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blowbass label DSD-DISC販売のお知らせ(売上によるライブハウス支援の試み)

*誤植がいくつかあったので訂正しました
    DVD-DISC→DSD-DISC

突然ではありますが、また試みをしようと思います。
(販売にあたって色々説明が長いのでDSDについてご理解ある方はそのままダンボールジャケットの写真までお進み下さい)

僕(高岡大祐)はblowbass labelという一応自主レコード(録音音源の総称です)レーベルを運営していて、非常に弱小ですが一番最初のソロCD「借景・夏」を発表した2012年から正式に稼働しています。
いわゆる一般的な小売店では殆ど流通もせず、ネット店舗でもほぼなし、ライブ会場での手売りをメインで細々とやってきました。
現在はフォームを利用した通販を行っていますが未だに微々たるものです。

それはともかく、僕の録音はBRIGHT MOMENTS(有本羅人/橋本達也/高岡)以来、DSD録音という方式を用いた録音機器で殆ど作成しています。


DSDとは?というのはこのあたりを参考にしてみて下さい。

もしご興味あれば更に検索してみて下さい。

単純に言えばとても音質がいいです。とびきりです。
でもこのリンクにあるように欠点もあって、その一つが「編集が容易ではない」録音した後に加工するのが手間がかかったり特殊な機材が必要だったりします。僕はそれを逆手に取って「無加工・無編集・一発録音」に絞って作成しています。
そしてもう一つの欠点が「データが重い」。超ヘビーです。

僕は5.6MHzと2.8MHzという規格で録音していますが、例えば歌女のCDとかだとアルバム1枚分で6ギガとか、もっとあります。
これだとネット上にアップしてもダウンロードも一苦労です。

実はBRIGHT MOMENTSの時にこの規格をDVD-Rに焼いて作成するDSD-DISCをこっそり販売したことがあります(CD購入者限定でした)
そして早幾年、最近になって旅先通販を行って「DSD-DISCはありませんか?」というお客さんが出てきたのです。驚きました。
本人である僕が半分忘れかけていました。

そうして過去音源を掘り起こすとそれ用のデータが見つかりました。
なので、久しぶりに販売してみようと思います。

最初に説明すると、これは市販のDVD-Rに一枚ずつ焼きます。
普通のCDプレイヤーでは再生できません。
SACD(スーパーオーディオCD)という特殊なCDを再生する装置では可能です。そしてDSD音源としてそのまま再生するにはDSD-DACという機器が必要です。

僕自身はKORG DSD-DAC10Rというものを使用しています。

確かにこういうものを使うと、通常の音楽体験を遥かに超えた聴取が可能ですが、誰でも変えたり聴けるわけではありませんね。

しかし「ハイレゾ」という言葉を聞いたことがある人はいると思います。

これは今やかなり普及して、というのはいわゆるスマートフォンでも再生が可能になっているので、知らずに耳にしている可能性もあります。
このDSD-DISCを(手間ではありますが)パソコンに取り込んでフリーソフトで変換すれば再生可能なPCM音源としてハイレゾ音源を気軽に楽しめるようにもなります。
DSD変換フリーソフトはこちらです。

これらのソフトは無料で高音質な音楽が気軽に楽しめるのでDSDに関係なくてもオススメです(高岡はaudiogateを使っています)。

第一弾は2019年発売の「歌女kajo 遠ざかる、一つになるgo far,be one」
2.8MHz DSD-DISCです。

「kajo go far,be one」DSD2.8MHz DISC

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2000円〜

「BRIGHT MOMENTS"introducing Bright moments」DSD 2.8Mhz DISC

画像2

2000円〜


お申し込みはこちらからどうぞ

データ命なのでジャケットも盤面も手書きです。
楽曲や演奏の内容はCD版と全く同じです。かなり高音質バージョンです。
このディスクは焼くのに収録時間と同じくらい時間がかかるのでけっこう大変なのでオンデマンド生産(オーダー後に作成)します。

今後DSD-DISCのシリーズを始めるにあたって、考えがあります。

1:価格は1枚「2000円から」とします。2000円を最低価格として、それ以上お支払い頂いた分は「投げ銭」として預からせて頂きます。うち1000円分は収益と制作費とさせて頂いて、残った「1000円以上(+投げ銭)」は、ある程度貯まるごとに、現在苦境に立たされているライブハウスや音楽会場の支援に使えないか、ということを考えています。その方法は今後も色々と選択肢は出てくると思うのですが、できれば現在ライブハウスが行っているドリンクチケット先行販売による支援や物販による支援、そのような「ただの寄付でない」ものに対して使っていこうかと考えています。そうして得たチケットや販売物に関しては、僕のレーベルアルバムの参加ミュージシャンにまず還元していこうと思います(意見もあると思いますが、これ以上参加者たちにギャランティを払えそうにない、そしてこのディスクがそんなに売れるとは思えない、というのもあります)。ただの寄付にしない、のは話し合ったメンバーの合意によります。
モノとしてあるものにするのは、今あったことを忘れないように少しでも形の残るものにしたいと思ったからです。
(もちろん「支払った後のお金の使いみちはどうでもいい」という方もいるとは思いますが、念の為説明させて頂きます)
万が一支援して、メンバーの身に余るほど手にした物があったときには、考えてどなたかの手に渡るようにしていこうと思います。
経過は高岡のツイッターなどで随時更新していきます。

2:できれば元のCDをお持ちの方に買っていただいたいです。
CD版はジャケットの空押し活版印刷や盤面印刷も作品の一つで、私達はそれも大切にしています。どうしてもCDは嫌だ、という方には無理強いはしませんが、もしCDをお持ちでなくて買っても良いな、という方にはぜひお願いしたいです。その場合、通常1500円のCDをDSD-DISCと同時お申込みで1000円とさせて頂きます。

長々と書いてしまいましたが、簡単に言えば物凄い高音質で、僕が編集前に聴いてよだれを垂らしながら聴いていた(比喩です。しかしそんな感じです)のに近い、官能的なサウンドを届けることが出来ます。

多分かなり限られた人だけしか頼まないかなあ、と思いつつ、もし興味を持たれたら、このご時世で家の中で退屈してやることもない、という人は、ちょっと別世界の高音質を楽しまれてはいかがでしょうか?それは別に何かを購入しなくても出来ますね。

とうわけで実験的に始めます。

どうぞよろしくお願いします。


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