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初めて読んだビジネス書から学んだ乱読の複利効果

初めて買ったビジネス書は何だろうか。

私は「20代 仕事筋の鍛え方」が初めて買ったビジネス書だ。転職など人生の節目で読み直すほどには影響を受けた本だ。

レバレッジ・リーディングと多読

と思っていたが、どうやら多読を推奨する本をきっかけに今の読書習慣が身についたのだと気が付いた。これが初めて買った本かもしれない。この本は若い時から本を読むことが費用対効果が高いという話だったはず。

新聞を読めと言われて本を読み始めた

この本にどうやって出会ったのか。当時の行動を思い出してみた。

振り返ると新卒時のレクリエーションを思い出す。

研修がしっかりした会社だったので、ビジネスマナー本などを片手に勉強した覚えがある。その時に新聞を読むことがいかに大切かと強調されたことが懐かしい。社会を知れ、文章を読めという意味だと捉えていた。

結局、新聞は購読してないし基本は読んでいない。ネットがすでにあったのでネットを使って様々な角度からニュースを仕入れていたのも要因だった。それでも初めの一ヶ月は新聞を熱心に読んだ記憶がある。

新聞によくある本紹介コーナーが目にとまり、たまに買ってはスクラップしていた。そこから、ちょうど通勤時に本屋さんがあったのをきっかけに、興味のある本を手にして何冊買うようなきっかけがあった。

その中に確かこの書があったんだと思う。ライフハックの文字が飛び交う時代のビジネス書にとりあえず手をつけ始めた頃の話だ。

若い時の投資は自分自身への成長促進に全振りする

若い時の投資って何だろうか?となるとお金の投資も大事(めちゃくちゃ大事)だけど、自分自身の価値を上げることだとは当時でも言われていて、その影響として本を読み続けることが今につながっている。先ほどのほんも投資としての読書として多読を進めていた。

この時から乱読を基本として興味を持った対象にとにかく手をつけた。

本というのは不思議なもので、さっきの書籍の影響よりとにかく100冊読めと書いてるから読めば何か変わるのだろうか?と思いながらやった。その結果、本を読む習慣が身についた。

これが何よりの効果だった。本を読み続けることが学び続ける習慣につながった。

多読が必ずしもいいという訳ではない。速読も試したが不確かな読み方だと実感した。多読をきっかけとして精読やジャンルを飛び越えた読書の選択肢が増えたことが大きい。

途中購入したこの本にも書いていたが、本を読むという手法は実に様々で多読もその一つということだ。

図書館に近いところに住み通勤時に本屋に寄る習慣

最初は購入という金銭の痛みを得ることで、本を大事に読むようになり、そこからどんな本を選べばいいのかがわかってきた。本屋巡りを経て全然知らないジャンルに首をつっこむことで視野が広がった。これが乱読の基本になった。料理に哲学に政治にお金の話に小説になんでもだ。

読むことが日々の習慣になると、図書館に近いところに住むようになった。図書館という貸し出し期限のおかげで期限までに本を読みきるという習慣も身についた。これは今でも引っ越しのたびに近いところに住むことで習慣が続いている。レンタルした映画の期限に合わせて娯楽を楽しむ感覚だ。

今ならKindleなどの電子書籍もある。本は投資としては費用対効果が高いのは納得しているし、実際に様々な視野が広がるなと感じる。

10年もたてば約2000冊の本が読めていた

今でも二週間に5~10冊は読んでいる。どれも乱読だ。興味に合わせて選ぶだけで、夢中になったジャンルを深掘りするだけで渡り歩いている。その積み重ねが1ヶ月で10冊。1年で120冊となり、10年間で1000冊どころかもっと読めるようになっていた。

じっくり読むこともあれば、サクッと読むこともあるが常に実践するということを心がけたので、口頭でのまとめを人に伝えたり、現場で活用したり、メモという形で思考のまとめとする習慣が身についた。

これは考え続けるという習慣が本のおかげで身についたんだと思う。それが何より、本を読み続けることの効果だろう。これが複利効果なんだと今は実感している

読書という投資

乱読によって本の読み方そのものが変わったことも大きかった。小説や学校の教科書のように全部読まないといけないような思い込みがどこかあったのだが、読み方は自由であり自分自身の成長になればいい。

そんなきっかけをつかめることも多読の効果だと思う。たくさん本を読むというただそれだけが初期投資としても低く、図書館だけでもそれこそ子供の時からできることなので、本を読み続けるというのは学習し続ける人生を謳歌するのにお手軽で最適な投資だなと感じる。

読書が長い人生を豊かにしてくれるかもしれないと思いこの後の投資効果も期待している。何より読書は楽しい。楽しいから本は読むのだ。

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