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#09 生物学的製剤高すぎ😭 扁桃腺摘出手術

 というわけで、ガラケーで乾癬について必死に調べました。特徴も合致しているし、多分これに違いないと思いました。ちょうど生物学的製剤が出てきた頃で、乾癬治療ピラミッドの頂点になっていました。

出典:乾癬.com どのような治療方法があるの?
 

 この生物学的製剤がとにかく高く、高額療養費制度を使っても、人によりますが月に4万円はします。しかも対症療法で病気の原因は不明だから、途中で止めるだけ。アトピー性皮膚炎でよく例えられますが、蛇口が開きっぱなしなのに途中で水を止めているだけなので、本当に抑え続けられるのかな?とも思いました。いずれにしても、就職氷河期世代でその日暮らしで月に15万円稼ぐのがやっとで(リーマンショック後だったので、本当に仕事がなかった)、そこから出られる見通しもなく、自己責任で誰も助けてくれないので、使用する選択肢は考えられませんでした😭

 そこで根治につながりそうなもっとコスパのよい治療法をネットで探すと、扁桃腺摘出手術がやってみる価値がありそうでした。私の乾癬は小さめのがたくさん出るし、冬に悪化するし、意識してみると喉が痛い時が多いので、摘状乾癬に近いのかなと思いました。

 数日後に耳鼻咽喉科クリニックへ行き、今までの経過と扁桃腺と関係あるかどうかはわからないのは承知の上で、とりあえず抗生物質を飲んで様子をみたい旨を伝えました。先生は「乾癬と扁桃腺は関係あるかどうかはわからない、抗生物質を飲んでみて反応があるようなら大きい病院へ行って検査して手術する場合もある」と、丁寧に説明してくれて、アレジオン、サワシリンカプセル250、ビオフェルミンR錠を処方してくれました。

 サワシリンカプセル250、ビオフェルミンR錠が8日分出たので、飲み切ってみましたが、乾癬が少しは引いてきたかんじがしたので、手術を考えるようになりました。 

 大悪化のピーク時よりは引いてきたし、抗生物質がどの程度乾癬に影響を及ぼすのが不明だったので、しばらく様子を見ていましたが、ステロイドがなくなってきたので2軒目の皮膚科に行くと、「1週間後くらいに来てと言ったじゃない🙁」と怒られました。ごめんなさい。確かに、初診から2か月近くたっていましたが、その時に今後の治療方針について詳しく説明してくれなかったので、自分でなんとかしなくてはいけないと思ってこうなりました。

 その日は「扁桃炎と関係ある場合もあるから」とミノマイシンを処方されました。私は耳鼻咽喉科のことは言わずに、サワシリンと効果は違うのかな?と思いながらそれを飲みました。薬の違いは特に感じられず、でも飲まないよりは乾癬の良くなったり悪くなったりの波は2~3割くらい?抑えられている感じはしました。抗生物質で少しでも効果があるなら、扁桃腺を摘出してみたら、また違うかもしれないと思い、先生に相談しましたが、「手術は進められない」と言われたので、ステロイドと抗生物質を処方され、「喉、気を付けてね」のルーティーンになりました。数か月通院しましたが、これ以上はよくならないと思い、扁桃腺摘出手術のために実家に戻ることにしました。

 数日仕事を休んだら生活できない、その日暮らしで当然お金がなかったので、親に手術代を出してもらいました😢

 念のため、病院のHPから問い合わせをしたら、「乾癬と関係あるかどうかは不明ですが、希望であれば手術します」と皮膚科部長から返信をいただいたので、その病院へ行くと、別の男性の先生に当たりました。その先生は「乾癬は扁桃腺を取っても治んない!」と語気を強めたので、怖かったのですが、事前に問い合わせたことを伝えると、皮膚科部長に確認して耳鼻咽喉科に回してくれました。

 耳鼻咽喉科では、「扁桃腺を取っても治る人もいれば治らない人もいるので、やってみないとわからない」と再度説明を受けました。ずっと微熱のようなものがあって、だるいし常に痰が絡まっている感じだったので、それでもいいと同意して1か月後に手術してもらうことになりました。

 余談ですが、私が「免疫力が落ちたから細菌やウィルスが扁桃腺についている…?」と言うと、そうではなく、「人間の体には元々細菌やウィルスがいて、免疫が正常に働いているとそれらを抑えているのだが、免疫力が落ちるとそれらが勝って悪さをするようになる」と指でバロメーターをして教えていただきました。

 全身麻酔の手術は初めてでしたが、術後に起きた時はだるくて、瓶に入った口蓋扁桃🫙の「写真撮る?」と言われましたが、撮る気力がありませんでした。(撮っておけばよかった)扁桃腺は膿が飛び出したそうです。創部は痛いけれど、体調は良くなっているような感じがしました。1週間入院して、退院後は1週間後と1か月後に耳鼻咽喉科へ行って、その後に皮膚科へ回されました。正直、これできっと治ると思っていましたし、初めて処方された尋常性乾癬専用の塗り薬ドボネックス(ステロイドより高い)にも期待していました。

 けれど、術後は薄くなってきた乾癬も、皮膚科に回されたあたりから少しずつ出てきました。一時的に悪化しているだけ(所謂、好転反応)なのかわからなくて、しばらく様子を見ていましたが、ドボネックスを塗ってもどんどん広がってきて、小さいのが数個つながって大きくなってしまいました。認めたくないけれど、これは間違いなく悪化している。治らなかったんだと思いました。

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