見出し画像

【代官山グルメ】デニッシュ専門店 Laekkerがすごい【レカー】

ずっと行きたい行きたい、食べてみたい!と思っていたデニッシュの専門店、代官山にある【Laekker】さんに行ってきました。

昨日、表参道に出かける予定が入っていて、出かけたついでに美容院も済ませてしまおう!と予約をしたんです。
行きつけの美容院がこの秋に代官山へと移転したので、なかなかよいついでだな、と思いつつ、あれ?ってことは、念願の【Laekker】さんによるチャンスじゃない?と。

渋谷まで銀座線で移動して、そこからは渋谷ストリームを抜けて並木橋へ。
八幡通りをぐいぐいと代官山を目掛けて進んでいくと、【今治浴巾代官山店】さんが見えてきて、その少し向こうの路地を曲がると【Laekker】さんです。

実は1本早く角を曲がってしまって、まんまと行き止まりにあたり、一度やり直しましたけど、大通りからちょっとだけ入った場所にこじんまりとした構えのお店。店内からは暖かい光がもれています。

到着時刻は13時くらい。
扉を押して入ると、2人も入ればもう「密」になっちゃう感じのスペースと、小さめのショーケース。その向こうは広く作業スペースが見渡せるようになっていました。

11時オープンのお店のはずですが、もうすでに結構な種類が売り切れていて、商品名が書かれた札が横の方に重ねてしまわれていました。

でも、私が食べてみたかった「和栗の焼きモンブラン」と「フロマージュ」はあった!
なんともラッキー!!

そして、もう一つ「ヴァームデニッシュ」という、注文したらその場でカスタードクリームを詰めてくれるというものも食べてみたかったのですが、それもあった!嬉しい!

購入したのはコチラの5個です。

左から「和栗の焼きモンブラン」
真ん中の2個が「ヴァームデニッシュ」
右上「キャラメルバナーヌ」
右下「フロマージュ」です。

ヴァームデニッシュは、シュークリームでも『その場でクリームを詰めますよ』というお店があるかと思いますが、まさにそれのデニッシュ版という感じです。

商品名が書かれた札にちゃんと説明がついていたので、そちらを読んでみると、わりとあれにものれにも“カスタード”が入ってるんです。
それで、お店の方に、
「ヴァームデニッシュのカスタードと、他のもののカスタードは同じですか?」と聞いてみたんです。
そうしたら「ヴァームデニッシュはバニラが入っていて、カスタード自体もフレッシュな仕上がりのもの。他のものは、合わせている素材を消さないためにもバニラは入っていないのと、焼き込んであるので食感も仕上がりも違うよ」と教えてくださいました。
なるほどなるほど。
だったら、カスタードが入った他のものを食べても「なーんだおんなじじゃん」とはならないのね、と安心。
だって、割と実はそういうことって、ありますよねぇ。。。

そして、このヴァームデニッシュですが、こちらについても聞いてみたんです。
「これ、持ち歩きはどのくらいまで大丈夫ですか?」と。
そうしたら「保冷剤を入れるので3、4時間は大丈夫ですよ」とのこと。
ふむふむ。だったら、美容院に寄ってそのまま帰れば余裕だなぁと思ったところへ、続けて、
「でも、これを持ち帰って、今夜遅くに食べる…というのだったらオススメしません」と。

なんだかですね、もうこの「オススメしません」という言葉で、完全に私はこちらのお店のファンになりました。

4時間以内に持ち帰って、お家で冷蔵庫に入れちゃえば、このヴァームデニッシュが傷んじゃうことはないんだけれど、それでは「美味しくない」と言う。
「大丈夫ですよ」というその基準が「食べられるよ」じゃなくて「美味しく食べられるかどうか」というところになってるんですよね。
って、いうかきっと『美味しく食べられる状態じゃないものは食べて欲しくない』んだろうなぁって思ったんです。
そして、それは本当に“美味しいものを作っている”という自信があるからなんですよね。

それで、すごく気持ちよくお買い物をして、サッサと歩いて、美容院の予約までまだ30分も早かったけれど、「空いてるならばお願いしまーす」と前倒ししてもらって、サクサク予定を済ませて帰ってきました。

お家について、すぐにリモートワーク中の夫をお茶に誘い、とにかくまずはこれを、と「ヴァームデニッシュ」をいただきましたよ。

まず、このデニッシュ生地の軽さ、いや、軽いのにしっかりと層になっていて、サクサクはらはら。崩れてこないのに、ザクザクじゃない、すごく丁寧にうすーーいこの1枚1枚が焼き上げられているのがわかる。うまい!

北海道バターと北海道小麦だけを使っているという素材へのこだわり、強烈すぎない品のいい香りです。

そして、カスタードクリームは「フレッシュな」とおっしゃっていたことに、大きく頷きたくなる仕上がりです。
とろりとしつつ軽さもあって、繊細なデニッシュとピッタリ。
たっぷり入っているのに、重くなく、そして、デニッシュはサクサク感がしっかりしていて。
これ、夜まで待ってしまったら、やはりデニッシュは水分を含んじゃってこういう食感は味わえなかったんだろうな。
味は「美味しい」だったんだろうけれど、このひと口齧った時の感動はなかったんだろうなぁ、と思いました。

すごい!【Laekker】さん、すごいです!
また食べたい♪
パン屋さんのデニッシュでもなく、パティスリーのデニッシュでもない『デニッシュ専門店』のデニッシュという価値を感じました。

お店も小さくて、デニッシュ自体もコロンとしたサイズで(お値段はまあまあだけどね)、私がお邪魔した時は店内にあった商品も、そして買って帰ったものも、色味としてはどれも「地味」な部類に入るけど、すごいと思う。

フルーツが、とか、クリームが、とかじゃなくて、とにかくまずは「デニッシュ」を食べさせるお店。
年内にもう1回、食べたいと思います。
そして、誰かに食べさせて「すごいでしょ、すごいでしょ」って分かちあいたいなぁ。

ああ、好き。


サポートいただけると嬉しいです^^