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#マーケティング

2022シーズン振り返りと2023シーズンのこれから。

2022シーズン振り返りと2023シーズンのこれから。

「目標は、1年でのJ1復帰。」

新体制発表記者会見で四方田監督が発した言葉通り、1年でのJ1復帰を果たすことができました。

気付けばこの毎年の振り返り、クラブに入った2019シーズンから続けていてこの1年自分が何をしてきたのか、どういう想いでアクションしているのか、年の瀬に自分自身を振り返り考えを整理するきっかけになっています。
社会人になった時からちゃんとやっておけば良かったなと思います(笑

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Jリーガーの発信力。

Jリーガーの発信力。

今の時代、誰でも自由に発信ができる。

個人の行動や考えを世の中に簡単に発信できる機会が増え、複数のSNSを使いこなして情報発信をするプロ選手も増えています。

そこで、アスリートの発信について(ボリューム、スキル、必要性と効果も含めて)頭の中にあることをつらつらとアウトプット。

スターの生まれ方マスメディアが生んだスター

Jリーグ創設の1993年、サッカーは新しい時代の象徴として連日TVで報

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開幕します。Jリーグの新SNSガイドラインの活用がいま有効な理由。

開幕します。Jリーグの新SNSガイドラインの活用がいま有効な理由。

今週末から、いよいよ2022年のJリーグが開幕します。

開幕前は、新体制発表、トレーニングキャンプに始まり制作物の締切に追われたり、新しいオペレーションを策定したりと、とにかく忙しい時期。

ただ個人的には、開幕前は遠足の前のワクワク感というか、ソワソワする感じというか、とても楽しみな気持ちでいます。忙しく余裕が無くて怖い顔をしがちだけど、多くの人が待ち望んでいるこのやりがいのある仕事をさせても

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2021シーズン振り返りと2022シーズンのこれから。

2021シーズン振り返りと2022シーズンのこれから。

最後までもがき続けた、苦しい2021シーズンが終わりました。

J2降格。その事実を受け入れ、来シーズンに向けてどうアクションするか。

リリースのあった通り、来シーズンの補強は進んでいます。チームは人材の流動もありメンバーも変わった中で新しい闘いの準備をする。

しかし事業側は、もちろん人の動きもあるけど、今いるメンバーでどう成果を出すかが大切。

課題ばかりが見えてくるけど、上手くいかなかった

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プロサッカークラブが創る日用品ブランドが目指すもの。

プロサッカークラブが創る日用品ブランドが目指すもの。

少し...というか中々に時間がたってしまいましたが、横浜FCとFANCL LABの共同開発でハンドソープを創りました。

どんな想いで創ったのか、目指す姿はどんなところか、各所の調整に時間がかかってしまい遅くなりましたが改めて書いておきたいと思います。

プロダクト名は『ASSIST LIFE produced by YOKOHAMA FC』

既存商品にラベルを張り替えたコラボパッケージではなく

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現場視点とマネジメント感覚。

現場視点とマネジメント感覚。

2021シーズンからマーケティング部と同グループで管轄になった広報グループの責任者を兼務することになりました。

今シーズンは更に現場に行きまくるシーズンになります。
なぜなら、現場を知らない管理職は正しく課題を認識して適切な意思決定ができない(と思う)から。

もちろん、現場を知らなくても判断しないといけないシーンは多々あるのですが、仕事において現場の視点を持って、ファクトを元に決断することは大

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アウェイ集客という選択肢

アウェイ集客という選択肢

先日、NHKの『ニュースウォッチ9』という番組で短いけど取材をしてもらいました。1時間くらい話したけど尺の関係でだいたいカットされてるのでwその時考えたことを。(インタビューとかで、口に出してアウトプットすることで初めて思考が整理される事もあります)

集客の取り組みコロナ禍での集客の気付きとして、自分たちの現在地が4,000〜5,000人のファンベースで、今後ホームタウンでのファンづくりに注力し

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HALFTIME GLOBAL ACADEMY-DAY1 マーケティング論

HALFTIME GLOBAL ACADEMY-DAY1 マーケティング論



Las Vegas Lights FC OWNER & CEO - Brett Lashbrook

■Las Vegas Lights FCのスポーツマーケティング

都市を象徴すること。
その街の名前を言われて、一般に想起されるイメージをヒントにする(理念やミッションステートメントに繋がる考え方)
その都市が持っている空気感を最も象徴できるチームになる。

横浜FCで言えば、マリノスとも都

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サポーターの力で効果の高いプロモーションを。

サポーターの力で効果の高いプロモーションを。

前職の広告代理店ではクライアントから半年で数千万円〜億を超えるプロモーション予算を任せてもらって、「いつ、誰に、どんなクリエイティブをどこのメディアで掲載しリーチさせてプロモーションをする」という、頂いた予算を使っていかに効果をあげるかというのがミッションでした。

でも、今はプロサッカークラブでプロモーションにかける予算はほぼゼロ。

もちろん必要なところには使うべきだけど、お金をかけずにどれだ

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カスタマージャーニー体験/千葉ジェッツのファンクラブに入った話。

カスタマージャーニー体験/千葉ジェッツのファンクラブに入った話。

9月22日は #Bリーグの日

とは知らず、夕方に偶然思い立ってBリーグ所属千葉ジェッツのファンクラブに入ってみました。

Bリーグは3試合くらいアリーナ観戦したけど特に応援するチームというのは無くて、誘われたら試合を観に行っていた程度。

今回ファンクラブに入ってみたのは、一つのチームをコンテンツの消費者として応援するとき、気になるクラブのアクションに対してどんな考えや気持ちになるのか、ライ

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プロスポーツはニューノーマルに適応しないといけないのか。

プロスポーツはニューノーマルに適応しないといけないのか。

先日、ある企業の方とディスカッションする中で、自分の中で気付きがあったのでそのことについて。

新型コロナウイルスの拡大によって、世界は変わってしまった。これからは新しい生活様式が求められ、スポーツ観戦もそれに適応し新しい観戦スタイルへと変化する必要がある。

これは今の世の中の一般的な見方でもあるし、スポーツ界でも当然のように受け入れられている。

けど、それだけで本当に良いのかと立ち止まって考

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コロナ禍の施策〜実施価値と効果は別もの〜

コロナ禍の施策〜実施価値と効果は別もの〜

Jリーグが再開しました。

4月7日に発出された緊急事態宣言で世の中が一変し、多くの人の頑張りでなんとかJリーグも再開。
サポーターのみなさんをスタジアムに迎えてリーグ戦開催ができました。ありがとうございます。

これからしばらくの間、感染症予防を施したイレギュラーでの経営を余儀なくされる中、多くのクラブが様々な新しい取り組みにチャレンジしています。

こうした新しい取り組みはワクワクすることもあ

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[Answer]組織にマーケティングを取り入れるときに考えたい3つのこと

[Answer]組織にマーケティングを取り入れるときに考えたい3つのこと

今月からMARKETIMESさんにマーケティング記事の寄稿をさせてもらっています。

記事を寄稿する理由は大きく3つで

①自分自身の思考の整理をすること
②考える習慣を継続すること
③文章を丁寧に書く習慣を持つこと

色んな読者が目にすると想定されるメディアへの寄稿記事は、概念的で抽象的な内容になりがちなので、自分のnoteで実務や実際に起きたことなどを書ける範囲でアンサー記事として書いてみよう

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サッカークラブはエンゲージメントをどう取り戻すか。

サッカークラブはエンゲージメントをどう取り戻すか。

Jリーグが中断して約3ヶ月。想定される無観客での再開や考えられる経営リスクに備えて、毎日色んな新しいソリューションを仕入れて準備をしリモートワーク以前よりも忙しない5月前半でした。

こんな時こそ、クラブには新しい収益源となる第4の柱が必要で、試合の勝敗や所属選手に左右されない”ノンフットボール”の軸で提供できる新しい価値を創らないといけない。

...と考える一方でサッカーのない日常が続くここ最

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