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「怒る」の反対語は?

■ 怒って得をすることは少ない(たぶん、ない)

最近、怒る回数が減りました。これだけで人生の課題が随分と減ったように思います。

別に性格がよくなったわけではなく、怒っても得なことが少ないと気づいたからです。得をすることがあるとしたら、同じ怒りを持っている人を扇動して共通の敵を叩くことができるということくらいでしょうか。ポピュリズムは利益を得ていないと考えている人の怒りを利用するので、ポピュリストは常に怒っていなければなりません。これはしんどい。けど、怒っているように見せかけて、大衆の怒りを利用できる人は本当に賢いと思います。本人は、怒っていないと考えると、怒ることのメリットはないと思います。


■ なぜ、私は怒っていたのか?

私はよく怒る人間でした。
そもそも、私はなぜ怒っていたのか?と言いますが、なぜ、あんなに怒り狂っていたのか??
考えてみると、2つの理由は思い浮かびます。

1:人が自分の価値観に沿わない行動をする
2:自分が価値観に合う人生を歩んでいない

怒りには、他人に向けるものと自分に向けるものがあります。他人への怒りは他人への攻撃になり、自分への怒りも、結局のところ、自分に悪影響を与えている(と感じている)人への攻撃になります。特に、子どもなど、力の弱い人に向けた攻撃は、暴力です。暴力は犯罪です。

パワハラ とか虐待などは、怒らない人には無縁でしょう。パワハラ のガイドラインが作られて、「どこまでがセーフで、どこからがアウトなのか」という議論は、パワハラ はなくならないという前提に立っています。こうした問題解決は、裁判をするしかありません。裁判で下された判決に不服であれば、最高裁まで争うことができます。しかし、裁判の最中、怒りっぱなしです。判決が出ても、片方に不満は残りします。これでは、人生の大切な時間を有効に使えているとは思えません。

パワハラ とか虐待とか、人生における問題の多くは、怒らなければ起こりません。


■ 怒らないようにする方法

怒らないようにする方法は、3つあるように思います。

1:我慢する
2:アンガーマネジメントなどのテクニックを使う
3:価値観通りに生きる

我慢をしているとどこかで爆発するかもしれません。そこで、怒りの感情をコントロールすることができれば、怒ることがなくなります。ただし、1と2の方法は、心理学でいう「受け入れ」の状態ですが、ある種の封じ込めになることがあります。性格自体が変わることは好ましいことでもあり、本来の自分をなくすことにもなってしまいます。

ので、3をプラスしてはどうかと思うのです。


■ 怒るの反対語は?

自分の価値観通りに生きるためには、受け取るものよりも提供するものを多くすればいいのです。

で、提供するとは何か?と言いますと、それは「よい仕事をする」ということです。

職場でも家庭でも、その他のコミュニティでも、よい仕事をしている人は怒りません。よい仕事とは、自分の価値観に沿って、人に喜ばれるサービスのことです。

社会というのは、人にサービスを提供し、サービスを受けて成立しています。よいサービスを提供すれば、感謝が返ってきます。人に感謝された人がどうなるのかと言いますと、その人に感謝をします。

つまりは、怒りの反対は感謝です。

今日も、人に感謝できるようによい仕事をしましょう。

よい仕事ができるように、自分の才能に気づき、活かす方法が出版予定です。


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