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自分の会社のことは、知っているようで知らない


自分の会社のこと知らないなんて、そんなことあるかいって感じなのですが

正直、私は人事部に配属されるまで、たぶん知らなかったです。


私は新卒から変わらず、現在金融業界で働いています。

正直、7〜8年前?の就活で「金融業界に行こう」と色々考えて決めて以来、会社に関する知識量は増えているようで増えていなかった。


人事部に行って、自社について考えてみた


私は社会人5年目の終わりに、初めての人事異動。

入社以来、ずっと営業をやってきた私は「次の異動先も営業だろう」と思って疑いませんでした。

ええ、人事部?って感じで。

正直それまで会社に対して、人事部への希望を口に出したことを一度もなかったので驚きでしたが、これが幸運でした。


人事部では新卒採用の支援業務としてリクルーターに。

合説や大学での会社説明会でスピーカーをしたり、学生さんと面談しながら就活アドバイスや業界や自社に関する質問への情報提供、入社してからの営業経験についてなど色々とお話をしながら当社への志望度を上げてもらいたい、という感じです。

全国の合説や大学さんで会社説明をするために人生初出張をしたり、上記以外にも多岐にわたる業務を行ない、営業時代と比べるとよくも悪くも(笑)会社が変わったのか?と思うほど、働き方や使っている脳が違う感覚でした。


異動して早々は、学生さんと話しをする準備として

自社を選んだ理由、どんな風にESを書いていたか、この仕事のやりがい、辛かったことや嬉しかったこと、などなど

5W1Hを使いながら、自分の経験や考えを整理する”棚卸し”と言われる作業を行いました。


なんで?どんな?どうやって?を自分が行動に突っ込んで行きながら、自分自身改めて深掘りをしていくわけですが。

この時点で改めて自分や仕事、会社のことを立ち返って考える機会になり、いい経験だったと思うのですが、もっと深い展開がありました。



広報チームで(いまさら)会社のことを知る


リクルーターだけでなく、新卒採用業務の中では広報チーム所属して新卒採用向けの会社案内の媒体作成を行いました。

紙媒体の会社案内パンフレットに始まり、ホームページ、SNSなど担当していた次年度の広報媒体の作成を行う。


基本的に作成やデザインは外部業者に発注をするのですが、基本的なコンセプト的なものは業者の方との打ち合わせ前にチーム内で練っていきます。

媒体を通じて、

学生さんに自社のどのような点を訴求したいのか、どのようなイメージを持ってもらいたいのか、伝えるためにはどのようなコンテンツが必要なのか。そもそも学生さん全般または自社や同業他社を目指す学生さんは今日どのような思考を持っているのか


ざっくりこういう点を考えていたわけですが、実際にはここからさらに深く細かくしながらチームで話し合いをして行きました。


そして、ここで初めて私はまともに自社のことを俯瞰して見ること、自社への自分の想い、社員の気持ちを整理することとなりました。


知っていたことは俯瞰的に見たものじゃなかった


恥ずかしい話ですけど、営業にいた時って自分は会社のことを知っているようで知らなかった。

どんなサービスや商品があるかとか、もちろんそういうことは知っていますが、これってあくまでも営業員目線の情報であって会社の全貌は理解できていなかったわけです。

そもそもどんなうちの会社の社会的存在意義ってなんだろう、業界の中での立ち位置はどんな感じ、どんな施策をやっているんだろう、どんな部署があって各所にどんな業務をしているんだろう。

立ち返ってみる基本的なことがすごい抜けている


いや、これは私だけなのかかもしれないけど、きっと毎日忙しくしている中できっと「こんな俯瞰している余裕なんぞない」という状況にいる方は多いのじゃないかと思います。

今日は別にそれを攻めたいわけではないのです。

というより私もそっち側の人間だったので何も言えません。笑


でも、広報媒体を作成するためにも、まずは会社のことを知らなくては。

今一度自分の経験に立ち返るし、業界全体の現状や同業他社の動向把握、自社内のことを再度調べて整理しました。

整理ができたらやっと、「じゃあこの状況、事実の中で自社をが伝えたいこと、持ってもらいたいイメージを決めて行こう」となるわけです、



会社を知ると次のキャリアややるべきことが見てくる


正直会社のことをたくさん知っていなくても、日々の業務をこなすことはできる。

でも自分の人生のために、自分のことを考えるのであれば、会社のことを正確に知っておくことを非常に重要だと思いました。


日々の感情的な捉え方だけでなく、俯瞰的に見た会社を知れば、それに対してポジティブでもネガティブでも何かしら自分なりの感情が生まれると思います。

「会社のこういうところがいいな、好きだな」、「いや自分はもっとこういう会社で働きたい」とか。


こうやって知る→自分はそれに対してどう思うか、を繰り返していくと、自分は働く上で何を重要視して仕事内容や会社を選んでいるのか”軸”が見てくるなと。

例えば、グローバルに働きたい→社内に海外拠点はあるけど、そこでやっている業務に興味が湧かない→あ、グローバルに働くことも捨てられないけど、自分は海外だったらどんな仕事でもいいわけではないんだな→じゃあやりたい仕事ってどんな業務だろう。考えてみよう

とか

へぇーこういう部署があったんだ。こういうキャリアパスがあるんだ→転職を考えていたけど、今の会社のこの部署でこういう経験をまずしておくのも悪くないかもしれない→キャリア面談でその意向を伝えてみよう、とか。


この”軸”があると、そこが自分のいるべき場所なのか、何をするべきなのか少し見えてくる。

日々感じるしんどさ、退屈さ、楽しさとか感情的な仕事や会社の捉え方だけじゃなくて、何か冷静な判断ができるんではないかと思います。何か解決の糸口が見つかるかもしれない。

だから自分の会社を知ることも結構重要なんだなと思いました。


実際に私は偶然にも人事部での業務を通じて”会社を知る”をしたわけですが、結果この経験から「ブランディングの仕事をしたい」という将来の夢を持つことができました

どんな経緯からブランディングに行き着いたかはまた改めて書きたいと思います。


将来やりたいことなんてそう簡単に見つかりやしない、そう思います。

去年の年末まで私もああでもない、こうでもないと悩んでいました。

そういう方の中で、日々働く中で何か新しく見出すきっかけになってくれたらとても嬉しいです。

将来の夢について以前書きました。よろしければご覧ください!!


今日も読んでくださり、ありがとうございました!!


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