BLF~野球で人を救おう

ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)はプロ野球選手のチャリティー活動…

BLF~野球で人を救おう

ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)はプロ野球選手のチャリティー活動をサポートするほか、野球にまつわる社会貢献活動を実践するNPO法人です。 福岡ソフトバンクホークス和田毅選手・千賀滉大選手、オリックス・バファローズ吉田正尚選手らと活動しています。

最近の記事

ひとり親家庭の球児支援「DREAM BRIDGE」について

皆様、こんにちは。NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)代表の岡田です。久しぶりの更新となります。 今回は、BLFが実施している「DREAM BRIDGE」というプロジェクトについて書かせていただきます。 DREAM BRIDGEは、「野球が大好きな球児がこれからも野球を続けられるように」というプロ野球選手の思いから発足した、ひとり親家庭の球児に新品の野球用具を寄贈するプロジェクトです。 BLFは野球振興を目的とした団体ではないのですが、野球用

    • オリックス吉田正尚選手のチャリティー活動勉強会レポート

      8月22日、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(以下BLF)のインターン生が中心となり「開発途上国の教育支援について考える〜オリックス・バファローズ吉田正尚選手が行うチャリティ活動の意義とは〜」をオンライン上で開催しました。認定NPO法人国境なき子どもたち(以下KnK)の松浦ちはるさんをお招きし、講義を担当していただきました。 吉田選手は、公式戦でホームランを1本打つごとに10万円をKnKに寄付し、ファン参加型で開発途上国の子どもたちへの支援を行っていま

      • 楽天・則本昂大選手のチャリティー活動勉強会レポート

        8月16日、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(以下BLF)のインターン生が中心となり「楽天・則本昂大投手の活動を学ぶ勉強会 〜日本における子どもの貧困についての現状〜」をオンラインで開催しました。公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(以下CFC)で代表理事を務める今井悠介さんをお招きし、講義を担当していただきました。 則本選手は、2019年シーズンに東北の子どもの教育支援活動を開始。2020年シーズンからは1イニング投げるごとに1万円を積み立てて寄

        • 楽天・則本昂大選手による東北の子どもの教育支援

          本日は、東北楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大選手が行っている東北の子どもの教育支援についてご紹介させていただきます。 2018年オフ、則本選手が初めてBLF主催イベント「BLFチャリティートーク」に登壇してくださった時、「僕も何か支援活動を始めたいのでお手伝いしてくれませんか」と本人から申し出がありました。子ども向けの支援がしたいというのが本人の希望でした。 もともと何かやりたい気持ちはずっとあったそうですが、どこにどんな支援をすればいいのか迷っていたとのこと。仲良しの

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          オリックス吉田正尚選手による開発途上国の子ども支援

          今年7月から始まる東京オリンピックで、侍ジャパン野球日本代表入りが決まったオリックス・バファローズの吉田正尚選手。彼はプロ入り1年目から、チャリティーオークションやチャリティーイベントなど、BLFの様々な活動に参加してくれています。 吉田選手は入団会見でも「プロ野球の世界で長くやっていくことが目標で、将来的には社会人として社会貢献ができればと思っています」と発言していました。プロに入る前からそのような考えを持っていたことには本当に頭が下がります。 吉田選手といえば、豪快な

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          ホークス千賀選手のオレンジリボン運動支援

          本日は、福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大選手が行うオレンジリボン運動の支援活動についてご紹介させていただきます。 ご存知の通り、千賀選手は2010年の育成ドラフトでプロ入り。「いつか一軍で結果を残せるようになったら社会貢献活動をしたい」と当時から考えていたそうです。 そんな千賀選手から「チャリティー活動を始めたい」と話があったのは、2018年夏のことでした。2016年に12勝、2017年に13勝を挙げ、その年も順調に勝ち星を重ねており、3年連続2桁勝利が見えてきた時だっ

          ホークス千賀選手のオレンジリボン運動支援

          阪神・岩田稔選手の1型糖尿病患者支援

          今回からは、ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)が行っている「選手・球団の慈善活動のサポート」についてご紹介していきます。まずは、BLFが最初にサポートさせていただいた阪神タイガース岩田稔選手の取り組みです。 岩田選手は大阪桐蔭高校2年のとき、風邪を引いた際のウィルス感染が原因で1型糖尿病を発症し、現在も1日4回のインスリン注射を打ちながらプレーしています。2011年には「IWATA PROJECT21」を立ち上げ、これまで10年に渡って同じ病を抱える患者

          阪神・岩田稔選手の1型糖尿病患者支援

          「娯楽」の域を超えて「文化」に

          前回までは、私がスポーツライターとしてアメリカで取材を行った際に目にした、メジャーリーグにおける社会貢献活動の充実ぶりについて紹介してきました。 その時の経験をもとに、帰国後の2014年にNPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)を設立したわけですが、今回からはその設立の経緯や活動内容についてご紹介させていただきます。 BLFは、プロ野球選手たちのチャリティー活動のコーディネーションを行うほか、上記写真のようにプロ野球選手が一堂に会するチャリティーイ

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          真の“野球人”であるために

          数年前、ボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで取材をしていたときのこと。試合前の練習時間に、車椅子に乗った男の子がご両親と一緒にダグアウトにやってきました。 すると、すぐに選手が近くにやってきて、写真撮影や談笑を始めました。一人の選手が練習に戻ると、誰に言われるでもなく、また他の選手がやってくる。次々と選手が自分のところに来て声を掛けてくるという夢のような時間を、その男の子は心の底から楽しんでいるようでした。 別の日、デーゲームの試合後にクラブハウスに行く

          真の“野球人”であるために

          チャリティーの課題の一つは「頻度」

          数年前のことですが、チャリティー活動を行っているスポーツ選手に「その活動について取材させてもらえませんか?」とお願いした際、「あまり公にしたくないんです」と言われたことがあります。 よい行いは人知れずすべきもの。そんな慎ましさを持つ日本人は、そもそも「自分はこんないいことをやっているんだよ」と語ること自体に抵抗があるものですが、それ以上に「売名行為だ」「偽善だ」と批判される不安があるのだといいます。特にアスリートの場合は成績が下がると「そんなことしてないで本業をしっかりやれ

          チャリティーの課題の一つは「頻度」

          「参加して楽しい」が世界を変える

          こんにちは、ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)代表の岡田真理です。今回も引き続き、メジャーリーグ取材時に目撃したチャリティーのエピソードをご紹介します。 ある日、私が取材でボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークを訪れたときのことです。試合を観に来たファンが、みんな白いソックスを手にしていました。彼らはそれを、ゲート近くにあるバスケットに次々と入れていきます。 その白いソックスは、ホームレスの人たちに配られるものでした。チームの公式サイトで

          「参加して楽しい」が世界を変える

          野球によって人生が輝く子どもたち

          こんにちは、ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)代表の岡田真理です。今回はメジャーリーグが支援している社会貢献プログラム「RBI」をご紹介します。 RBIは、Reviving(復活させる)Baseball(野球を)in Inner Cities(都心部で)の意味で、簡単に言うと都心部(特に経済的に恵まれない地域)の少年少女たちに野球やソフトボールを楽しむ機会を提供するプログラムです。 前回の記事で紹介した「レッドソックス・ファウンデーション」でもRED

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          野球は社会の「ニーズ」になれるのか?

          こんにちは、ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)代表の岡田真理です。 前回は、2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件で、ボストンを拠点とするメジャーリーグ球団のレッドソックスがテロの負傷者や犠牲者の遺族に対しどんな働きかけをしたかを紹介させていただきました。 では、なぜレッドソックスは、このような不測の事態に、あれだけ迅速に大きなアクションを起こせたのでしょうか? 実は、レッドソックスには「レッドソックス・ファウンデーション」というNPO機関

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          BLF設立の背景~ボストンの奇跡

          こんにちは、BLF代表の岡田真理です。今日は、私がBLFを設立することになったきっかけについて記事を書かせていただきます。 前回お伝えした通り、私の本業はスポーツライターです。2013年、大好きな野球への理解をさらに深めたいという思いで、日本での仕事を一旦休止してアメリカに渡りました。ボストン・マラソンでテロが起きたのは、そんな矢先の2013年4月15日のことでした。 テロによる犠牲者は3名、負傷者は282名にものぼる惨事となり、容疑者が捕まるまでの5日間、ボストン市内に

          BLF設立の背景~ボストンの奇跡

          野球で、人を救おう。

          はじめまして、ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)代表の岡田真理と申します。普段はスポーツライターとして執筆業を生業としており、おもに野球の取材をしておりますが、このnoteではBLF代表として記事を書かせていただきます。 BLFは、プロフィールにもある通り、プロ野球選手のチャリティー活動をサポートするほか、野球にまつわる社会貢献活動を実践するNPO法人で、2014年に設立されました。 現在は、福岡ソフトバンクホークス千賀滉大選手の「オレンジリボン運動」

          野球で、人を救おう。