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新型コロナウイルスの驚異が伝わるロシアのうわさ話。

今週末は新型コロナウイルスの感染を防ぐため、東京を中心に多くの都道府県で、外出自粛の要請がでています。
それでも、危機感を肌で感じられないせいか、毎日の感染者数は日毎に増すばかりです。

はやく騒動が収束することを願いますが、そのためにも今は、外部との接触を断って、できる限り感染を最小限にすることが望ましいですね。

コメディアンのジョークからはじまったロシアのうわさ

ロシアでもウイルス感染拡大を防ぐため、プーチン大統領が「28日から1週間は自宅にいるよう」に国民に訴えたそうです。ここまでは、各国の対応と大差ないのですが、いまロシアでは「在宅を促すため、ロシア全土に800頭のライオンとトラが放たれた」という噂で持ち切りなのだとか!

エイプリルフールにはまだ早いですが、もちろんこれはデマです。
いくらなんでも、そんな非道な事を国策でするはずがありませんよね。
外務省の報道官が否定するほどにうわさが広まっているようですが、放ったのはライオンじゃなくてクマですよというジョーク返しをしているのもなんともユニークです!(日本でこんなことを言ったら、大変なことになりそう…)

この噂は、パキスタン人のコメディアンであるナジール・チョニティ氏がジョークで投稿した写真がもとになっているようです。
おそらく多くの人が「やりかねないよな…」と感じて、またたく間に拡散されていったのでしょう。

現に私も「ロシアならありそう…(偏見)」と、信じそうになったものです。(笑)

恐怖レベルが伝わる秀逸な例え

新型コロナウイルスの驚異は、毎日のように報道されていますが、その恐ろしさを肌で感じるのはなかなか難しいものです。

現に、外出自粛要請がでたものの、街には一定数の人々が外出していて、未だに接触を避けることができていないように思います。

今回のロシアのうわさ話は、(ジョークですが)新型コロナウイルス対策の緊迫度が伝わるよい例えだな、と感心するほどでした。
「外出=命の危機」が容易に想像ができるし、頼まれたって家から出たくないほどの恐怖レベルです。

変なうわさ話で世間を混乱させることがあってはならないですが、今回のケースで言えば、拡散防止に一役かっているかもしれませんね。
現に3月29日の時点で、ロシアの感染者数は1264人にとどまり、世界の大都市と比べて少ない部類です。
(参考:https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/)

ロシアの外出自粛が成功しているということなのでしょうか?(憶測ですが)

おわりに

ロシアのユーモラスなうわさ話は、1人のコメディアンが流したジョークでしたが、誰も傷つけずに多くの人を守ることに成功したようです。

人の行動を変えるには、危機意識をいただかせて、自分ごとに感じられるようにすることが有効なのかもしれません。首相がいくら訴えても、人の心に届かなければなかなか行動には結びつかないものです。

ロシアの例を日本でそのまま応用するのは難しいでしょうが、1人でも多くの人が、今の状況に危機感を感じて、自主的に外出自粛に結びついて欲しいものです。
そして、まだまだ拡大が続く新型コロナウイルスですが、1日もはやく終息することを願っています。

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