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記事をシェア "「揚げ物税」で社員の健康増進 ヤフーが社食で実施"

2019年10月9日 (水)
朝日新聞

ヤフーは8日、本社の社員食堂で肉の揚げ物などのメニューを値上げし、焼き魚や煮魚を値下げした。「揚げ物税」と銘打った施策で、魚料理の摂取を増やし、社員の健康増進を支援する。

 ヤフーの社員食堂では毎日約1千人が昼食をとる。多く出るのはとんかつなど肉の揚げ物がほとんどで、焼き魚や煮魚は人気薄。脂質の取り過ぎが課題だったという。

 2017年の健康診断では、社員のLDL(悪玉)コレステロールの有所見率が約45%と高く、対策が必要だと判断した。「揚げ物税」の導入でより多くの人に魚料理を食べてもらうことをめざす。

こってり好きな私のような人には耳の痛い話...(これでも歳を取ってだいぶ脂っこいものは受け付けなくなってしまったが)。

手取り早くお腹が満たせて、しかも美味しくて(いわゆる、インパクトのある美味しさとでも言おうか)、弁当でも定食でも揚げ物は定番のおかずだ。

しかもついガツガツ食べてしまうから、余計に体によろしくない。
急激な血糖値の上昇、早食いするがために満腹中枢に信号が伝わる前についたべすぎてしまう...などなど。

時々、お高い料亭や、温泉旅館ででるコースの料理を食べていると、こういう「インパクトのある美味しさ」的な美味しさではなくて、じっくり味わってしみじみ美味しいと感じる味覚というものが、本来の美味しさなのだろうなと思う。
しかし、そのゆっくりしみじみ、を忙しい現代に日常的に継続していくのは難しい。


油は必要ではあるけれど、節度を守って食べるために「税」というネーミングにしたのもユーモアがあるなぁと思う。
そして、揚げ物の値段もそんなに高くないのがいけない。じゃあ払うのを少し躊躇うような値段にしたらいい。
そこに着目したのは素晴らしいと思う。

高ければ、ふと我に帰り、考え直す機会を与えられるからだ。

魚に限らず、肉であっても揚げ物ではなくて煮物とか、野菜多めにするなどでもいいかもしれない。

食べることは楽しみであり、生きがいにもなる。食べるという行為は、単なる栄養摂取の意味合いだけではないはずだ。
だから一律に規制するのではなく、気軽にそればかりを食べることを躊躇わせるように仕向ける。
でも時々は食べても良い。少し高い値段を払うならば。

私でいうなら、カルボナーラ税、ちょっとご褒美に食べたいスイーツ税、みたいなものがあったら、ちょっとは立ち止まって考えるかなぁ。

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