「料理に携わるあなたへ」後輩料理人の育成について思うこと2
②要領が悪いが、やる気がある
の人の教育方法から話していこうと思う。
正直に言おう。私の若い頃はこのタイプだった。なんせ要領が悪かった笑
それなのに所謂一流レストランに就職したものだから本当に苦労した。
だからこそ、このタイプの人の教育は自信がある。
②に必要なのは
色々な状況を想定し、細分化して教える
これに尽きる。
普通に教えるだけでは駄目だ。
というのも要領が悪いということは、
応用が効かないということであり、
想定外の出来事や遅れをリカバリーするのが苦手だからだ。
よって細分化して教えることにより、幅広い状況に対応出来るようになるスキルを磨いてあげるべきだ。
では細分化して教えるとはどうゆうことか
例を挙げて解説しよう!
例
当日のお客様が急に増えて
仕込んでおいたガルニチュール(付け合わせ)の数が足りなくなったとしよう。
自分で用意する余裕があれば自分でやるし、
比較的余裕のある人に手伝ってもらうこともあるだろう。
だが②の人は、
自分の仕事だから、全く余裕がなくても自分でやらなきゃいけないと思い込んで迷惑をかけてしまったり、
他の優先すべきことをおろそかにして、状況を悪化させたりしてしまう。
この例では3つ教えることがある。
1つめは足りないガルニチュールを用意するのにどれくらいの時間が掛かるのか冷静に把握すること
2つめは優先順位を素早く正確に判断すること
3つめは忙しい時ほど周りを見て、コミュニケーションをはかる(チームで働いている場合は特に)
※周りを見ると手伝えそうなひとや、自分の考えていた優先順位との誤差に気づくことも多い
どうだろう?
おそらくプロであれば無意識の内にやっていることだ。
しかしこのように自分の無意識を細分化し、
理解してもらえれば、
彼らには全く違う働きが期待できるはずだ。
そして彼らには、自分が仕事をしているとき何を考えているかを積極的に話してあげてほしい。
その感情を伴った情報の積み重ねが、
彼らをさらに成長させるはずだ!
あとがき
長文を読んでいただき、誠にありがとうございます。
拙い文章ですがコツコツ書いていきます。
続きも投稿しますので、もう少々お待ち下さい。