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#日刊DXNews 経産省がSansan活用、国が行政デジタル化の司令塔設置、日本マイクロソフトがヘルスケア分野でTISと連携、さいたま市がDX人材公募開始【2020/7/9】

7月9日は4本のニュースをご紹介。国の取り組みと、日本マイクロソフトのヘルスケア分野での連携、行政のビズリーチを活用した教育のDX人材募集のニュースです。

①経済産業省が、省内職員4,000名でクラウド名刺管理サービス「Sansan」のオンライン名刺機能を利用開始

昨年から複数の部局において、「Sansan」の試験導入を実施し、効果の検証をしていた経産省が、「Sansan」を正式に導入し、職員約4000人でオンライン名刺l機能の活用を開始する。

導入のポイントは下記事項とのこと。

・名刺のデジタル化による生産性向上
名刺の整理や省内の人脈の確認に費やす時間の大幅な削減
・情報収集の効率化
ニュース配信機能を活用することで、企業や業界の最新情報を効率よく把握
・人脈の可視化による情報共有の活性化
局を横断した人脈の可視化により、情報共有が活性化

オンライン名刺についてはこちら


②政府がデジタル化の司令塔を設置し、行政のデジタル化を進める

政府は、新型コロナウイルスへの対応で問題になった行政手続きをデジタル化するため、内閣官房に司令塔機能を設けて指揮すると発表した。

現在、オンラインで完結する行政手続きは1割未満とされており、「対面・紙・ハンコ」の慣習も見直すと強調。

その他、各県で行政のデジタル化に向けた勉強会の開催や、DX推進に関する要望発表などもあった。

・富山県が職員向けDX勉強会、県庁のデジタル化推進(2020/7/8)

講師を務めたソフトバンク社員が次世代通信規格「5G」や、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」技術、DXの具体例を職員に説明した。

・山口県、国に62項目要望 DX推進支援など(2020/7/8)

DXでは通信規格「5G」基地局の前倒し整備やテレワークによる遠隔勤務の推進などを要望。


③日本マイクロソフトとTIS株式会社が、ヘルスケア業界のデジタルトランスフォーメーションの推進に向けた連携を発表

2005年からヘルスケア分野におけるデジタル化の推進に向けた施策に取り組んできた日本マイクロソフトが、TIS株式会社と連携を開始。

TISのリリースによると、下記のようなヘルスケアデータの収集・管理に進展は見られるものの、分散して管理されている状況とのこと。

・バイタル・運動情報を取得するスマートウォッチ
・特定の疾患の治療や、栄養管理を行うスマートフォンアプリ
・お薬手帳・母子手帳等のEHRデータ(Electric Health Record、電子健康記録)を個人に見せるためのサービス

そこで、TISと日本マイクロソフトは、ヘルスケアサービスに関わる民間企業が、ガイドラインを参照したサービス連携やデータ流通を実現すべく「ヘルスケア リファレンス アーキテクチャー」の提供を開始。

日本マイクロソフトのヘルスケア分野での取り組みなどに関しては、下記も参考になります。

参考:日本マイクロソフト ヘルスケア (医療・製薬) 分野の最新情報を公開(2019/10/9)


④ビズリーチが、さいたま市の教育DXにおける専門人材の公募をスタート

転職サービスのビズリーチ(東京・渋谷)は8日、教育現場のデジタル化を進めるため、さいたま市とIT(情報技術)に精通した人材を公募すると発表した。

さいたま市教育委員会の公募をビズリーチが支援する。期間は8月4日まで。全体像を描く司令塔、端末やネットワークの整備、セキュリティー構築、デジタル教材の活用の役割を想定し、最大4人を集める予定だ。

副業・兼業に限定しDXに取り組んだ経験を持つ人物を求めている。

①教育業界においても、各個人の習熟度に合わせた教育を可能とする、“教育のデジタル化”が進むと考えられる。
②採用のスタイルを副業・兼業としていることから、今後はプロジェクトごとに必要な人材を雇用する“オンデマンド型”の採用スタイルが定常化していく可能性がある。

政府が19年末に発表した「GIGAスクール構想」も合わせてチェックしておきたい。

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