小さなご馳走 その25
お料理と名乗るのも憚られるけれど、
食べると幸せを感じるおかずたち。
今回はおかずと主食のミックス。
ピーマンとナスの肉味噌そうめん
詳しいレシピはこちら。
素麺って、なんかあまりアレンジが効かなくて、いわゆるめんつゆにつけて、時々なぜかみかんの缶詰をいれて(なぜみかんを入れようと先人たちが思いついたのか謎なのだが)、オーソドックスな食べ方しか思い浮かばず、夏の終わりにいつも消費しきれず残る運命だった。
が、しかし。
そんなものはただの私の思い込みだった。
家にどっさりあった夏野菜も使える！
これはやってみるしかない！と勇んで料理。
素麺のさっぱりした食感と、夏野菜と絡めた豚ひき肉のコッテリした脂がとても良い相性で、全然しつこくないのだ。
子どもたちにも、これまた食べたーい♡と早速リクエストをもらう。
この小さなご馳走シリーズに時々現れる、初めて作ったのにいきなり殿堂入りパターン、である。
＊
今はスーパーマーケットにも、掛けるだけの、素麺用の具材入りつけだれが多数売られているのは知っていた。
でもそれワザワザ買う？
素麺食べようと思うたびに？
変な意地を張って買うのを拒んでいた。
そのくせ、新しい素麺の食べ方を開拓もせず。
...思い込みが激しすぎて笑えた。
そしてこのレシピを考案してくださった方に心から敬意を表したい。
夏だから無理して食べて胃腸に負担を掛けるのは元も子もないけど(個人的には夏の土用の丑の日のうなぎも、万人が食べるべきとはこれっぽっちも思わない。食欲ないなら負担のかからない消化の良いものを食べていた方がずっといい)、
ガッツリ脂っこいものオンリーよりも、夏の涼も感じられるこのメニューは素敵だと思う。
素麺に少し可能性が見えてきた...！
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