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『TED Talks vol.1』専門性が無いと苦しむあなたへ。マルチポテンシャライトのススメ。

今回はTEDと呼ばれる、アメリカのメディア組織の講演の話を紹介したいと思います。

今まで、同じことをやり続けることができずに劣等感があった。

他の人よりも、『これ』といった特化した才能が無くて悔しい思いをしてきた。

そういう人に読んで欲しい内容です。


きっと、心が安らぐのではないかと思います。

読み終わったら、

「私は私のままで良いんだ」

とより強く思えるようになっていると思います。


(実はレオナルドダヴィンチやチャップリンもマルチポテンシャライトな人なんですよ👌)


1.何事も続けられない中途半端な自分が嫌だった。


私はいつも

”あーぁ、全然1つのことに夢中になれないな”

と思っていました。


コンプレックスで、

短所だと思っていました。


高校の頃は特に。。。

周りのみんなは

・陸上で全国大会出場

・芸術賞をもらう美術部

っていうすごい人たちが沢山いたから。

『何か1つを集中して頑張れる』

すごく素敵なことだと思いました。



だからこそ、”やってみたら、何でもできる"

けれど、"何にも1番にはなれない"

強みにはならない。そんなのっぴきならない性格。

そんな自分があんまり好きではありませんでした。

器用貧乏だなと思っていました。


そんな中、『ある動画』『言葉』を見つけました。

それが

TEDで見つけた動画、Emilie Wapnick(エミリー・ワプツニク)さんの「Why some of us don't have one true calling」です。


そしてその言葉が、

『Multipotentialite(マルチポテンシャライト)』

です。


2.『マルチポテンシャライト』とは?


3つの言葉で構成されています。



➀Multi

②Potential

③ite


この3つの言葉をくっつけた造語です。

専門的に何かに特化した人に対して、対極にあるような人のことを指す言葉です。


***


3.Multipotentialiteの3つの強み。


➀アイディアをくっつけて考えることが得意

➁学習の成長速度が速い

➂適応力がある


➀アイディアをくっつけて考えることが得意

どの分野に対しても好奇心旺盛な場合、

解決策や考えを複眼的に考えることが出来ます。


演劇が好きで真似したり観賞していた(Aのスキル)子が

プロダクトの開発(Bのスキル)に目覚め、

誰にでも使える様な商品を開発したとします。

演劇が好きでマネしていたことで、

そのプロダクトのプレゼンを行うときに

より相手の感情へ訴えかけるような

演技で魅了することができるかもしれません。

そのプロダクトの良さを磨きがかかりますよね。

さらに心理学が好きだったら

心理的にプレゼンをしたりするかもしれません。

その心理学が認知科学の分類だとしたら、

より、顧客に寄り添ったデザイン性も重視するかもしれません。

どれか1つに注力し、専門的になっていては、

他の分野の知識が曖昧で、活かしきることはできない可能性が高いです。


そういう意味でも、

この複合的なアイディアの創出は、

Multipotentialite の人が持つ強みだとも言えます。


***


➁学習の成長速度が速い


いろんなことを沢山行うため、

「初学者としての経験が多い。」

ということです。


そのため、最初はどのように学ぶのか、

次にどうすれば良いのか

というのが肌感覚で理解できていけます。


さらに、メンタル的にも、

「あー今この時点だな~、だからまだまだできなくて、たくさん失敗しても落ち込むことは無いな。」

というようにマインド面でもポジティブな効果があります。


様々なことに対して興味があり、学習意欲があることで

俯瞰的にその興味をもっている物事を見ることもできます。


***


➂適応力がある


マルチポテンシャライトの人は

「あ、これって前やったOOとなんか似ているな」

そういう瞬間に出くわすことが沢山あります。


沢山の新しいことを経験して、分からないことがある度にそれに好奇心をもって接する。

そして、そこから成長をしていく。

その過程を経験していく数が多いからこそ、適応していく力が十分に備わっていると言えます。


点と点を線につなげていくのが上手かったり

切り替えもうまいのが特徴です。


Multipotentialiteの人は

何か1つに特化した専門性を持つ人と別の強みがあります。


➀アイディアをくっつけて考えることが得意

➁学習の成長速度が速い

➂適応力がある


この3つの強みがあるということです。

VUCAと呼ばれる何も分からない手探りの時代だからこそ、

何事にも適応でき、学習能力も早く、

異分野を融合させることを得意とする

Multipotentialiteの人も必要な時代になってきます。


***


4.専門性のある人とマルチポテンシャライトの人がいるから世界はよりい方向へ導かれていく



このTEDのスピーカーであるエミリ―さんが言うには、


マルチポテンシャライトの人は

「専門性の高い人と一緒に何かをすることで今まで以上のものを創り上げていくことができる。」

と話しています。


専門性のある人がその物事に追求し、マルチポテンシャライトの人がそれをつなげて新たな価値を生み出す。

自分だけではなく、いろんな人が混ざり合う多様性のある社会。

共存して世界をより良い方向へ加速させていくことが大切なのですね。


最後に、

エミリーさんの

マルチポテンシャライトの人に対する想い

を書いて終わりにしたいと思います。


この話を知らなかった以前の私。

器用貧乏で専門性が無いと落ち込んでいた私が励まされたように、

多くの人への励ましになれば嬉しいです。


Embrace your many passions.  
Follow your curiosity down those rabbit holes. 
Explore your interactions. 
Embracing our inner wiring leads to a happier, more authentic life.
And perhaps more importantly --
 Multipotentialites, the world needs us.
Why Some of us Don't Have One True Calling With Emilie Wapnick :TEDより


(和訳)

情熱を大切にして、好奇心の赴くままに沢山の穴に入り込んで。

そして、好奇心がどのようにつながっているか、関係性を発見してみてください。

内側にある情熱を大切にすることが、より大きな幸せや本当の人生に導いてくれます。

そして、もっと重要なことは、マルチポテンシャライトの皆さん、

世界が私たちを必要としています。



一人一人が輝いて、ありのままでいれる社会。

素敵な社会にしていきたいですね。


moimoi👋


参考動画は以下のリンクから視聴可能です。

Why some of us don't have true one calling

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