Kindleで読み上げ読書④ 『ハーバード流「聞く」技術』

Kindleで読み上げさせて「聞く読書」できるお勧め本の紹介です。

単にパックンがハーバード出身だからこういうタイトルになったんだと思うけど、中身はパックンの体験を踏まえた、人とのコミュニケーション術です。

「話術」にこだわる人は多いと思いますが、「聞く姿勢」を意識する人は多くないのではないでしょうか。でもすごく大事な技術です。
どんな姿勢で、どんな質問をすると理解が深まり、相手も気持ちがいいか、その秘訣が書いてあります。これを実践していたら、仕事も家族仲も全部上手く行くと思います。魔法の技術ですね。

パックンの体験談を元に説明してくれるので、話し口調でとても聞きやすいです。それにパックンの本って、ところどころネタが仕込んであって、プッてなるんですよね。電車内とかで聞くのは要注意。

さて、物事にバイアス……先入観を持っている人って多いです。
一見、先入観があって、強くものごとを評価できる人の方が大人っぽく感じられるかもしれません。
だけどそれって、俯瞰的に見たらすごく頭が悪い人の典型なんですよね。

私は基本的にものすごく固定観念が強くて、自分のことしか考えないし、空気読めないです。ものすごく「人の話を聞く」スキルが低かったと思います。
ライターという仕事を始めて、インタビューをするようになり、その人の考えや、バックボーンを細かく聞いていかないと原稿が書けないことから、その能力が少しだけ鍛えられました。
インタビューして記事にして、その人の思いをきちんと文章化できないと、めっちゃクレームになるので死活問題です。

そして自分に少しだけ「聞く」スキルがあるので、人の話を聞く姿勢のない人のことが、めちゃくちゃ気になります。
話していて「気分悪い」と思ってしまうのです。


「人の話を聞く」って、すごく技術がいるんです。
それ、ちゃんと意識したことありますか?
「自分が2割、相手が8割話してたってバランスで、ちょうど五分五分」なんだそうです。
自分が話す時間って、めちゃくちゃ短く感じるし、人の話は長く感じるものです。

意外とあなた自身も周りの人から「こいつとは気持ちよく話ができない」って思われているかもしれません。
もしくは、深いコミュニケーションができていないかもしれません。
もしかしたら、楽しいと思っているのは自分だけで、周りの人はあなたと一緒にいて「つまらないなあ」と思っているかもしれないんです!! 怖い!

だけど私も、お友達と飲みに行ったりして、酔って気分よくなると、やっぱり話を聞く姿勢がなくなって、あとから後悔したりします。
それほど、人は基本的に「話したい」という意識しかなくて、「理解したい」という気持ちは、気をつけないと生まれてこず、そしてその技術がないと人の話を「聞く」ことはできないんです。

もう、人類すべからく必須図書にして欲しいくらい、大切な情報が詰まっていると思います。

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