サンクチュアリ-聖域

土俵には全てが埋まっている。
金も、名誉も、地位も、そして女も。
ただしそれは勝ち続けた関取以上の力士だけ。

最近相撲を見始めたことを抜きにしても強烈な作品だった。

主人公の清は荒くれ者で、とても感情の共感ができそうもなかったが話が進む内に彼の置かれた現状と家族に対する愛情と失望。
そしてなぜ金が欲しいかが開示されていく。

それと同時に、相撲に対していい加減だった態度が変化していく様は王道そのものだ。
ライバルの静内のキャラ立ても素晴らしい。
どちらも応援したくなるのは現実の相撲そのものだ。
部屋内の兄弟弟子にもドラマがある。
とても良かった。

カラオケ、行この映画も良かったです。
紅を聞いて泣きそうになったのは初めて。

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