子育て感謝ー子どもの創作意欲UPの工夫〜夏休み自由研究にも

順調にいけば来春子どもが巣立ちます。毎日濃く目まぐるしく過ぎ去りました。あっという間です。自分も大きく変わりました。たくさんの宝物でいっぱいです。振り返って、子育てでよかったなと感じていることを書き出してみます。
今回は子育てで気をつけてきてよかったな、と手応えを感じている、子どもが絵を描いたりものを作ったりを楽しめるように行った工夫について書いていきます。工作系の自由研究のヒントにもなるかもしれません。子どもに手の器用さ、身体の器用さは、は頭の器用さにつながるそうです。神経をしっかり発達させていけますよ。

◼️創作環境作り
本人が没頭してどんどん遊びに夢中になる環境を整えてあげるのが大人の仕事。見せに来たら手を止めて、話をいろいろ聞いてあげてください。褒めるのではなくて、認めるがポイントなのかなと思います
・じゃんじゃん絵を描ける環境作り
 ー 小さい頃は、模造紙を壁一面に貼ったお絵描きしていいかべを作った
 ー 安い藁半紙をごそっと箱に入れておいた
 ー 工作材料入れを作った。食品パック、
   綺麗な写真の雑誌(和楽とか)、お菓子の箱、ヒモなどなど。定期的に捨てる(捨てる前にワンクッション置いた感じ?)
 ー 梱包材として入ってくる長い巻き紙をのばして巻いてとっておいた。絵を描いても、汚れ防止に机に敷いても。等身大の俺をなぞってくれ!と横たわってマジック渡されたことも…
 ー 工具ワゴンを作った。消しゴムからドリルまで全部ここ。IKEAのRÅSKOG ロースコグ
  ものを探して手が止まるのは勿体無い!ものの整理習慣のお手本にも

小学校1年生頃までは創作タイミングも意識していました
 ー 3歳頃まではじゃんじゃん描く日と、今日はちょっと特別な絵を描こうという日を分けた
   特別な日は、シュタイナーのにじみ絵水彩画など。画材や紙もちょっといい紙に。
   切り替える経験の一つ
 ー 絵を描くのが好きになるとあとは全自動。ものすごい集中力がついていきました
   「絵本を作ろう」「コラージュしよう」「夏休みの思い出ブック作ろう」など新ネタを持ち込むのもいいですよ
 ー ひと遊びし大笑いして興奮がおさまると気持ちいい静寂が訪れるもの。このタイミングで絵を描いたり読み聞かせたりしました。集中する時間を作りたい時は黄金タイムでオススメ!

◼️子どもの絵を飾る・まとう・楽しむ
自分が子どもの絵を大事にしようと思い至ったのは、私の母が私の絵を額に入れて飾ってくれていたことが大きいです。母に贈ったものは大事に扱ってくれました。私は子どもが絵を描いてくれるようになるのがすごく楽しみでした!
保育園で毎年園の子どもたちの絵をTシャツにしていましたが、ちょっとお出かけには着れない感じの色やデザインでした。表現することが楽しいように工夫したこと、作ったもの楽しむのに工夫したこと書
き出します。

<作品楽しみ方あれこれ>
・いろんな額を用意して定期的に入れ替え
 小さい頃の絵も大きくなってからの作品も、入れ替えながら楽しんでいます。
 我が家の絵は半分以上子どもの絵です
・白い絵本という真っ白な紙だけのノートをよく買いました。「あしたたんじょうび」「海の日」「レジェンダリーマリオもん」など我が家には名作(迷作?!)として読み返される絵本が存在します
・白地のTシャツにお気に入りの絵を印刷
 一番確実。デニムに似合うステキな一枚に!
・描けるクレヨンやペンで直書きしてもらう
 大きーく描いてくれたり想定外含めて楽しい!
・きなりのバッグはもれなく画材化
 今も愛用。大胆不適な絵が最高です
・窓ガラスやお風呂場に描ける画材もいろいろ試しました
・プラ板→焼いてアクセサリーもよくやりました
 キーホルダーにしてカバンや鍵につけたり
 ピアスにしてママがつけるのも喜んでくれた!
 いちごパックなどいろんなパックを取っておいて、身近なプラ製品どれがプラ板として使えるかのお試しもよくやりました。余った切れ端でボタン作りもオススメ。他の作品との組み合わせも楽しいです
・絵付け陶芸教室などの利用
 秋になると使う落ち葉にかくれんぼしている絵を描いたお皿など、子どもが描いたお皿が何枚かあります
 ヒビがいったマグカップはペンたてになってるし、日常使いが何枚もあります

◼️貴石でビーズ細工
おもちゃのプラスチックではなく、大人のビーズを使っていました。シルバーやステンレスのワイヤーを使ったり、なるべく作ったものをよそ行きで使えるようなもので遊んでもらいました。
いろんなものを作ってプレゼントしてくれました。
子どもが誰かにもらったジオードのアメジストを、道路で叩き割って作ったというペンダントは鬼気迫るかっこよさで、今も特別な日につけています。
一度ピアスの片方を落として幸い見つかりましたが、泣きそうになったので超慎重につけています
おゆまるくんというプラスチックでビーズ自体を作ったこともあります。ボタン型にして、髪の毛のゴムに通したり。ボタンは飾りで服やカバンにつけてもいいし、手作り超オススメアイテムです!
美しいホンモノを知るのも、丁寧に作って相手が愛用してくれるのをみるのもどっちも大事だなと感じました。
我が家の子どもたちは、ここから鉱物への興味が高まりました。ハーキマーダイヤモンド、ガーネット、トルマリン、ウィリアムライトなど採掘しに行ったり、研磨や穴あけなど加工技術もあれこれ試すことになりました

◼️かぎ針編み、オーバルニットルーム
うちの子がハマったのにかぎ針編みもあります。まずはかぎ針であやとりの紐作り。私が作ってあげるのをみて自分でもやると言い出しました。すぐできちゃう。長いの、短いの、お友だちの分…楽しめます。次にオーバルニットルームとかリリアンサークルとか言われている、丸いフープに釘が刺さったような道具で、円筒形に編んでいく機械を試しました。結構サクサク進みます。袋物なんか作ると使えて嬉しい。そこからかぎ針編みに移行して、帽子を作ろうと思ったけど途中でSwichコントローラー入れに代った作品が出来上がりました。
気をつけたのは、いい糸を使うこと。Noroさんの毛糸でもいいし、手紡ぎや手染めだったり、なんせベースの糸を愛着のわくいいものにしてあげる。出来たものも味わいある大事にしたい思いと釣り合うものになります。何玉も編む体力気力も無いかもしれないので莫大な出費にはなりません。いくつか用意して選んでもらうのもいいかも。途中までで飽きちゃっても、作り替えを提案して、ぜひ完結させてあげて欲しいです。形になって残るのは誇らしいものです。
おゆまるくんで作ったボタンとかで、袋の糸どめを作るのもオススメ。愛着倍増です。プラ板ボタンがチカラボタンとして役に立ったりね。

◼️染色ー糸から染める、洋服染め替え
編み物を糸を染めるところからやるのもオススメです。虹染なんかもすごくステキだし、玉葱染めも簡単でオススメです。カセで無染色の毛糸を買って染めました。最近はネットのおかげでそういうものも入手が楽!カセの毛糸をぐるぐる玉に巻き取っていくとか、子どもの活躍シーンもいっぱいです

自分や兄弟の絵は流石に恥ずかしいと言い出す年齢になっても、Tシャツをムラ染めにして贈ると案外きてくれるものです。兄弟の誕生日プレゼントにTシャツを染めるのをオススメし、チャレンジしたことがあります。赤字に黒をムラがけしたり、ちょっとテイストを考えてあげれば、イニシャルワッペンをアイロンでつけましたが、ヘビーローテーションで着てくれました。
化学染料も結構便利。みやこ染めおすすめ。白地をインディゴ染めなどいいですよ。絞り染めもなーというなら、板締め絞りなど手軽だし、珍しい面白い模様になって、いい意味で手作り感がなくプロっぽいオシャレさが出ます😎
染め方や染める温度、媒染などの工夫で、自由研究もいいですよ。ケミカルなジュースの着色料で染めてみるのも食品添加物研究で面白いかもです

◼️夏休みの宿題に作ったSwichケース
編み物で作ったコントローラー入れの他に、うちの子は夏休みの自由研究として大好きなキャラクターのプリント地のSwichケースを作りました。市販のケースを見に行って、どんな風に作りたいか企画を立てました。採寸して設計図を描き、型紙を作ってサイズ感を合わせたり。縫う順番の検討もして、作り方を描きました。布の取り方を考えてから布やファスナーを買いに行きました。芯地を貼って張りを出したり、ファスナーをつけたり。
自由研究ということもあり、相談に乗りながら、段取りもフルに、がっつり記録しながらやりました。もう6年ほど経ちますが、未だに愛用しています。

◼️子どもの反応
うちの子は表現すること、手作りすることへのハードルがすごく低いです。手を動かすことに躊躇がない、ひるまない子になりました。選ぶものをみても、思いがあるもの、美しいものを見る目が養われたなと感じます。お皿など日常で使うものも、なるべく作り手の顔が見えるものを大事にするようにしてきました。物への接し方をみていると人が作ったものや選んだものを大事にする子になったなと思います。高校生の今もこういうの好きでしょ?と学校で作ったエコバックとか美術作品くれます。

我が家に遊びに来る子なども自由に絵を描いたり工作したり同じように接してきました。ハマる子はすごくハマって、カードに仕立ててあげてお迎えに来たママにプレゼントしたり、遊びに来てくれる時に我が家に飾っておいたり。どの子も自信を持って表現が好きになっていくのをみるのは楽しかったです。どっかに出したものをキャッチしてくれる人がいる、キャッチしてもらえる体験が大事なんだと思いました

今日は子どもの創作意欲アップの工夫として、環境づくりから作品を楽しむアイデア、作品作りのアイデアについて書きました。夏休み自由研究にも使えそうです。
我が家は子どもの作った宝物でいっぱいです。みなさんも是非子どもとの時間楽しんでくださいね


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