
Photo by hamahouse
いつでもクールビズ希望。
早朝だってもう28度もある今日この頃。
エアコンなしでは生命の危機を感じるレベル。
そして、暑い中の通勤。
私の身体から汗が止めどなく出てくる。どこにこんなに水分があったのかと思うほどに。
日傘をさそうにも、地面からの照り返しが暑すぎて、意味をなさないほど。
私の身体という固体が、しゅるしゅるしゅる、といつのまにか気体にでもなって、この蒸し暑い空気中に溶けて漂ってやしないか、存在自体が消え去ってしまっていないのか、つい確認したくなる。
ふと駅の入り口で足を止めると、そこにはもう力尽きてひっくり返った蝉の姿。
彼はきっと夏の始まりから地上に出て鳴き始め、早々に寿命が尽きただけなのだろうが、あまりの暑さに熱中症にでもなって、寿命よりも遥かに短い期間しか生きられず亡くなったのではないかと勘違いしてしまう。
*
仕事場に着いて、すぐに準備を始める。
...が、着たくないのだ。
白衣を。
暑いのだ。白衣というものは。
私は持ってないけど以前着たこともある半袖白衣も世の中には存在しているし、看護師さんや技師さんが着ている(よくクリニックや病院で見かける)ケーシータイプのメッシュのものもあるらしい。
が、いわゆる薬剤師が着る前あきの白衣でメッシュや冷感素材のものを、私は見たことがない。
中に着ている私服を可能な限り脱ぐしかないが、脱ぐといっても限度があるし...
(白衣から生足とか、白衣から下着が見えているとか、それはそれでまた違う世界に行ってしまいそうな...別の需要がありそうな...)
*
数日前のnoteで、ファッションは無理をしない、身体に負担をかけない方向に来ている、という話を紹介した。
白衣はファッションとも違うし、これは薬剤師としての役割や姿勢、清潔感を表す大切なユニフォームなのだけれど、
スーツで出勤するサラリーマンでさえも、ノーネクタイでスーツでなくてもいいという風潮にある今、
薬剤師の白衣をもっと夏だけ失礼のない範囲で簡素化できないものかと思っている。
どこかのアンケートで見たのだが(出典を失念した)、白衣を見ると患者さん側は緊張してしまう、トラウマがある人などはあまり心地よいものではないという意見がある一方で、
きちんと医療従事者には白衣を着て欲しい、という意見を少なからず根強くあったことを思い出す。
ラフな格好にして、親近感を持たせるという姿勢も一つの方針として有りだとは思うが、
それが却ってプロフェッショナルな意識を感じられないということか。
さすがに白衣も着ないで私服でGパンで...というのは私も気は進まないが、
もう少しクールビズ化し、しかも医療従事者としての役割や姿勢の表現を損なわない、良い着地点はないものか...。
※オススメの涼しげな白衣をご存知の方はコメントください(笑)私が探せていないだけかもしれないので...
#クールビズ #薬剤師 #つぶやき #酷暑 #夏 #姿勢 #プロフェッショナル
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