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【長文】恐怖と金欠のNYステイ(1)

『哀』から「恐怖」の思い出話し。
大学3年生の時、カナダ🇨🇦とアメリカ🇺🇸へ
遊学旅行に出掛けた。

カナダ滞在は、それなりに珍道中だったが、
やはり生死を味わう危なすぎたNYの方を
今でも思い出してしまう 😂

バンクーバーでの最後の夜、僕はUBCの寮を出て、友達のマンションで早朝まで呑み明かし目覚めて青ざめた…寝坊だ。そこで友達の1人が車を飛ばして空港へ送ってくれたが時既に遅し😱

呆然と端っこに座っていたら、スタッフの女性がこれ以降の便に空きが出たら乗せてあげると言ってくれた。結局1時間遅れで乗れた便は、NYへの直行便…僕の予約はシカゴ経由だったので、ラッキーと深々お辞儀してバンクーバーを後にした。

北米大陸はバカでかい。陸ばかり長時間見下ろすのは何故だか疲れた。ようやくNYへ到着し、何の迷いもなくスーツケースを取りに行くが見つからない😫 仕方なくスタッフに聞けば、僕は直行便だが、何故かスーツケースだけはシカゴ経由と言われ到着は3時間後との事…午前1時前かよ。

ようやくスーツケースを見つけ手にした時、どこか一気に消耗してた感じがした。引きずって空港の外へ出るもバスも電車もある訳ない…見れば何人かの男達がたむろっていて、暫くすると怪しい小太りの男が近づいて来た…イエローキャブではないがタクシーの運転手だと言う。中国系訛りの英語なのでアジア人ならばいいかと、どこか意味不明で曖昧な判断だがホテルまでお願いする事にした。

車中で男は、とりとめのない家族などの話をしていたが、僕は疲労と恐怖が入り混じる中で寝そうになるのを必死に堪えた。外は暗かったがブルックリン橋まで来た時、初めてNYへ来たんだと実感できた。すぐさまイメージ通りのマンハッタンのビルが見えて来て眠気は去った🌃

ホテルに到着し、タクシーから降りる時に初めて気づいたが、車にはメーターが無かった…僕は男の言い値で素直に支払った。もう忘れたが少し高めのチップ程度で安堵した気持ちを覚えている。だが問題はこの後だった。

一応ホテルのフロントでは、連絡もせずにチェックインが深夜になった事を詫び、泊まりたい旨を話すも、返ってきた言葉は、一番高い部屋か一番安い部屋しかないとの事。シンガポールのホテルマンとは雲泥の差だ…泊まらせてやると言わんばかりの上から目線に気分は悪いが立場上受け入れ迷わず一番安い部屋をお願いした。少ししてキー🔑を渡され一人で部屋まで行きドアを開けた…なるほどねぇ😓

何か…誰か住んでる様な部屋、とでも言うか、とにかく生活感を感じた。とりあえずスーツケースを開き、必要な物を取り出してシャワーを浴びようと浴室を探すも無い…マジか〜と寝ようとすれば布団が少し臭う😫

もう着替えも諦めてTVを見ると70チャンネル以上ある…さすがアメリカと思い番組を切り替えながら時間を潰してたらプレイボーイ風な番組もあり、これまた眠気が覚めた😅…といい気になってたら

バスン、パーンパン…と3発外から聞こえた。
銃声??? マジかよ、と身構えながらもTVを見てたら、いきなり誰かがドアを乱暴にノックした。僕は開けない方がいいと判断し、立ち去るまで息を呑み込んだいた。今でも何だったか不明だ。その後気づけば、僕はベッドの上で布団もめくらず服のまま寝てた。

翌朝、フロントで改めてチェックインをして、本来予約していた部屋に案内された…別次元の普通にビジネスホテルの部屋で、シャワー室も有り快適だった。同じホテルとは思えない😓 スタッフに昨夜の件を話そうか迷ったが面倒くさくなりやめた。何とも目覚めも最悪なNY初日だった😂

#思い出  #ニューヨーク #大学生 #一人旅 #恐怖
#空港  #乗り遅れ

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