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絶対に読んではいけない理論・法則・現象

 昔「マーフィーの法則」というのが流行った。私はああいうのが大好きだ。「トーストを落とした時、バターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」とか、「機械が動かないことを誰かに証明しようとすると、動きはじめる」とか。

 今回私が特に好きな理論、法則、現象を紹介していこうと思う。

「マクドナルド理論」

 ランチタイムに「どこのお店に行く?」という話になった時、「マクドナルドに行こうよ」と提案すると、満場一致で「マクドナルドはやめようよ」と返され、不思議とよりよいアイデアが出てくる。

 というのがJon Bellさんの提唱する「マクドナルド理論」。
 実行可能なアイデアのうち、最低のものを提案することによってディスカッションが始まり、人々が急にクリエイティブになる。最悪のアイデアを実行しないために、人々はよいアイデアを出そうとするようになるのだ。
 マクドナルド理論を使うと、行き詰まりがちなビジネス会議やプロジェクトで、より優れたアイデアを引き出すことが出来る。

「カステラの法則」

「カステラの法則」は単純明快。普段から「カステラが好きだ」と言い続けていると、「あの人はカステラが好きだったな」と、人からカステラを出してもらえる機会が増えるというもの。
 好きだと言い続けていると、人からもらえたり、チャンスが巡ってくるという法則。

 私は新垣結衣が好き。

「でんでん現象」

 でんでん現象とは、最初(1話あるいは3話まで)は評判の悪かった、あるいは面白くないという意見の比率が高かったアニメが、回を追うごとに視聴を辞める者を出し、最後には絶賛する人だけが残り、結果的に評判が良い様に見えることである。
 1話と最終話では投票者の母数が異なる事を無視して、「面白いのに売れない」と勘違いされることがある。

 TVアニメ「伝説の勇者の伝説」にちなんで名付けられた。

「ブーメラン現象」

 人を説得するつもりが、かえって相手の強い抵抗や反発を招いたり、逆効果に働いてしまう現象。
 子供の頃、そろそろ宿題しようと思っていた矢先に親から「勉強しなさい!」と注意され、かえってやる気が失せてしまった。「こちらのメニューがオススメです」と言われたので、違うものを頼んだ。「△△というアニメは名作だから見て!」と言われて絶対に見ないと思った。
 このようにお願いや説得をされると、何故かやりたくなくなる心理を起こしてしまう。これが、ブーメラン現象である。

「プロスペクト理論」

 人間は利得に対してはリスクを避け、損失に対しては賭けに出る傾向があるという理論。

問題1 どちらを選びますか?
A:確実に1,000円もらう
B:50%の確率で2,000円もらう
問題2 どちらを選びますか?
A:確実に1,000円取られる
B:50%の確率で2,000円取られる

 例えば以上の2つの問題に答える場合、問題1ではAを選び、問題2ではBを選ぶ人が多い。

「カリギュラ効果」

「絶対に読んではいけない」「絶対に見てはいけない」と言われると見てしまう効果。
 実際に私はこの記事のタイトルで使ってみた。もしタイトルに釣られて読んでしまったとしたら、効果ありということだ。

 理論や法則、楽しい。
 もし他にも知っている方がいれば、コメントにどうぞ。

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