見出し画像

どんどん先へ「ナイジェリアの貸付アプリはフルサービスのデジタル銀行へ」 ◆今日のアフリカ記事

ナイジェリアのローンアプリの話ですが
ガラケー対応して、銀行口座を持てない層へアクセスとか、QRコードでクレジットとか、すごい。どんどん先へ行ってる。

「ナイジェリアの貸付アプリPaylaterはフルサービスのデジタル銀行へ」

ナイジェリアの個人向け貸付のスタートアップ ペイレイターは
ナイロビ拠点のファンドLendableからアフリカの消費者や小規模事業者への500万ドルの債務を確保したのちに
フルサービスのデジタル銀行へ移行しようとしている。

彼らは新しい商品を展開しようとしている。2016年の発表以来、Paylaterの携帯アプリは
100万人以上のユーザにダウンロードされ、3600万ドルもの貸付をしてきた。
そしてナイジェリアの銀行口座の無い人々に目を向け、銀行サービスを始めようとしている。
4月頭に新しい業態に合わせた社名変更を発表する。

ナイジェリアでは成人の60%は銀行口座を持たないとされる。
世銀の調査によるとナイジェリアと他6か国には、口座を持たない17億人のうち半分が居るとのことだ。

Paylaterは2011年に始まったOneFiの一部門で、One Creditとして始まり、そこでは中流サラリーマンに
紙ベースの申請で貸付するものだった。
しかし労働者の60%は非公式の経済活動に従事しており、毎月の給与支払い書や公式書類がないため
そのサービスの活動範囲は制限されていた。

2016年にナイジェリア中央銀行が銀行認証番号(BVN)制度を導入し、One Creditのような若い会社でも
自由度の高いデジタル貸付サービスを行えるようになった。
BVNは生体認証と全てのアカウントが1人に紐づく、ナイジェリアで初めての記録システムだ。

ウェブとデジタルのプラットホームを作っており、今までいつも話題には上がるが届かなかった経済分野へも
アクセスしたいと思っているとOneFiの共同創業者Dozieは言う。

数か月以内にOneFiも、高いスマホではなくシンプルなガラケーで使えるUSSDモバイル技術搭載の
いくつかのサービスを展開する予定だ。
コンセプトは「スマホを持たない人々をすくいあげ、彼ら向けの貸付をする銀行になる」

デジタル貸付は伝統的な銀行が個人貸付をするを可能にした。しかし過去はそうではなかった。
ナイジェリアの銀行は信用の評判が悪く、商業銀行の顧客は担保作りと申請書類の数々と高い利率を背負っている。

PaylaterのニュースはDozie一家のダイヤモンド銀行がアクセスバンクと統合するというニュースと
同じ週に発表された。ダイヤモンド銀行は直近ではDozie家の兄Uzomaが経営していたが
この数年は難しい状況にあった。長い主要投資家との争議ののち昨年10月に首脳陣が辞めた。

OneFiのDozieはLendableとの契約は次のステップに向けた準備であると考えている。
この一連のファイナンスはフルサービスのデジタル銀行になる機会となる。
Visaとの提携も発表するが、これはスーパーやクリニックでQRコードでクレジット払いができるようになる。

Omidyar投資会社の資本が入っているLendableの共同創業者は、フロンティア市場でのファイナンスを強化しようとしており、ノンバンクの貸付業者を通して実現したいと語る。
「Paylaterはその市場を良く知っており、素晴らしい技術とスケールプラットホームを持つ。9か月で75%の成長を見込んでいる」

Nigeria’s Paylater lending app is converting to a full-service digital bank
https://qz.com/africa/1568373/

Blue Baobab Africa ブルー バオバブ アフリカ。 東京タワーの麓でアフリカとメンタルヘルスと色々のごちゃ混ぜをやっているカフェですがゴーイングコンサーンに疑念しかないので サポート頂けると嬉しいです。