『似合わないから』と封じ込めたものは

『大好き』とキュンとする感覚
『かわいい』と湧き立つ心
『美しい』とうっとりする時間

大好きだったこと、もの、自分の好み、豊かな時間の使い方。

どれもこれも、とりこぼしてきたのだなと感じています。

どうしても2020年までに結婚したくて。なぜかものすごい焦燥感があった。

男性不信と、自己否定と、甘え下手を克服すること。
そのために奔走した2年間。

今思えば、2020年のこの事態に私は独りでいたくなかったのかもしれない。それを潜在意識はキャッチしていたのかもしれない。

『学ばなきゃ』
『前に進まなきゃ』
そうしてただただ前進して、ダイエットして、自分に似合う服とか、メイクとか、そういうものを取り入れて。

自信がない自分を変えたくてやったことだったけど、かわりに『大好きだ』と心躍る感覚を忘れてしまっていた。

植物を育てること。
ナチュラルな色の服。
オーガニックなもの。
ドライフラワー。
美しい食器
丁寧に作られた、ストーリーのあるものたち。

自然を感じながら日々生きていたい。
消費ではなく、モノやコトやヒトと、繋がって生きていたい。

朝陽や夕陽や、夜空の星や月の満ち欠け、植物の成長、雨の音、土の香り。数は少なくても、『美しい、かわいい』と心の底から思える、着ると心が躍る服、アクセサリー、鞄、靴…

そういうものたちと生きていきたい。

私は私の心をちゃんと拾ってあげたい。
似合わないからと切り捨ててしまった大好きたちのことを、何やらここ数日で思い出して、なんだかすごく切なくなった。

ごめん、私。

目的達成のために、ずっと心に鞭を打っていた。

『似合わないから』なんてさみしいこといわずに、もういまこの瞬間から、私の感覚に従うと決めよう。

頑張ることより、感じることを。
情報を取り入れるより、美しいものに触れる時間を。
足りないものを補うより、『大好き』に囲まれることを。

選ぼう。これからは。