しげぞう

理学療法士×JAPO-AT。2児の父親。10年以上ジュニアアスリート発掘事業に携わり、子どもの成長や育成に興味を持っています!好きなスポーツブランドは「adidas」。

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    • ベルンシュタインから考える

      ロシアの運動生理学者・ベルンシュタインの考えをまとめています。

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    #0 運動と脳の関係性について

    はじめにここ数年、運動能力と認知機能の関係がとても気になってます! 脳が身体を支配しているという考え方が一般的ですが、実は逆に身体から脳に影響を与えることがあるらしい。 せっかくなので、『運動』という一面からコミュニケーションや社会性など『認知機能』の関係についても考えていきたいです。 いま、気になること・運動と認知能力の関係 ・感覚-運動統合 ・栄養と運動機能 ・コオーディネーショントレーニング 最後に『運動』って素晴らしいということをいろんな視点から見つめ直せたら

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      • #31 ドイツには部活動ってあるの?

        高松平藏氏の著書『ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか』から見ていきたいと思います。 タイトルの答えをもう回収ですね。苦笑 ドイツのスポーツ事情ドイツには部活動はないそうです。 スポーツは学校でするものではなく、「スポーツクラブでする」のが主流という考え方です。 つまり、日本の部活動とは異なり、ドイツの主たる「スポーツの場」はスポーツクラブなのです。 日本とドイツの学校の違いドイツの学校は日本とどのように違うのでしょうか? それは、「授業をし、学問を教える」とい

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        • #30 たった3秒筋トレするだけで効果が出る!

          パッと見では怪しいタイトルですが、最近国際誌に採択された面白い研究なので、ぜひ最後までお読みください! 筋トレにどれぐらい時間をかけてる?筋トレで効果が出るには、1回にどれぐらいの時間が必要だと思いますか。 身体を動かすことは大事と分かっていても、日々の生活でなかなか時間が取れない方が多いのではないでしょうか。 そんな方に朗報です! 筋トレ時間は、たった『3秒』です! 1・2・3、これだけ!笑 衝撃的ですね!!! 研究報告先日、新潟県医療大学の佐藤成さんらの研究

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          • #29「全国大会優勝」×「サバイバーズバイアス」

            スポーツの魅力先日、「ミライ☆モンスター」という番組が放送されていました。 この番組をご覧になっている方も多いかもしれませんが、将来有望なスポーツ選手(ミライモンスター)を取り上げる番組です。 今回は、女子フィールドホッケー選手が取り上げられていました。 その選手を含め幼馴染4人で苦楽を共にし、いよいよ全国大会に臨むというストーリーです。 卒業後は4人別々の進路となるため、全員でフィールドに立てるのはこれで最後。 準決勝までは順調に勝ち進むも、決勝戦では先制点を決め

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            #28 そのアイシングって正しいですか?③

            これまで、近年のケガ後のアイシングについて話をしてきました。 そのアイシングって正しいですか?① そのアイシングって正しいですか?② 今回は、ケガ後の急性期/亜急性期対応についての紹介です。 ケガ対応の変遷 これまでに、ケガ時の対応について様々な方法が検討されています。 ■ ICE ■ RICE(Rest Ice Compression Elevation) ■ PRICE(RICE+Protection〈保護〉) ■ POLICE(Protection “Opti

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            #27 そのアイシングって正しいですか?②

            前回、RICE処置の考え方が変わってきているという話をしました。 では、何が問題なのでしょうか。 コーチングクリニックの記事から見ていきたいと思います。 Rest(安静) 受傷後、何日も安静にしていると以下のような問題点が考えられます。 ■血流量低下 ■筋力低下 ■感覚刺激低下       など ケガをしている部位に栄養や酸素を運ぶのは『血液』になります。 しかし、安静にしていることで血流も届きません。また、動かさないことで筋力も低下しますし、動かすことで得られ

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            #26 そのアイシングって正しいですか?①

            早速ですが、捻挫や打撲などのケガをした時、どうしますか? 多くの方が『冷やす』と答えられるのではないでしょうか。 実際に、スポーツ現場でも良くみる光景です。 いわゆる『アイシング(Icing)』というものですね。 ここで、考えてみてください 案外、周りのみんながしてるから、これまでもそうしてきたから、監督に冷やせと言われたから、と根拠が曖昧な方も多いのではないでしょうか。 デメリットを示す研究 近年、こんな発表がされています。 アイシングは肉離れなどの筋損傷後の再

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            #25 スポーツ観戦とホルモンの関係

            前回、谷口耀世子氏の著書『なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのか』を紹介させていただきました。 そもそものタイトルであるスポーツと観戦者についてみてみたいと思います。 スポーツ選手とホルモン値の関係まず、著書ではスポーツ選手の試合後のホルモン値の話から始まります。 勝利した選手のテストステロン(男性ホルモンの一種)が高まるそうです。逆に、敗者はその値が減ると記されています。 この事実は、いくつかの研究がなされ同様の結果が得られています。 これは、大会中に勢い

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            #24 「子供の成長」とスポーツ時の関わり方

            以前、子供の成長には「早熟」と「晩熟」があるとお伝えしました。 身長が低かった男の子が高校に入って急に長身になった、など、皆さん経験がありますよね。 早熟と晩熟の子どもへの関わり方 今回、谷口輝世子著の「なぜ、子供のスポーツを見ていると力が入るのか」から見てみたいと思います。 この本では、著者がアメリカで子育てをしながら、経験されたことや感じたことをそのままの言葉で記されています。 なかなか他国のスポーツ状況を知る機会(特にジュニアスポーツ)はなかったので、非常に興味

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            #23 「魔改造はなぜ成功するのか」×「スポーツ指導」

            今回は、倉野信次氏の著書「魔改造はなぜ成功するのか」から、スポーツ指導について考えてみたいと思います。 倉野氏は、プロ野球選手(投手)を経験され、現在はソフトバンクホークスファーム投手統括コーチを務められています。 ソフトバンクホークスの千賀選手などをコーチングされたことで手腕を高く評価されている方です。 と言っても、私も少年野球しか経験はありません。苦笑 ですので、野球の技術的な話は抜きにして、一般的なジュニア選手の指導について考えてみたいと思います。 選手が育つ環

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            #22 部活動が変わるって知ってますか?

            皆さん、中学校や高校の思い出にはどのようなものがありますか? 一定数の方が『部活(部活動)』と答えられるのではないでしょうか。 この部活動が変わろうとしてるのをご存知ですか? 部活動の地域移行 現在、文部科学省や経済産業省が主体となり、部活動の地域移行の話が進められています。 スポーツに関わる身ながら、このことを知ったのはつい最近でした。 ここで、気になるのは開始時期! 令和5年度から実施予定です! つまり、あと一年半!! もう間近に迫りながら、あまり情報が降

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            #21 ベルンシュタインから考える15『巧みさとその特徴』その2

            巧みさの核心 これまで述べてきたように、巧みさの特徴は「資源を利用すること」です。この資源を利用する際には、「受動的」な側面と「能動的」な側面が存在します。 「受動的な側面」は、動作の着実性あるいは安定性と呼ぶことが出来ます。例えば、外乱の影響を受けながら、動作を遂行したり、運動課題を解決したりする際に役立ちます。 一方、「能動的な側面」は、運動の先見性として理解できます。つまり、環境による外的な変化に適応するのではなく、最適な結果への道筋を探しながら動作のプロセスを能動

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            #20 ベルンシュタインから考える14『巧みさとその特徴』その1

            ついに最終章突入です。 今回から、「巧みさ」について考えていきます! 巧みさとは何か? 早速ですが、次のうち、巧みさが現れているのはどちらでしょうか。 短距離走者がトラックを走っている。彼はライバルたちを一気にごぼう抜きして先頭でゴールした。そのフォームはとても美しく、無駄のない動きであった。 兵士は敵より先に目的地にたどり着かなくてはならなかった。森の陰に隠れる敵を察知し、相手の動きを予測しながら悪路を走った。最終的に敵の銃弾をかわしながら、草むらに隠れた溝を飛び越え

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            #19 ベルンシュタインから考える13『練習と運動スキル』その2

            前回は、「背景レベルに委託する段階」までの話でした。今回はさらに掘り下げていきたいと思います! 動作の自動化ベルンシュタインは、「自動化は、背景で働く自動性を新たに精緻化し、動作の調整をひとつずつ低次のレベルに切り替えていくことであり、止むことのないプロセスである」としています。 これは適切な背景レベルでの調整が強化され、その後に背景レベルが先導レベルから独り立ちし、新たな自動性を引き受けるようになることを意味しています。こうして、自動化が完成するのです。 この自動化に

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            #18 ベルンシュタインから考える12『練習と運動スキル』その1

            今回からは、練習による可能性と運動スキルについて見ていきたいと思います! 練習可能性について 哺乳類のような生物では、ある活動の経験を長く積めば、その分だけ実施した動作や活動が上達します。このような特徴を練習可能性と呼びます。 つまり、動作や行為の繰り返しは、何度も(より良く)運動課題を解決し、解決に至る最良の方法を発見するために必要とされるのです。 生物(主に哺乳類)は生きていくなかで、突然の予期せぬ複雑な事態を解決する能力を必要とするようになりました。 さらに、そ

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            #17 ベルンシュタインから考える11『動作構築のレベル』その5

            前回まで各レベルについて見てきました。 今回は、そのまとめになります。 巧みさの種類について 巧みな運動とは、先導レベルと背景レベルの2つの特徴を持ちます。 先導レベルでは、切り換えが可能で、資源を利用し、機動性がある点を指します。また背景レベルでは、調和がとれている、従順で正確に仕事をこなす、という特徴を持ちます。 この関係を『騎手』と『馬』に例えると、巧みさは、想像力を働かせ起点のきく騎手と命令通りに仕事を的確にこなす馬と言い表すことができます! さらに、人間の巧

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