8月12日、「スタンド・バイ・ミー」という映画を観た。原題は「Stand by Me」。1986年のアメリカ映画で、ロブ・ライナー監督の作品だ。
キャストは、ゴーディ・ラチャンス役のウィル・ウィトン、クリス・チェンバーズ役リヴァー・フェニックス、テディ・ドチャンプ役のコリー・フェルドマン、バーン・テシオ役のジェリー・オコンネル、ゴーディ(大人)役リチャード・ドレイファスのなどである。
といった内容。
で、観終わっての感想。
有名なこの作品、もう一度観なおしてみた
この作品。もちろん観たことはある。でも忘れてしまうくらいかなり昔。
なので、もう一度観返すことにした。
昔の記憶と、多少のずれはあるものの、細かい描写は完全に忘れている。
そして、この歳になって観ると受け取り方も違う。
同じ作品でも、鑑賞者側の状況によって違うことを知ることができた。
少年時代の大人に少しずつなってゆく感覚がワクワクする
少年時代。この主人公の年代をボクも同じように通ってきた。自分の中に少しずつ大人に近づいてゆく感覚が、確かにあった気がする。それを考えるとワクワクしてくる。もうあの頃には戻れないが、未来に対してワクワクしていたと思う。そして、何か当時の新しい経験が、大人になってゆくような喜びがあった。この映画の中でも、まだまだ大人ではない子どもたち。でも、心は背伸びをしたい。そんな姿が描かれている。そのあたりが、誰もがノスタルジーを感じる所以なのかもしれない。
一人ひとりの性格は違うが、友情で満たされている
そう、大人になると、この頃のような友人にはなりにくい。利害関係や相手のことをジャッジしてしまうようになり、相手を選ぶ。子ども時代は誰とも友達になれた。性格がそれぞれ違ったとしても、子ども同士でそれを認め合っていた。そして、その友達といることが凄く楽しかった。そのことを思い出した。その友達と冒険をする。冒険には大人は介在していない。子どもたちだけの秘密でもある。まさに友情で満たされていたのがこの頃であった。
音楽がいい
とにかく、音楽がいい。
スタンド・バイ・ミーのイントロを聴いただけで、何だかこの映画を思い出してしまう。そして、そのほかの50年代の音楽も何だか好きである。考えてみれば、劇中の音楽はリアルタイムでは聴いていないはずなのにである。
50年代の音楽が、この映画をより楽しくさせている気がする。
夏休みになると観たくなる映画。
まさに、この映画は筆頭かもしれない。