鉄道模型に注ぎ込んだ小4次男(о´∀`о)いいねいいね〜♫ 兄ちゃんは、物語が大好き。はじめて夢中になったお話はきかんしゃトーマスだった。 次男は、乗り物が大好き。はじめて夢中になった乗り物は、電車だった。 似たような物が好きな事もあったし、ずいぶん違ったことに興味を示したりもする。そんな兄弟はお互いにいろいろと影響しあっていたりして面白い。 私が子育てで気をつけている事。それは、先回りしないこと。 私は、子ど

思い通りに体や頭が使えるようになるまで

子どもたちにとって、自分の思い通りにならない体や、頭、心などに苛立ちを覚えてかんしゃくを起こすことは日常茶飯事です。 イメージはできているのに、体が言うことをきかなくて、 ゔ〜( ̄ヘ ̄;).· うわぁ〜ん´¯`(>▂<)´¯`·. ガシャ〜ン(ノಠ益ಠ)ノ彡┻━┻ なんてことが本当によくありました。幼児〜小学校低学年までの我が子たちはずっとそんな感じでした。特に次男は発達障害なこともあって、そういう思いを人一倍抱えておりました。 大人が隣で見ていると、こんな事まだでき