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オーストラリアで仕事を見つける上で大事な要素

皆さん、お久しぶりです。
現在、西オーストラリア州のパースにてワーホリ中のアウルです。

2024年の7月をもって、1年以上勤めた西オーストラリア州の田舎のミートファクトリーにおさらばし、パースにてフルタイムの倉庫の仕事をゲットしたため、ようやく待ちに待ったワーホリ第2章の幕開けとなりました。
ミートファクトリーに長期間、身を捧げたおかげで、既に3rd Visaに必要なペイスリップは揃っている状態なので、ここから思う存分、パースを拠点にして、フルタイムで働きながら、空き時間で自分のやりたいことをしつつ、将来の人生に向けて準備を進めていこうと思います。

これまでの私のオーストラリアに来てからの職歴については次のような感じです。
グレープファーム → プラムファーム → ミートファクトリー → 倉庫

それぞれの詳細な勤続期間については、書き始めると長くなりそうなので割愛させていただきますが、いずれの仕事を辞めた後も、2週間以内で次の仕事にありついているので、今回の内容はそれなりに説得力があると思います。

今回の記事では、私がいかにして仕事探しに向けて準備をし、仕事をゲットしたかについて、自らの経験談を踏まえた上で共有し、仕事を得るのに個人的に必要な要素について、できるだけ詳細に解説したいと思います。

仕事探すのに苦戦している人たちの役に立てれば良いなという気持ちがある反面、一部、民度の低い日本人ワーホリの方々が存在しているせいで、他の日本人の人たちが時折、不快な気持ちになっているのも事実かと思います。
これまで、主にTwitterを用いて情報収集を行なってきましたが、モラルが著しく欠如している日本人について愚痴をこぼす日本人の方の投稿を見る度に、激しく同意すると同時に、胸糞悪い気持ちになりました。
「文面でのコミュニケーション能力が欠けている人」、「親切な人から必要な情報だけ吸い取って感謝の気持ちすらも述べない人」、「都合の良い情報が手に入らなかった時に、情報共有してくれた人に暴言を吐く人」、「同じ日本人を騙して、状態の悪い車を購入させたり、悪徳ファームに斡旋する人」、「現地の外国人男性とお付き合いしている日本人女性のツイートに低俗なリプライを送りつける人」など多岐にわたりますが、こういった人々が人から受けた恩を仇で返すようなことをしているのを見ると、なぜ日本人コミュニティが韓国人や台湾人などと比べて、コミュニティが強固でないかを一部、物語っている気がします。
こういった人々のせいで、日本人特有のムラ意識を活性化させ、在豪邦人の方々のワーホリに対するイメージの悪化、風当たりの強さなどにも影響が出ているようにも思います。
一部の人の行いが悪いせいで、日本人コミュニティがなかなか出来上がらず、将来、オーストラリアに来るであろう人達が情報を得る機会の芽が摘み取られてしまっているという由々しき事態に発展していくということを理解していない大人が存在しているということに同胞として、恥ずかしさと危機感を覚えました。

私としては、そういったモラルの低い人には、正直なところ、この記事の情報が届いて欲しくないので、一部の箇所を有料とさせていただきます。
今回、この記事を書くのにそれなりの労力を要しただけでなく、私自身も過去にワーホリの仕事探しに関する有料noteを購入した過去があるので、一部、有料箇所については、興味をお持ちいただいた方のみご購入いただければと思います。
有料箇所については、私が主にTwitterを用いて、どのように情報収集をし、行く目的地や仕事に関する情報を得たのかについて書いています。

私が個人的に思う、オーストラリアで仕事を見つける上で大切な要素は次の4つだと思います。


順番に解説していこうと思います。

①問題なく電話の受け答えができる英語力

まず、最も重要なのが言わずもがな英語力です。
ある程度スムーズに英語で意思疎通が電話でできないと、面接に呼ばれる前の段階の電話で採用担当者に悪い印象を抱かせかねません。
電話である一定のスムーズやり取りができないと、実際の業務で上司の指示に従うのも困難であることは容易に想像できます。

仕事を探す場面以外で、電話で英語を使う機会はそう多くはないと思いますが、免許証や銀行のカードを紛失した時や、もしも車を運転中に故障してロードサービスを呼ぶ時など、可能性はゼロではないと思います。もしもの時のことを考えれば、英語力があればあるほど、誰かに頼らずとも海外で生きていくことができるので、これは海外で長期間生活する上で必須のスキルだと思います。

かくいう僕は学生時代にフィリピン留学、海外インターン、TOEIC、TOEFLの勉強をしていたこともあり、TOEIC900以上の英語力がある状態でオーストラリアに来ましたが、仕事を探す上で英語の面で苦労した点は特にありませんでした。(現地のネイティブ同士の会話は今でもハッキリとは聞き取れませんが、職場で上司が対面で自分に話しかけてくるような場合については、9割以上は問題なく理解できています。)

私がミートファクトリーの仕事をゲットした時は、ミートファクトリーの情報をゲットした後に、すぐにインターネットで電話番号を検索し、採用しているかどうかについて電話で採用しているかどうかについて、問い合わせしました。
その結果、アジア人とミートファクトリーを仲介している韓国のエージェントの担当者の電話番号を紹介され、その担当者にも速攻、電話をかけました。
そして、運良く人員に空きがあったので、次の週からインダクションに参加し、スムーズに働き始めることができました。

パースにて、倉庫の仕事をゲットする際、20件ぐらいオンライン上のジョブポータルサイトから申し込んだのですが、面接にありつけたのは2社だけでした。
その内の1社は、求人に申し込んだその日の内に電話をかけてくれました。
電話をもらった時、偶然、車を運転していたのですが、電話を取り、すぐに運転している旨を説明し、かけ直したところ、次の日に面接が決まりました。

次の1社は今、現在、働いている会社なのですが、この会社は面接の日時について、メッセージにて連絡してくれました。
すぐにメッセージで返信し、面接が決まり、前回の面接の反省を活かして、応募した仕事への興味を示すような質問を複数個用意して臨んだ結果、それが功を奏したのか、無事、採用されました。

これまでの経験から次のようなことを思いました。

「英語のメールで採用担当者とやり取りするよりも、英語で電話をしてやり取りした方が圧倒的に早いし、楽」であると。
これは採用担当者も同じだと思います。
自分は主にフルタイムで働ける職種しか基本的に興味がなく、都会のカフェやレストランにレジュメを落としたことがないので、実際のところ、電話かメッセージどっちが多いのかは分かりかねますが、英語での電話に臆さない気持ちは仕事を得る上で非常に重要だと感じます。
多少、電話で英語を話すのが苦手でも、5回もしない内に体が慣れてくるように思います。

私が言いたいことを体現しているような韓国人ワーホリメーカーのyoutubeを引用させてもらうので、こちらの動画の彼の実際のやりとりをご覧いただければと思います。
(彼は西オーストラリアのマイニングサイトの採掘の仕事に応募しており、危険を伴う仕事なので、当然、求められる英語力は高いです。)

最初から1:30ぐらいまでと、
3:30ぐらいから30秒ほど、彼が英語で電話をするシーンが見受けられるかと思いますが、スムーズに受け答えができていると思います。
相手の言っていることが理解できるリスニング能力と、自分の意見をある程度、相手が聞き取れる発音できちんと表現できる能力があれば、これぐらいのやり取りは問題なく出来ると思います。
2年ほどTOEICを勉強していた私の肌感覚では、TOEICで800後半ぐらいの英語力があれば、これぐらいのやり取りを問題なくできるのではないかと感じてます。
個人的にはTOEICよりもTOEFLやIELTSの方が実用的な英語が身につくと感じておりますが、日本ではTOEICが主流かつ、始めやすい試験なので、今回、引き合いに出しました。

特にワーホリで出稼ぎに来たいと考えている人たちや、週5でフルタイムで働きたいと考えている人に向けて、声を大にして言いたいのですが、ワーホリのする仕事はほとんどが頭脳労働ではなく、肉体労働であり、

一度、働き始めてしまうと、英語の勉強に時間を割く時間はよほど自制心がある人ですら限られています。
その中で空き時間に英語を勉強し続けるのは簡単なことではありません。
英語の勉強のための時間を割けたとしても、ファームやファクトリーの仕事でクタクタになりながら、勉強もこなすのは並大抵の覚悟じゃできません。
ですので、オーストラリアに来る前に日本である程度のレベルまで英語を伸ばしたり、フィリピンなどで3ヶ月ぐらいたっぷりと時間を確保した上で集中して英語を伸ばしてから、渡豪した方が英語力の問題を少なからず解消できるので、より現地での生活に集中できると思います。

現地に行けば英語力の問題はどうにかなると考えている人はその考え方を改めた方が良いと思います。
最低でも、日本を出国する段階でTOEIC600点ぐらいはないと、相手の言っていることが全然聞き取れないと考えてます。

②車を持っていること

次に車です。
オーストラリアは日本とは比べ物にならない位、車社会です。
私自身、西オーストラリア州の田舎の街に4箇所と、パース(中心地は除く)に滞在したことがありますが、自転車は全然見てません。(東海岸の事情については知らないので、西海岸とは違っている可能性があります。)
ひょっとすると、自転車より電動キックボードの方が見たかもしれません。(それぐらいどっちもあまり見ませんでした)
また、一番最初に滞在した田舎街では、自転車を購入したのですが、街の中心地に行くためには、50メートル以上は続く坂道を運転しなければならず、かなり苦い経験をしました。オーストラリアでは自転車を運転する際、ヘルメットの着用が義務付けられているため、その点でも日本と異なります。
加えて、今までのオーストラリアでの経験上、日本のように自転車を運転しやすい平坦な道があまりなく、坂道が多いという印象を受けています。
こればかりは街の地形によるところがあると思いますが、ファームやミートファクトリーの仕事をしようとしている人には断然、自転車より車をおすすめしたいと思います。

車を保有するにあたり、特に金銭面でデメリットはありますが、それを上回るほどのメリットがあります。
もう少し具体的に言うと、毎年の車の登録料代(REGO)、ロードサービス代(JAFのようなもの)、保険代、各種メンテナンス費用(もし故障した場合)を初期費用として払う必要がありますが、仕事探しにおいては車が非常に役に立ちますし、特段、事故等を起こさない限り、資産として帰国時に売却できるので、ここはお金を投資するところだと思います。

車を持っていると、いかなる物や人の影響も受けず、自分の気の赴くままに移動することが出来ます。

オーストラリアの始業時間は日本と比べて、圧倒的に早いです。
私がこれまで働いてきた会社では6時出勤が最も主流でした。
今働いている会社は労働開始時間については、明確な決まりがなく、自分の好きなタイミングで働き始めることができるのですが、一部の人は3時半頃に始業し、12時前に帰宅する人もいます。
特にファクトリー系の仕事をしたい人は、6時よりも前に始業するケースも珍しくないかと思います。そんな時間帯に公共交通機関を頼って、通勤するのはかなりストレスになりえます。
また、ファームやファクトリーの仕事などで、車に乗せてくれる同僚を見つけるのも一定の苦労を要しますし、自分の仕事がもし仮に早く終わったとしても、同乗させてもらっている車の運転手が引き続き働いていれば、当然、待つ必要があり、フルタイムで働いているワーホリにとって、大切な時間が刻々と失われていきます。

何のツテもない状態で、郊外や田舎で仕事を探す場合、車がないとあらゆる面で苦労すると思います。スーパーと家が近くない場合、20分以上徒歩でスーパーに行くなんてことザラにありますし、ハウスメイトが車を持っていて、仲良くなることができれば、どこかに行く度に乗せてもらえることもあるかも知れませんが、基本的には、いつでも一人で行動できるように環境を整えていた方がよりストレスが少なく、快適に過ごせます。

それに加えて、パックパッカーに滞在している場合や、ハズレのお家に当たってしまい、騒がしい環境から逃れたい人は車に避難することも出来ます笑

仮にとある田舎の街に仕事を探しに行ったとして、見つからなかった際、車を持っていれば、他の候補の街にすぐに移動することができますし、調理器具や家電(炊飯器やケトルなど)や吊りかけるタイプのタンスなどを持っていたとしても、逐一、スーツケースにパッキングすることなく、比較的スムーズに引っ越しをすることができるのも利点です。

オーストラリアに1年以上滞在するつもりで且つ、セカンドビザ、サードビザのために田舎に行くつもりの人は迷うことなく車を買った方が良いと思います。
私の感覚では、走行距離25万キロ以下(勿論、それ以下の方が良い)のそれなりに整備されている日本車が他の海外ブランドの中古車と比較して、メンテナンスコストが低い気がします。

③自立思考と自責思考

次に自立思考と自責思考です。
2つとも重要ですが、もう少し噛み砕いた表現をすると、「海外で人に頼ることなく、自分の力で生活を成り立たせる力」とでも表現できると思います。

自立思考について
まず前提として、オーストラリアにワーホリに来る人は18歳〜31歳までの年齢層だと思いますが、多くの人が社会人を経験した上で渡航される印象を受けます。(個人的には、休学中の学生の方よりは社会人経験者の方が多い実感があります。)
日本では一般的に、仕事をして自分の生活費にを自分で賄える経済力を持つことが大人として自立していると見なされているのではないでしょうか。
日本では、ある程度、敷かれている既存のレールに沿って人生を進めていれば、大体の人は紆余曲折ありながらも、社会の一員として社会人を経験し、自分の生活のために労働をすることと思います。日本では親や友達などの周りからのサポート、場合によってはハローワークなどの就業支援制度もあり、仕事を見つけるための仕組みが整っていると言えます。
しかし、海外ではそうはいきません。
基本的には自分一人の力で、仕事を見つけ、仕事で求められた業務を全うしなければ、リモートで働けるスキルがある場合や、よっぽどの貯金がない限り、海外で生活していくことは出来ません。
そのため、海外で長期間生活したいと考えている人にとって、誰にも頼らずに自力で生活を成り立たせようとする気持ちが必須です。

自責思考について
自責思考とは、「問題やトラブル、物事の結果に対して、自分に原因があると捉える考え方」と定義します。
社会人になると頻繁に耳にする言葉かも知れませんが、学生時代には馴染みのない言葉かと思います。
日本で働いたり、生活をする上では、自分がミスをしたり、事が思うように進まなかった場合、誰かが尻拭いをしてくれたり、励ましてくれるかも知れませんが、海外ではそうはいきません。
特に詐欺の被害にあったり、悪徳ファームや悪徳ジャパレスに行った人が自分が受けた仕打ちについて、赤裸々に述べているのを何度か見たことがありますが、そうなったのは、事前に下調べをしていなかったその方達に落ち度があると思います。
オーストラリアに来る前に、きちんと英語を習得したり、事前にリサーチをしておけば、そんなことはそう簡単には起こりません。
また、そういった劣悪な環境に遭遇し、自分のことを棚に上げて、環境のせいにしている人が過去にいましたが、搾取する側も勿論悪いですが、準備不足で搾取されている方も悪いです。
現地で日本人にお金を貸して返ってこなかったというケースも見たことがありますが、借りた側が論外なのは勿論ですが、貸した側にも十分、落ち度があると思います。
海外では、自分以外の人をそう易々と信用してはいけません。

以上の自立思考と自責思考がある程度、確立されている状態でオーストラリアに来る方が仕事は見つかりやすいのは勿論のこと、その先の人生で待ち受ける困難にも上手く対処ができるのではないでしょうか。
その点において、やはり日本で社会人経験のある人の方が大学生に比べて、有利だと思います。

少し前にFacebookの日本人コミュニティにおいて、こうした考えが欠落した通称、仕事情報くれくれキッズの人達に向けて、辛辣な意見を述べている方がいたので、その時のスクリーンショットを共有させていただきたいと思います。


仕事情報くれくれキッズに関する投稿

上記の投稿の「体の関係持ってくれますか?」という箇所と「最近はいろんなコミュニティで仕事に困っている人の投稿をつまみにお酒を飲むのが一番の幸せです。」という箇所以外の部分については、全面的に激しく同意です。

私は事前に英語をみっちりと勉強した上で、現地での仕事情報について調べ尽くした上でオーストラリアに来た上で、現地でのコネもない中で、自力で行動しまっくて仕事をゲットしたので、この方の気持ちが痛いほど理解できます。

「出稼ぎ」というワードを鵜呑みにして、現地に来る分には全然問題ないと思いますが、十分な貯金や英語力、情報収集能力もない上、ありとあらゆる自力で仕事を見つけるための行動ができない人は来ない方が得策だと思います。

また、こういったコミュニティで「仕事探してます」という投稿すること自体は自然だと思いますが、十分な自己紹介や投稿をする具体的な経緯、投稿に答えてもらう側への配慮がないような文面で投稿してしまうのは、コミュニティ内の人に不快な気持ちをさせてしまうので、ある程度のマナーには心がける必要があります。

④情報収集力


次に情報収集力も凄まじく役に立ちます。
私がオーストラリアに来る3ヶ月ほど前から、「車の買い方」や「RAC(ロードサービス)や車の保険」、「セカンドビザが取れるファームやファクトリー」、「オーストラリアのどのあたりの地域に行くか」「ファームのシーズン」などの情報を事前に日本で働いている際、空き時間にTwitterやインターネットで調べて、ある程度、オーストラリアに着いて向かう場所に目星を付けていました。
ここからは渡豪前とオーストラリアに来た後に、主にTwitterを使って、どのように情報収集を行なっていたのかについて説明させていただいてます。

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