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物流関連ニュース(9月27日): 「霞ヶ関キャピタル/完全無人の冷凍自動倉庫が完成、短期小口の保管も可能に」他

BLINK株式会社の浅井です。本日のnoteでは、物流関連の気になったニュースをまとめていきます。

霞ヶ関キャピタル/完全無人の冷凍自動倉庫が完成、短期小口の保管も可能に

霞ヶ関キャピタルは埼玉県所沢に完全無人の冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH 所沢I」を完成させた。約4200パレットを収容でき、冷凍保管を自動化することで労働環境の改善を目指す。新設の冷凍倉庫は短期小口の保管サービスも提供可能で、フロン規制対応としてノンフロン技術を採用している。今後、冷凍食品の需要増加に対応し、冷凍自動倉庫の展開を進める方針である。

約4割が対応の目途立たず タイミー、物流2024年問題に関する実態調査

タイミーが物流業界における「2024年問題」について442社を対象に実施した調査によると、約4割の事業者が対応の目処が立っていないことが明らかになった。過半数の企業は対応を終えているが、コスト増加が深刻で、特に燃料・資材費や人件費の増加が顕著である。労働環境の変化については、4分の1以上の企業が「働きにくくなった」と回答しており、対応が遅れる企業も見られる状況である。

大塚倉庫/富士フイルム富山化学の全国物流を受託

大塚倉庫は富士フイルム富山化学の全国物流業務を受託した。本件は医薬品の安定供給と災害時の事業継続を目的に、関東から東西2拠点へ分散するものである。また、同社の共通プラットフォームを活用し、保管スペースやITを駆使したサプライチェーン最適化を目指す。この取り組みにより、物流2024年問題への対応と輸配送品質の確保を図るとしている。

東邦HD/物流機器の開発・製造・販売のワコン社と資本業務提携

東邦ホールディングスは、物流機器の開発・製造・販売を行うワコン社と資本業務提携を締結した。ワコン社は医薬品物流に強みを持ち、定温容器や温度管理物流機器を提供している。本提携により、医薬品の安定供給を目指し、新たな定温輸送商品の共同開発や、既存商品の新用途開発を進めるとともに、異常気象にも対応可能な温度管理物流体制の構築を目指すとしている。

国交省/6月の鉄道貨物数量8.1%減、貨物トンキロ2.8%減

国土交通省が発表した2024年6月の鉄道貨物輸送統計によると、貨物数量は前年同月比8.1%減の288万8998トン、貨物トンキロは2.8%減の13億7929万1000トンキロであった。特に車扱の貨物数量が16.3%減と大幅に減少しており、輸送需要の減退が顕著である。コンテナ貨物も微減しており、鉄道輸送の全体的な減少傾向が見られる。

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