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どの職業も人生のための労働

なんのために働くのか。社会人3年目になった今でも、毎日考える。

デザイン業界は決して楽ではない。楽かどうかで考えるとどの職業もおそらく楽ではないが、それでもデザイン業界は楽ではない。
入社する前は固定残業代でも、休日手当がでなくても、基本給が15万でも、なんでもよかった。この会社で、この業界で、この職業につける。20歳の私はレールからずれないよう、ホワイト企業ではないけど、ほとんどの人はブラックだろうし、と何も知らない社会を理解し、深く考えずに就職した。
いざ働くと、辛いことはもちろん多かった。おそらく1年目なら誰でも経験するようなことだ。私が特別つらいだなんて思っていない。それでも毎日が辛かった。
自分のために少なくとも3年は在籍する。1年目あたまからそう決めていた。それでも辛かった。はやく時が過ぎるのを毎日願った。自分の時間はないけど、1日が、1週間が、1ヶ月が、1年が。過ぎることにもう何も感じなくなった。私が辛いのも、体が弱っていても、何も思わなくなった。ただただ時が過ぎることを、自分の技術があがることだけが続ける理由に毎日を過ごす。

毎日終電でタクシーで帰るのはお金がなくなると1年目で気づいた。そうして会社か、近くに住んでいる(といっても実家よりかは近いレベル)恋人の家に帰るようになった。
次は食費でお金が消えるようになった。少しでも節約するように500円以下と決めて3年 過ごした。
毎日体も心も疲れる。家にはお風呂に入りに、寝に帰るだけ。
ご飯はおいしいご飯を食べる人生ではなく、空腹を抑えるため。
そんな1日の終わりにふと、帰路の途中考える。

私は一体、なんのために働いているんだろう

恋人の家に帰るといつも笑顔で迎えてくれる。それだけで私は忘れてその日を乗り越えらる。でも許容の容器が、溢れる日がある。
毎日それは少しずつたまる。たまらない日はない。

仕事は楽しい。でも生きるために働いている。人生を豊かにするために働いている。今は人生のほとんどを労働で過ごしている。
働くために生まれたのだろうか。
もちろん働いて税金を納める。生きる上で大事なことではあるけれど、あの法律はそういうことだったけ、と自分の中でなんとか折り合いをつける。
いや違う、労働時間中も豊かなものが理想ではあるけど、それが叶っていない今、私は私自身、何のために働くのかわらからなくなるほど。

問いてほしい、なんのために働き、生きている?
そうして悩んでも答えは「自分のため」であってほしい。
私はもっと、私を大事に生きたいと思った。

もちろんつくることは好きだ。だからデザインは好きだ。でもクライアントありきの仕事である限り、100%自分のつくりたいものというのは生まれない。どれだけ詰めても「わたしの味」を10%入れれたら良い。そんな程度だ。それはそれでいい。100%のものをつくる時間さえあれば文句はない。
要するにきっとこのモヤモヤは見合った給料をいただけたら解消するだろう。残業まみれの毎日に残業代がつく。それだけで私は救われるのに、お金も出さない、でも働いてもらう。これは会社の手足であるだけじゃないかと怒りを感じた日もあった。それより落ち込む日の方が多いけど。それでも3年間自分に説得させて続けた。それでも苦しい日は多かった。
誰か、「どの職業も人生のための労働と言ってくれ」と誰かに願った。そうじゃないと自分が納得できなかったのかもしれない。

この環境で10年以上働いている人もたくさんいる。
私が根をあげる、ということが根性がないのか、私がダメだからか、と落ち込む日も少なくなかった(というか今もよくよくおもう)
そして同じ境遇、気持ちの人がいたら伝えたい。
「合わなかった」。それだけの理由であって、誰がダメとか誰ができるとか、意外とそういうのはこの点の話にはあまり重要ではない。
その人ができたのは「合っていた」から。私は「合わなかった」から。
それで自分を犠牲にしながら働かなくていい。自分の中で折り合いがつく会社が、もしくはもっと条件のいい会社があればそっちでいい。

自分が納得する働き方をしようと思った。
私は「合わない」から「合う」ところへ行こうと思う。
でも1年や2年で離れても後悔するのは数年後の自分。自分のために満3年はいようと説得した。
だって私のために私は働くんだから。
私を大事にしてくれている人のためにも私を大事にしないといけない。

だから労働は自分のためなのです。
自分が納得できるなら、生きるだけに必要なお金だけ稼ぐ人生でもいいと思う。
自分が納得できるなら、仕事に生きていいと思う。
自分が納得できて、合っているなら、それでいいと思う!

毎日私が帰り道に自分に説得させるために考えて考え込んだ結論noteでした

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