組織でありがちな「とりあえずやってみよう」マインド。皆がこうだと失敗する
20代の若い仲間と雑談。「クルマがとても欲しく検討中なの!」とのこと。
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ボクもクルマ好き、だった。若い頃は見栄もあったのか、乗りたいクルマもあった。けど、今は「無駄だった」と思う。クルマ代のみならずガソリン、駐車場代と保険、車検などを考えると、大変な額。たまたま東京が長いから不要と言えば不要だったのに。。。クルマ関連費で投資でもしていたら、いったい今は幾らになっていたのだろう。。。
「クルマなんていらなかったなぁ、今思うと。失敗した。買わない方がよいかもよ。東京に住んでいるんだし」とうっかり伝えてしまった。すると「それはもう買ったことがあって経験したから言えるのですよ。ボクはクルマが欲しいんです!」とちょっと怒り気味。
あ、確かにそうね。「えー、どんなクルマが好きなの? 何と何を検討しているぅ?」なんて質問すれば良かっただけでした。ボクも20代、30代はそうだったんだから。ごめんなさい。。。
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話がちょっと変わって、仕事でよくある話。とりあえずやってみよう!走りながら考えよう! で、走り出したけど、上手くいかない、すぐ止める。「諦めが肝心さ」なんて言いながら。
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ここで、いつも思うのです。組織で、肯定的に評価される「とりあえずやってみよう!」マインド。確かに良いマインド。だけど、「全員」がこう思っていたら失敗すると思う。TOPがサントリーではないが「やってみなはれ!」というのはわかるけれども、「全員」がこうだと不毛。
というのも、事業にはオーナーシップが必要だもの。つまり 「とりあえずやってみよう!ではないんだ。自分はこれをやりたいんだ!やらないとダメなんだ!使命なんだ!これで社会に貢献するんだ!成功するまでやり続けるんだ。とりあえずなんて軽い気持ちじゃないんだ」という人(ちょっと大げさ?)が必要だもの。「主体性」と「熱意」を持つ人。
「とりあえずやってみよう!」とは、つまり「とりあえずやってダメならすぐ止めよう」。だから、「皆」がこう思っていたら、すぐに終わる。何事も基本は上手くいかないのだから、すぐには。「主体性」と「熱意」ある誰かが押し進めないと上手くいく訳なし。
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成功するまでやるから努力は報われる、のだもの
努力が必ず報われるわけはない、のだもの
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熱意や主体性があると「ボクはクルマが欲しいんです!」になり、
熱意や主体性が曖昧だと「とりあえずやってみよう!」になる。
将来・未来はわからない。でも、わかるときがある。
「主体性」と「熱意」が無い行動では、素敵な未来は来ない。
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ナイキの「just do it」。
とりあえずやってみよう、という意味ではない。
辛くても、苦しくても、それが熱意あるやりたいことなのだったら
そしたら続けたらいいじゃない!
そう思います。
読んで頂きましてありがとうございます。
(v8_40)
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