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25万人が参加!『僕のヒーローアカデミア』がTwitterでファンの盛り上げに成功した理由

boite(ボワット)

人気漫画を原作にしたシリーズ3本目の劇場版『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』は、公開から約1か月半で興行収入30億円超えと公開後も好調。
映画公式Twitterでは“ミッション”と称し、ユーザー参加型のキャンペーンを行い、最終的に25万人以上のユーザーが参加する盛り上がりを見せました。

公開前から公開後まで、ファンの熱を下げない工夫が行われた本施策のポイントを紐解いていきます。

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『僕のヒーローアカデミア』とは?

2014年に堀越耕平が「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載を開始して以来、コミックスシリーズ世界累計5,000万部突破という圧倒的な人気を誇る『僕のヒーローアカデミア』、通称“ヒロアカ”。

舞台は総人口の約8割が超常能力“個性”を持つ世界。(中略)“無個性”で生まれた主人公・緑谷出久(デク)が、最高のヒーローを目指してヒーロー輩出の名門校で成長していく姿を描く物語。

映画公式HPより引用。(https://heroaca-movie.com/)

元々、漫画もアニメも支持されており、第3弾となる今回の映画にも期待の声が多く寄せられていました。

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ミッション参加型のTwitterキャンペーンに

今回、僕のヒーローアカデミア(以後、ヒロアカ)の映画公開に伴って、Twitterでの盛り上げとして「ワールドミッションプロジェクト」が実施されました。
映画公式アカウントに対してフォロー、RTなどのアクションを行うことで付与される「ヒーローポイント」を貯めると、豪華プレゼントが当たるというものです。

映画公式アカウントをフォローすることで、世界選抜ヒーローチームに加入。公式の投稿へのいいね・リツイート・リプライ、ミッションへの参加がポイントになります。

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ヒーローポイントを集めることで、ポイント数に応じたプレゼントがもらえるチャンスが与えられます。ユーザーは特設サイトより、自分のポイント数を確認することが可能です。

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キャンペーン期間中には、5つのミッションが順に公開されていきました。
ひとつ目は『最新スペシャルPVを3,333リツイートしよう!』。

投稿から1時間もせずミッションは達成され、映画オリジナル・スマホ用壁紙が公式アカウントよりプレゼントされました。

その後も、RTすると公開前日にキャストからのリマインダーメッセージが届くミッションなどが行われ、映画公開までファンのワクワク感を止ませない工夫がされていました。

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映画を見たからこそ楽しめるコンテンツも!

公開後には「#ヒロアカ期末テスト」を実施。
劇中でのセリフの回数や登場したフルーツなど、映画を見た人でないと解けない問題が出題されました。

ファンの中では問題が難しすぎると話題になっており、「難しすぎるのでもう一回見に行きます」「もう一度見に行って答え合わせしてきます」などと、ヒロアカ期末テストが何度も映画を楽しむきっかけになっている投稿も見受けられました。

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約1か月間のキャンペーン実施で、25万人以上のユーザーがキャンペーンに参加しました。
元々人気のあるアニメだったことももちろんありますが、ここまで参加者が多くなった要因は2つあると考えています。

成功ポイント①:ファンを理解した設計

世界観に合わせたキャンペーン設計で、まるで映画の世界に入り込んだかのような高揚感をファンに与えることに成功しています。
単に、「公式アカウントへのアクションにポイントを付与する」というキャンペーンではここまでの盛り上がりにはならなかったのではないでしょうか。
ポイントを「ヒーローポイント」を言い換えるような細かなワードチョイスや、ミッションをクリアするというゲーム性を持たせることによって、さらに盛り上げを加速することになったのではないかと考えられます。

成功ポイント②:楽しんでもらいつつ拡散される仕掛け作り

ベースになっているのは「映画の公開前から公開後までファンに楽しんでもらうこと」。
今回の施策はその目的を実現しつつも、きちんと映画情報の拡散をしてもらうことで、さらなるファンの獲得に繋がっている点が大きなポイントです。

例えば、ミッション【1】では、スペシャルPVが3,333RTされることでオリジナル壁紙がもらえます。
ユーザーは情報を拡散することでポイントが貯まりますが、ミッションへの参加者が増えれば増えるほど、映画に関する情報が発信されていきます。そのため、この施策はファンにとっても、企画者にとっても嬉しい仕組みになっています。

そのため、ファンに楽しんでもらいつつも、SNS上で大きな話題化へとつなげることができたと考えられます。

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今回の「ワールドミッションプロジェクト」を企画したプランナーさんにもお話を伺いました。

Q:映画公開にあたり、どのような目的でSNS運用をしていましたか?

「事前調査で作品ファンが、「作品を盛り上げたい」というモチベーションがあるということがわかっていました。
そのため、情報を発信するだけでなく、ファンとのエンゲージメントを図る施策にしたいと考えていました。

さらに、SNSを通じて、コアファンからライトファンへ広めたいと考えていたため、今回の施策を選択しました。」

Q:実際に今回の施策を行って、効果はいかがでしたか?

「多くのユーザーが継続的にキャンペーンを楽しんでくださっていた印象です。単発的な盛り上がりでなく、ユーザーと継続的にエンゲージメントを図ることができ、話題化へとつなげることができたと感じています。」


「ワールドミッションプロジェクト」は、ファンがどこにモチベーションを感じているか?を理解したうえで実施されたことによって成功した例でした。
企業のSNS担当者としては、どうしてもこちらが受け取ってほしい情報を発信することに意識が傾いてしまいがちですが、発信する前に「ユーザーが何を求めているか」を理解したうえでの設計が重要になってくることが重要です。ぜひキャンペーンを設計するときにも、『受け取ってほしい情報』だけでなく、『ユーザーが知りたい情報』にも意識してみてください。

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』公式
⇒https://twitter.com/heroaca_movie

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企業アカウントへのアクションをポイント化するには

今回ご紹介させていただいた「ワールドミッションプロジェクト」でご活用いただいた「エンゲージメントポイントシステム機能」は、エンゲージメントをポイント化することで、ユーザーの参加意欲を高めることができます。

さらに、LP内で自身のポイント、また順位も確認することが可能です。今回の施策では、順位は抽選に関係なかったものの、ユーザー内では「●位以内には入りたい」などと意気込んでいる様子も見受けられました。
順位が確認できることで、よりを高めることに繋がると考えられます。

そのため、ヒロアカのように熱量の高いファンの方が多いアカウントとは特に相性が良い機能です。その他、詳細は以下よりご確認ください。

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その他、Twitterキャンペーン支援ツールでは、インスタントウィンやチャットボットキャンペーンも実施が可能です。
何かお困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください!

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