超新星尊富士関

新入幕11連勝という偉業。
これは昭和の大横綱である第48代横綱大鵬以来の記録であり、つまり平成の横綱は誰も達成できなかった。
幕内力士は皆十両を勝ち上がってきた怪物であり、新入幕から勝ち越すのは至難の業である。
(二子山部屋の狼雅関は以前新入幕した際、負け越して今場所で再入幕となっている。十両で圧倒的な強さでもそうなる)

もし明日も勝てば記録を更新すると共に、新入幕での優勝も現実味を帯びてくる。
(こっちは110年ぶりだ!)

人気の現れは取り組みにも現れており、今日はなんとトリの一つ前に配置された。
ここは大関や関脇と上位力士の取組で、前頭十七枚目の尊富士が絡んでくるのは珍しい。
それだけ優勝への注目が集まっていることの現れだろう。

大の里関も見事だ。
ザンバラ髪の若い力士が大関に勝つのは大変なこと。
世代交代を感じさせる。

横綱不在ながら、明日以降も目が離せない取組になりそうだ。

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