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バカと秀才と天才

世の中を変える発想と頭の良さの関係について、語られるとき、東大出などエリートの人ほど頭が固くて柔軟な発想が出来ないといった、言葉を聞きます(やっかみも含まれると思いますが)。

それは本当でしょうか?

最近読んだ進化思考にこんな事が書いてありました。

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ノーベル賞級の発見をした科学者のIQを調べてみると、上はフォンノイマンのIQ300といった異常値とも言える人もいるが、下はIQ120の人もいてその数値はかなりばらつきがあるという。IQ120以上は人類の5%で、これが創造性の基準であるならば20人に一人クラスに一人はノーベル賞受賞者が出る事になる。MENSA(IQ130以上の人が入会できる団体)を調べても明確な相関関係は見えなかたっかとのこと。

結論としては、先天的な知能指数と創造性の相関は無関係とは言えないまでも私たちが想像するほど関係はなさそうだというのだ。

最近ドラマでやっている、柳楽優弥さん主演の『2月の勝者-絶対合格教室-』
にてこんな事を言っていました。
『プロサッカー選手になれるのは0.08%、難関中学に合格するのは4%、凡人だからこそ中学受験を勧める』(要約)

冒頭の話に戻ると、そもそも創造性と関係のない東大出身というカテゴリーに対して頭が固くてという話をするのがおかしな話で、もうこれは学歴ハラスメントかもですね。

次から次へとんでもない事を、創造する天才はその狂人性を論じられる事が多い。バカと天才は紙一重というやつですね。

創造性を発揮するにはバカである必要があるわけです。進化思考の著者太刀川さんはバカになりかたを我々は学んできていないと言います。

確かに学んでいませんね、社会になればバカなことはリスクでしかありません。常識や型から外れる事は極端に嫌われます。

日本にはイノベーションが求められています。それには、一見眉をしかめるようなバカな言動、行動をする人の力が必要となりますが、日本ではそういった人は村八分になりがちです。

論理的、構造的に整理できる人が、良いとされそれが出来ない人は、仕事できない人と認定されます。

本当はどちらも違った能力でどちらも必要となります。天才と呼ばれる人はこの2つを持ち合わせており「秀才的狂人」だと太刀川さんは言います。

そういった0.08%の人になるのは大変です。BMIAは、この2つの能力の出会いの場でもあると良いなと考えています。

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