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オンライン会議でコミュニケーションが変わる⁉

私のテレワーク生活も、そろそろ4か月になろうとしている。この期間を振り返ってみると、「通勤」や「在宅勤務」に対する考え方が変わっていることに気が付く。「通勤は当たり前」で、「在宅勤務は例外」と思っていた感覚は、もう私の中にはない。価値観の物差しって一瞬にして変わる。この先も、このことをしっかりと胸に刻んでおこうと思う今日この頃である。

今回のかきあつめテーマは「オンライン○○」である。私にとってのちょっとした変化について話したい。

「オンライン会議」。使うツールに違いはあれど、きっとテレワーク勤務者の多くが利用していると思う。私が勤務している会社でもこうしたオンラインコミュニケーションのツールを介して会議を行っている。利用し続けて気が付いたのは、「コミュニケーション方法の変化」だった。

これを説明するために、オフライン時代の私自身のコミュニケーションについて説明させてほしい。私事ですが……私には、相手の目を見て話す癖がある。一度見たら、あまり逸らすことはない。会話に夢中になればなるほど、伝えたい、わかりたいと思えば思うほど、それは強めに、且つ、真顔になっていき、相手を少し困らせてしまうこともある(昔、上司に「お願い、笑って!」と言われたことがある。申し訳ない……)。

しかし、オンライン会議により、視覚中心から聴覚に頼ったコミュニケーションへ変更せざるを得なかった。また、ビデオを使うと重たくなってしまうという理由から、通常、ビデオはオフにしている為、完全に聴覚中心で仕事をしている。

オンライン上では相手と目が合うことはない。聴覚に意識を集中させ、イヤホンの向こう側から聞こえる相手の声に耳を澄ませる。話している内容だけでなく、声色、間合いから相手がどんな状態でどんな感情でどうしてそれを話しているのかを理解する。これには集中力が必要で、会議が終わることにはくたくたになっていることもある。

だけど、馴れてくるとコツがわかってきた。掻いつまんで言うと、オフライン時代以上に言葉の使い方に気を付けることだ。メール等では、誤解を生みそうな言葉に気を付けるとか、相手を気遣う言葉を増やすとか、意識的に相手の状況を聞いてみる、話してもらう機会を作るとか必要なのである。それにより、コミュニケーションを円滑にでき、仕事をスムーズに回せることがわかった。

この経験を通して「言葉にして伝えることの大切さ」を再認識することができた。一方で、自分自身が「視覚に頼りすぎたコミュニケーションをしていたのではないか?」と反省した。

相手の表情や状況を視覚的に確認できないからこそ、想像したり、確認したりと気を遣う。自分の表情や状況を視覚的に伝えられないからこそ、言葉にして伝えようとする。視覚中心の時とはちょっと違う。言葉にしなければ伝わらない。コミュニケーションをサボれない。五感をフル稼働とまではいかなくとも、視覚以外の感覚にも意識を向けてみたらもっと分かり合えるのかもしれないとも思う。

次回、上司や同僚と対面で会話をする時、私のコミュニケーション方法は変わっているはずだ。もう視覚だけで会話をしようとはしないと思う。程よく目を逸らしながら(笑)、相手の話に耳を傾けるのだと思う。その方が、コミュニケーションは豊かになるんじゃないかな。ちょっと楽しみである。
お付き合いいただきありがとうございました。

編集:otaki 
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