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その弱みが強みになる【サウナ&カプセルミナミ学芸大店@学芸大学駅】(1/2)

 先日、仕事である飲食店の経営者と会う機会があった。その方が営む和食料理店はミシュランに掲載されており、大手グルメサイトの評価も非常に高い。
 その方からはさまざまな話を聞いたのだけれど、特に印象的だったのは、開業する時に必要になった数千万円の資金をどのように調達したのかだ。その費用を全て自分で用意することが難しかったため、それまでの知り合いに相談をしたところ、なんと一人の投資家が名乗り出てくれたらしい。
 だが、僕がここで驚いたのは、この投資家が投資を判断した理由だ。一般的に、なにかに投資をする時というのは「将来的に儲かるから。リターンが期待できるから」なのだけれど、ではこの飲食店に大きなリターンが期待できたかというと、そうではなかったらしい。むしろ、この投資家はその経営者のやる気と素直さを評価して、「応援したい」と純粋な気持ちで出資を決めたそうだ。中学校を途中から不登校になり、そして高校には進学せずに家出をして、紆余曲折を経て料理の道に進んだ経歴を持っている相手への数千万円の出資である。
 この時、その経営者は思ったそうだ。自分には学歴もないし、頭も良いとはいえない。つまり、社会的には弱みしかないような人間だ。ただ、だからこそ仕事においてはずる賢いことに手を出そうと思ったこともないし、そもそもそのようなアイデアを閃くこともない。その投資家は、その人間性を信じて出資を決めたらしい。もしもその経営者の学歴が中途半端に良かったとしたら、むしろ出資をしてくれなかったかもしれないそうだ。「弱みは、時と場合によっては強みになる」ということを知った瞬間だった。
 だから、どんなにネガティブなことも、解釈によってはプラスになるのである。

「なるほどなぁ」

 僕はその話を思い出しながら、仕事の気分転換がてら外出をすることにした。

ーー後編に続く

(written by ナオト:@bocci_naoto)

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