vol.5 「しごと」場のデザインを、編む
Prologue:ブルースタジオと「しごと」
「編む、ブルースタジオ」では、vol.4〜vol.6を「しごと」特集としてお届けします。
ブルースタジオが考える「しごと」については、vol.4でお伝えしていますが、
今回は“ブルースタジオが手がけた、「しごと」場のデザイン”がテーマです。
コロナが始まってから、リモートワークが社会全体に浸透してきました。
通勤時間などを短縮できるリモートワークは便利な側面も大きいですが、
オフィスに出社している時の、顔のみえるコミュニケーションや集中できる環境の有難さにも気付かされました。
今回紹介した「しごと」場は、コロナ以前に竣工したものです。
社会の変化とともに、
変化していった場所も、同じくあり続ける場所も、
両方ともあります。
よりいっそう、「しごと」の在り方が人それぞれになりつつあるこの頃、自分の「しごと」のペースはどうやって作ることができるのだろう?
そんなことを考えるきっかけの一つになればと思います。
Window:「しごと」場作りのスタートとゴール
Window 1:ともに走り出す
多様なサードプレイスをもつ、「INSIGHT & DIRECTION」。
キッチンやライブラリー、ソファ空間、卓球台など、オフィスであると同時にサードプレイスも充実した「しごと」場です。
ブルースタジオは物件探し、空間デザイン及び家具コーディネートにてオフィス移転計画を担当しました。
しかしここからスタート、ではありません。
ブルースタジオとオフィス観の共有し、プロセスのデザインから、スタッフを巻き込んで行いました。
ワークショップという形もあれば、
年賀状作成や家具見学など、
気分を切り替えながら創造性を発揮するインサイト・ディレクション様の働くスタイルをオフィスにいかに反映してくか、というところから、
さまざまな形でともに作り上げました。
Window 2:ともに走り続ける
子どもとクリエイターの「育つ」が出会うみんなのビル、「SodaCCo」。
オフィスビルを一棟まるごと複合テナントビルへ転用した「しごと」場です。
既存建物の特徴であった1階のセットバック部分を都市公園のような広場・間口いっぱいのテラスを2階に設けることで、屋内外の境界を曖昧にし、地域社会に開かれた成長を続けるコミュニティをデザインしました。
しかしここでゴール、ではありません。
入居するテナントに「地域に開かれ成長を続けるコミュニティ」のコンセプトを訴求するため、
着工前から、ブランディング・プロモーションに大きなウェイトをかけました。
さまざまなプロモーションを経て竣工時には全室申込済みに。1階にあるイベントスペースのSodaCCo STUDIOではテナントや外部の企業によるコンセプトに基づいたイベントやワークショップが開催され、「SodaCCo」をきっかけとした共感の輪が広がりつつあります。
ブルースタジオでも、建物とコンセプトを結びつけて感じられるSodaCCo STUDIOを会社説明会やセミナー等で、たびたび利用させていただいています。
Epilogue:ともにある「しごと」、その先へ
Vol.5では、「しごと」場のデザインについてお届けしました。
Vol.6では「しごと」と住まいの関係を特集します。お楽しみに。
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