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成功者、杉田曠機さんの宿命のバイオリズム(前編)

逆境に負けず、宿命を使いこなして才能を開花させ、自らの努力で運を切り拓いていく「成功者」。国際的なラグジュアリーホテルとして知られる「ヒルトン」やモナコ皇室御用達のハイジュエリーブランド「ヴァン クリーフ&アーペル」などにも作品が収められ、その唯一無二の書道パフォーマンスで世界から高い評価を得る書道家・現代アーティストの杉田曠機さんも、そんな成功者のひとりです。

ここでは、杉田さんが歩んだ紆余曲折の人生と光華千絵さんの「Blooming Sign」が指し示す杉田さんの宿命のバイオリズムを照らし合わせながら、人生の勝ちパターンをつかむ方法や人生をステージアップさせるコツを探っていきます。

プロフィール

杉田曠機(すぎた・こうき)


1983年3月宮崎県生まれ、鹿児島大学工学部卒。在学中に書と出会い、表現の世界へ。

2005年に路上で活動を始め、下積みを経た後、2013年にニューヨークで個展を開催。在アメリカ日本国大使館や現地アメリカの大学などでも展示を行う。その後、ヒルトンワールドワイドやヴァン クリーフ&アーペル、アメリカの美術館や神社仏閣へも作品を収蔵。各国首脳が集う会合や国際的な展示会にも出演。デザインやギフトの分野でも、カルティエやGREE、横浜DeNAベイスターズなど、多くの企業や個人様へ作品を届けている。

「世界を、和える。」を理念に、日本文化の発信や書道・芸術活動を主に、国内外で活躍中。

杉田さんのアーティスト活動のルーツと書道を志すきっかけとなった考え

「私の活動の原点は、20歳のときに観た映画『バスキア』にあるんです」

そう語るのは、先の作品の収蔵をはじめ、G20といった国際会合や世界水泳などの式典でのパフォーマンス、近年ではGREEの新規DX事業のキービジュアルや横浜DeNAベイスターズの2023年ビジュアルの背景を担当するなど、国内外を問わず目覚ましい活躍を見せる杉田曠機さんです。

書道というと、どうしても日本文化のイメージを抱きがちですが、意外にもそのキャリアのスタートは、ストリートアートの申し子と呼ばれたジャン=ミシェル・バスキアの自伝的作品に心打たれたことから始まりました。しかも、杉田さんはバスキアの優れた作家性だけではなく、生き方そのものにも強い感銘を受けたと話します。

「彼はストリートで活動をしていたり、薬物中毒になったりと荒唐無稽な生活を送っていたんですが、ニューヨークで絵を描いて生計を立てていて、アンディ・ウォーホルにその才能を見初められたことでスターになっていくんです。まさに地べたから這い上がるかのように生き抜いた彼の人生は、日本人にはないセンセーショナルなもので、いかに自分がぬるま湯の中で生きているのかを痛感させられました。

彼は27歳で薬物中毒で亡くなってしまいますが、その死に様すらカッコ良く、『今の自分はそういう生き方ができてるか?』と強烈に問われた気がしたんです」(杉田さん)

自身の作品の前に座るジャン=ミシェル・バスキア。こちらの写真は『The New York Times Magazine』の表紙も飾った一枚。Brooklyn Museum(https://www.brooklynmuseum.org/exhibitions/basquiat/)より引用

そこから杉田さんは、バスキアやアンディ・ウォーホルといったストリートアートに興味を持ち、アートの世界へと傾倒。さまざまな表現の世界に足を踏み入れながら、表現に生きて死んでいったバスキアのように「自分には何かできることがないか?」と自問自答する毎日を過ごします。

ただ、アーティスト活動を始めるにあたって、すぐにストリートアートを手がけようとしなかったのは、感銘を受けたバスキアの影響が色濃く表れてしまうと思ったから。自身のアイデンティを模索するなかで、10年以上にわたって学生時代に取り組んできた剣道にたどり着き、「同じ『道』を極める書道であれば、剣道での学びを生かすことができるのではないか」と考えたことで、書道家の道を志します。

「宮本武蔵が剣を筆に変えて書いていたように、自分のアイデンティティをまずは書道からつくっていこうとの思いから言葉を書き始めました」(杉田さん)

杉田さんに与えられていたのは、「芸術の世界で名を残す」宿命だった

こうした杉田さんのキャリアの出発点を耳にした光華千絵さんは、「杉田さんが生まれつき手にしていた武器を知れば、その理由も納得だ」と話します。人は人生を戦い生き抜くため、たくさんの武器となる星を持って生まれますが、その中でも特に杉田さんに強い影響を与えているのは、「ハーミット(隠者)」という星なのです。

ハーミット(隠者):【知性】を司どる星

能力を発揮する分野:学問、宗教、芸術、名誉、探究心、向上心

知性が高く、地位を上げるほどの才能を得ます。勉強家で研究熱心、独創的な想像力や創造力を持っているのが特徴です。広く浅くではなく、物事を狭く深く追求し、一歩一歩、的確に豊富な知識を手に入れていきます。理屈よりもフィーリングで行動し、慈愛精神があり、自ら探求しながら根気強く人を教え導きます。 職業イメージ:研究者、芸術家、伝統・芸能、宗教家、教師、医師

「杉田さんはこの星の力が強烈に強く、常人の11倍もの強さを持っています。一般的に9倍以上の強さを持つ人は、その類まれな行動力で人種や国境の壁を越えて未来を切り拓く才能と運を持つといわれていますが、杉田さんは人々から信仰を集めてカリスマ性を発揮する宗教家や、学問・研究・芸術の世界で歴史に名を残す逸材と同じレベルの力を備えているのです。ちなみに政治家ですと、小泉純一郎さんは自分の王国をつくる『エンペラー(皇帝)』という星を常人の9倍の強さで持つ人として知られています。それと比較しても、非常に希少な人物といえます。

また、興味深いのは、スピリチアルな能力も併せ持っていて、作品やパフォーマンス、言葉など、自らが発する物に目に見えないパワーを宿す力も有しているところです。後の章でも語られますが、彼の先祖に福沢諭吉に学問や書道を教えていた偉人がいたというのも納得です。杉田さんは先祖から受け継いた才能を武器に世界で活躍し、人を導く宿命を選んで生まれてきた人なのです」(光華さん)

ただ、杉田さんはこのハーミット(隠者)という素晴らしく強い武器を持っているにもかかわらず、意外にも本人はそこまでの自覚がないといいます。その理由は、杉田さんの心を司っている「ウィッチ(魔女)」という星に意識が傾いているからではないかと光華さんは指摘します。

ウィッチ(魔女):【知性】を司どる星

能力を発揮する分野:流行、情熱、発想力、好奇心

流行に敏感でオシャレ。個性的で冒険好き。知識と経験をベースに、新しいモノを生み出そうとする発想力を発揮します。美意識が高く、センスがあり、とても器用。海外やスピリチュアルな世界と縁があります。 職業イメージ:センスや美意識、知識や情報収集力を生かせる仕事。エンターテイナー、漫画家、デザイナー、貿易業、マスコミ、編集者など

「ウィッチ(魔女)は独創的なアイデアと好奇心旺盛な性格で流行を生み出し、破天荒な生き方を好む冒険家です。そして、超自然の世界にもコネクトしやすく、感性の世界で見えない力を発揮する、まさに“魔法使い”のような存在。杉田さんが書道や現代アートの作品で感性を表現したり、世界を舞台にご活躍されているのは、この星の影響下にあるからなのです」(光華さん)

自身を低迷期から強制的に立ち直らせた、あるセンセーショナルな事件

ところが、そんな杉田さんにも何をやってもダメな状態が続き、自分を見失ってしまっていた時期がありました。

「19歳の頃だったんですが、今思えば自己否定が続いていて、自分のことがわからなくなってしまっていました。自分がどんな人間だったのかも見えなくなり、生きるか死ぬかを考えるほど悩んでいたんです」(杉田さん)

そこで「そうなる前の自分を探しに行こう」と思い立った杉田さんは、なんと昔の自分を知っている友人たちに会うために、九州一周の旅に出ることを決意。幼少期を過ごした福岡や青年期を過ごした宮崎をはじめ、九州各地を周りながら、当時の友人たちに「俺ってどんな奴だった?」と聞いて回る日々を過ごします。

「そんな折、旅の終着点の宮崎である事件が起きたんです。その日も明け方まで親友に相談にのってもらいながら、『じゃあ、またね!』と別れたんですが、その数時間後に彼のお父様が亡くなったという耳を疑うような連絡を受けたんです。それも自死だと。そのときはどうしてそんなことが起きたのか訳がわからず、呆然と立ち尽くすことしかできませんでした。しかし、通夜で泣き崩れる友人の姿を見たときに、死は残された人たちの人生にも大きな影を落とすんだと痛感させられました」(杉田さん)

ところが、杉田さんを襲った不運は、これだけに収まりませんでした。なんと、そのわずか1週間後にも身近にいる大切な人を、またもや自死で亡くすことになります。

「次に亡くなったのは、旅に出る前からよく相談にのってもらっていたバイト先の先輩でした。初めて訃報を受けたときは、これは僕を驚かそうとするサプライズなんじゃないかと半信半疑で、『嘘であってくれ』と願いながら駆けつけたんです。しかし、残念ながら本当でした……」(杉田さん)

見失ってしまった自分を取り戻すために出かけていた九州一周の旅の道中、長崎市の平和祈念像の前で撮影した一枚。この数日後に2人の自死を経験することとなる

杉田さんもつい数週間前までは生きるか死ぬかを考えるほど、深く悩み込んでいましたが、短期間で起きた身近な2人の自死により、死がもつ意味の重さについて深く考えさせられるようになったと当時を思い返します。

「親友の父の自死に遭遇したとき、死は自分だけのことじゃないんだと考え直させられました。そして、先輩の自死についても『自分は気軽に相談にのってもらっていたけど、本当は先輩のほうが深く悩んでいたんじゃないのか、どうしてそれに気づけなかったんだ』と後悔に打ちひしがれました」(杉田さん)

それと同時に、杉田さんは「これは何かのメッセージなんじゃないか」と悟ることになります。

「こんな短い期間にこれほどまでにショッキングな出来事が続いたのは、自分にとって何か意味があるはずだと考えるようになりました。しばらくは精神的に不安定な日々が続きましたが、そのうちに『自分はこの人たち以上に生きなきゃダメだ、いや、生きてやるんだ』という感情が芽生え、半ば強制的に立ち直るきっかけをつかむことができたんです」(杉田さん)

そこから何とか自分を変えようとさまざまなチャレンジを重ねていった杉田さんは、その後のキャリアに大きな影響を与える筆文字作家さんたちとの出会いに恵まれるなど、見事再起を果たすことになります。

相反する星の力が重なり転換した宿命と、必然だった変化・改革の契機

これに対して光華さんは、杉田さんがこうした運命に導かれることになったのは、杉田さんが期間限定で手にした武器が理由であることを指摘します。

「人は持って生まれた武器とは別に、期間限定でパワーを発揮する武器も与えられます。それにより、気持ちや体調、宿命のバイオリズムにも変化が起き、運命にも影響を与えることになります。杉田さんの場合、11〜21歳の期間限定で与えられていた武器は、『ナイト(騎士)』という星なのです」(光華さん)

この2つの星が掛け合わさると、狙った獲物は勝ち取りやすくなりますが、変化や離別、家族の問題などで気持ちが散漫になり、迷いや悩みによるストレスが強く出ることがあるといいます。

ナイト(騎士):【実行力】を司どる星

能力を発揮する分野:信用、気品、出世、遂行力

高い品性と紳士的な優しさをあわせ持ち、真面目で几帳面。社会の秩序やルールを守ることに重きを置きます。誠実かつ真摯に物事をやり遂げる実行力と責任感が評価され、社会的な立場にも恵まれます。マネージメント能力やリーダシップにも優れ、周りの人への気遣いができることから、人望も厚く、人気もあります。そして、引き立て運もあり。 職業イメージ:自分の役割を忠実に果たし、組織や全体のことを意識する官僚や管理職、政治家など

「それを回避する勝ちパターンとしては、自身が持って生まれた武器の分野、つまり、杉田さんの場合、知性や学問、芸術やスピリチュアルに向かうことが最善策でしたが、この頃の杉田さんはまだ自身の才能や武器に気がついていなかったため、何をやってもダメな状態や生きるか死ぬかを考えるほど悩んでしまう状態からなかなか抜け出すことができませんでした」(光華さん)

加えて杉田さんは、18歳を迎えた年が「次元上昇」(※さまざまな経験を通して自身の魂を磨くことで、困難を乗り越えた末にライフステージが上がること。その結果、さらなる人間的な成長に向かって活躍の場や舞台が変わること)のタイミングでした。この年に自分の宿命に合った道に進めるような変化や改革を起こすと、次の開運に向かう波に乗れましたが、それができていない場合は、「強制的に変化や改革を強いられる、ツラい出来事に見舞われる暗示が出ている」と光華さんは語ります。

「杉田さんにとって身近な2人の自死は、人生をより良く変化させ、宿命に沿って生きられるような流れをつくるきっかけになったのだと思います。運が良い人ほど、不運によって本来の生きるべき道へ導かれるものですから。悪い出来事や苦難を“自分の変化を後押しする良い兆し”として受け取れると、その後の人生でテンポ良くいい波に乗れる傾向にあるんです」(光華さん)

続く中編では、杉田さんの持って生まれた星「ハーミット(隠者)」を応援してくれる、最高の仲間が出現!? 期間限定の武器を活用することで切り開けた運とその軌跡についてお伝えしていきます。

Blooming Signが指し示す
成功者、杉田曠機さんの宿命のバイオリズム(中編)

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