忘れ得ぬ瞬間の備忘録
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一昨日は頭の整理を行い、昨日は過去に関する補足を行い、準備が出来たので、一昨日の休暇での出来事について書けなかった事を書いていこうと思う。
万博記念公園を訪れ、蓮池を見に行った後、ららぽーとEXPOCITYに入ったのがAM11:00。まだ昼飯には早いか、という事でまず乾いた喉のケア目的も兼ねてナナズグリーンティーでお茶。昨日書いた通り「お茶をする」=「本音をぶつけ合う」の時間である。特にナナズグリーンティーは、どういうわけかそのぶつけ合いの場としてよく選んできた(最初に事態が動き出したのもここだった)ので、どこか互いにその手の話をする前提のもと入店。今回はいつも以上にしっかり本音を言い合う時間となった。大きなテーマとしては「抱えている不安」。もし将来を共に過ごすとした場合、現時点で何が不安か、というのをひたすら出し合い、解消出来るものかどうかをともに考える。そんな時間が、店を出た後も含めしばらく続いていったのだった。「形態が複数ある魔王の第1形態もまだ倒していないのに、最終形態の攻略法を話し合っている…」とか揶揄しながら。実のところ、この時点でけっこう私のキャパを越えつつあったが、最終的には「ここでオーバーフローしてる場合じゃない」とも思っていた。
その後、万博記念公園から天王寺まで戻り、もう一度お茶(しかも本日二度目のナナズグリーンティー)する事になった。公園とららぽーとの歩き疲れを癒すという目的もあるが、本音のぶつけ合いおかわりタイムという意味合いも、きっとあるだろう、とかそう考えながら、今まで以上に覚悟の入店。
私の方は、正直言いたい事は言い切ったつもりだった。なので、相手の話したい事の残りを「話してくれるのを、ゆっくりと待つ」という姿勢で、頼んだ抹茶ラテをゆっくり飲んでいた。そしていよいよこの宙ぶらりんの状態をまとめるべく「最終確認」の時間が始まる。
「とても面倒で、我儘な女だ」…私からすれば、10年もの気持ちを一人好きと公言している者に散々ぶつけている。こちらの方が余程面倒で我儘だろう。
「何があっても味方でいてくれるか」…今の今まで随分長くやり取りしてきた。もはや、彼女の味方で無い自分が、少しも想像出来ない。
「寂しがりな君の相手を出来ない時があるかもしれない」…このまま何事も起こらない方が、余程大きな寂しさを抱える事になるから、それぐらいどうという事は無い。
「この先ずっと二人きりかもしれない」…子供が出来るなら嬉しいとは言ったが、それは私一人で決めるものじゃない。むしろ私はこの先ずっと一人きりという事態を危惧していたから、二人というのは願ってもない。
そこまで回答を聞いて貰い…幼馴染は、腹を括ってくれた。「結婚を前提に、お付き合いしてください」と。
…比喩などではなく、そのままの意味で、照明の強さが2段階上がった。世界が明るくなった。孤独に慣れすぎた幼馴染との、10年越しの復縁である。誰にも言えないようなあまりにも長いトンネルで、いつ心が折れてもおかしくなかった中で、ついに出口に辿り着いたのだった。
現在、大分夢見心地ではあるが、一方でまだまだ気を緩めてはならないと思う自分も確かにいる。二人で出来る限りの準備はしてきたつもりだが、今まで何が起こるかわからなかったのと同様、これからも何が起こるかわからないだろうから。それでも臆せず立ち向かい、乗り越えたい。トンネルの出口ではあるが、今いる場所は、スタート地点だ。