世の中に必要なのか?より、必要になって欲しかった...
Botanism(ボタニズム)のスタートは4年前。
でも企画として10年以上、発想としては20年近くなります。
紙媒体としてというコンセプトをもちつつもまずはWEBで継続してどれだけ興味をもってもらえるものかとそこからのスタートでした。
意識していたことはいくつかあります。
まず、産地情報の提供を出来るだけピンポイントでおこなうこと。
例としては 写真にもある横山ナーセリーさんのダイヤモンドリリーです。
出荷期間は長く無いだけに、お花屋さんがブライダルやお客様に提案したいときに 遅れてしまうというのを何とかしたかったからでした。
年中出回る花にも、暖地、寒冷地の切り替わる時期はあるし、産地によっても品目により ONシーズンとOFFシーズンはあり、旬の期間限定の花々の魅力にしても、出荷時期のタイミングより早く伝えることが必要だからです。
サイトに出荷一ヶ月前(本来は10月中旬から)からアップし、それだけでは知ってもらえないので、Facebookやtwitter等のSNSを活用広める事で少しでも情報を拡散しようと意識していました。
苦手な文章はさておき、写真、とくに動画には力をいれ、FREEでの提供にこだわり全てにおいて、プロにしかわからなく 興味をもって貰えるレベルではなく、あくまでも導入で良いと考え、
産地に行ってみたいとかその花を一度でも見てみようと思ってもらう事が一番大事だと考えていました。
とにかく見て欲しかったし、知って欲しかったのです。花を栽培している人に興味をもつことで 品種、品目が同じでも違う事に気付いて欲しかった...。
あと一番大事に思っていた事は、自分の名前を前面に出すことを避ける事。
動画に自分が映り込んだり、その産地さんの花を自分が活けることでアピールすることを絶対したくなかった。
あくまでも主役は生産者であり、登録してくれているフローリストであり、アーティストであり、出来るものならばお金を払って仕事を作り、動画をとって花の活け方や、作品制作の支援もしたかった。
ここをしっかりしないと何の為にやってるかわからなくなる...
自分の為ではないことを知って欲しかった。
誰に頼まれたわけでも無いし、お金を貰ったことも無いけど、こんなサイトがあったら便利だし、楽しいのになと でもすぐ無くなったら全く意味の無いことだし、細く長くでも継続しないと 一粒の価値も無い。
ただそれだけで突き進んできましたw。
もちろんこれを産地さんが活用してプロモーションとか、取材依頼とか来てくれたらなぁなんて思ってた事もありましたが... 必要としてないのでしょうねw。旅費だけでも出してくれたら嬉しいのですけどねw。
ある方からお話された言葉ではありますが、「その情報は必要されているのか?」と言われた事がありました。
今ならハッキリ言えますね。
必要な情報ならとっくに存在してるんです。重要なのは必要になる時代を目指して作るからこそ 価値があるのです。と。
Botanismの目指しているのはお客様へそれを根付かせる事。
長くなりました。細かくはまたw。
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