不安まとめ

先週あたりから段々とよくわからないがなんかやべえんじゃねえかという得体の知れない不安が増してきた。きっとコロナ関係で思い通りにことが運ばず先の予定も立たないという状況がよくないのだと思う。不安が募ってモヤモヤするので不安をまとめたいと思う。これは自分が何を不安に思っているかまとめるためのただの個人的な不安まとめである。情報は最新でなかったりするかもしれませんが一応会社や領事館などから来るメールベースの話。

まず何が起こるか分からないのがとても不安である。1ヵ月後、もっとヤバいなにかが起こるんではないかと思ってきた。今この時点で心配しているのはビザの延長がちゃんとできるのだろうかってことだが一応夏まで猶予があり、状況により決めようと判断を保留している。しかしほんの1ヶ月前まではこんなことを心配することすらなかったわけですね。アメリカでも本当にすごい勢いで悪化していった。1ヵ月後もっと大きなヤバさが発生しているかもしれない。それが何か分からないのがとても不安だ。
子供が春休みに入る4月前半にビザ更新をと考えていたが当時日本がコロナのリスクが大きくなっていくときで会社側から延長を薦められ断念していたのたが、結局その3月末に起きているのはビザ更新面接を予約していた人でさえも在日アメリカ大使館側からキャンセル連絡が入っているという状況。帰国したが何もできず門前払いされた人もいるかもしれない。
正直ちょっと前まで対岸の火事だった。アメリカ側もこんなに早く日本以上にヤバくなるとは誰も思っていなかった。アメリカにいる人、アメリカ人ともに大変やなあとぼんやり眺めていた。申し訳ないけどそうだった。僕の心配はビザ更新で帰国したときに日本で罹らなければいいなというもの。それがアメリカも学校は休みになり飲食店は休業、あらゆる”不要不急”のサービスはほぼなくなった。外出禁止により町からは車が消え、製造業も操業停止、在宅勤務ができる会社は在宅勤務、できない会社は休業である。会社の同僚は喘息があり本気で怖がっている。銃がバカスカ売れはじめていたのを大げさな反応だと半ば面白がっていたが過去に経済の悪化により犯罪増加、暴動などといった社会不安などを経験した国ならではの素直な反応なのかもしれない。二、三ヵ月後、半年後も続いたら病気よりも治安や経済悪化でまともに生活を送れないかもしれない。
とりあえず今はビザが更新できず駐在はこの夏突然終了し本帰国になるかもしれないということを結構真剣に考え始めている。まあそれならあんたヤバいところから逃げられていいじゃんという意見もあるがただのお引越しではないから結構大変である。日本側に受け入れ部署もないので当面は社内ニートである。それはまあ最高かもしれない。
本帰国になるかもしれない所以とは、今在日アメリカ大使館がビザの受付、更新業務をやっていないと知ったことからである。ビザの更新に必要な面接の予約が取れない。公的機関、私企業の区別なくと聞いているが、海外にいるアメリカ人やその家族の身の安全を優先してアメリカ本国から業務制限またはアメリカへの帰国要請などを出しているのが原因らしい。もちろんこれは日本だけの話ではなく各国で起きている事態のため政府間で話がされるとかされないとか、末端までには詳しく情報はないがとにかく会社からはビザまたはIー94と呼ばれる平たく言うとビザよりも重要な入国許可記録の期限が迫っている人を優先して、会社の弁護士を通じて方法を模索しているらしい。模索なのかよ。アメリカ国内、第三国でもビザ更新は出来るが今はそちらも今は同じ理由で無理であるのと、会社の弁護士いわく今の状況だと仮に日本以外で受けられたとしてそのビザ面接は落とされる確率がかなり高いとのこと。ほええ。
僕は何かあれば日本に帰れるからよいが永住している人を何人か知っている。コロナがきっかけで色んな問題が起きるかもしれない中でこの先も住み続けるとなると不安だろう。スーパーマーケットや公園などで、軽いものから重いもの、段々とアジア人差別も増えてきた。本当にそういうので傷つきたくないのでドキドキしている。なんとなく申し訳なさそうにしている。
コロナ対策、僕にはアメリカと日本のどちらが正しい対応をしていてどちらが安全なのかも全く分からない。日本に帰ったら今より安全になるのかもよく知らない。俺はこちらに友達が一人もいないからこういうときには身軽でいいが、この状況下で贅沢な心配かもしれないものの、コロナとかそういうの抜きにして子供にとって急に友達にさようならも言えずに日本に戻るのがいいんだろうかっていうのもちょっと思ってしまう。駐在日本人のコミュニティ掲示板は段々荒んできており外出制限、子供の面倒でストレスを溜めた駐在妻によるインターネットバトルが激化している。もはやこの国にある娯楽は「ウイルス」か「ヴァイルス」かの表記ですら延々と揉め続ける妻たち、それら不毛なやり取りを見ることぐらいという有様である。
アメリカに関して言えば米系の製造業はすぐに操業を停止したが日系企業はまだ操業しているところが多い。一部の日系の取引先から来週ちょっと来てくださいと出張要請が来ている。車で4時間半。うーん、いきたくない。

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