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#9 リリース後に感じたこと、考えたこと

こんにちは。寺田望です。
それでは、久しぶりの再会となりましたComma Lab江角和沙さんとの対談です。
前回プレスリリースしたのが10月辺りで、そこからの反響ですとか、今こんなことが進んでいますよということを皆さんにもお伝えしていただけますか。


1.10/1プレスリリース後の反響について

江角さん:
はい。
ビズホープさんと一緒に作ったホームページやアイキャッチ写真など、一連のクリエイティブが大好評でして、すごくワクワクするという感想をいただきました。

私たちは「コンマラボ」というブランドでフェローシップというものを作っていて、フェローっていうお客様であり、かつ一緒にサービスをつくる仲間であるっていうような方々が今25名ぐらいいらっしゃるんですけど、まずそのメンバーに初お目見えをしたときに、特に男性陣からすごく好評でした。

女性陣から好評なのは想定していたんですけれども、男性陣から「かっこいいね」とか「ワクワクする」っていう声があったので、あまりジェンダーに偏らないような良いクリエイティブができたなっていうところで自信を持っています。

外に出したらやはり他からの反響もすごくて、皆さんから褒めていただくことがありました。特に最近、起業支援家の方々にメンタリングをしていただく機会が何回かあったんですけれど、そのうち1人の海外の起業家さんが、「自分は何百人も起業家を見ているけれど、このクリエイティブが一番良かった」と大絶賛してくださいました。

実験室のようにcreative base Thinkさんをお借りして撮影した、トップに載っている写真を褒めていただけたのがすごく嬉しかったですね。

寺田:
ありがとうございます。
関わってくださったクリエイティブのみなさんにすごく感謝だなぁと思います。

APTWomenのメンタリングでご相談なさったのは、タイ在住の起業家さんとのこと。何人も起業家をメンタリングしていらっしゃる中、そして海外からの目線として、ビジュアルがすごく伝わったとかワクワクしたというお声が聞けて、関わらせていただいて冥利に尽きるなと感じています。

完成させるまでの時間はタイトでしたが、江角さんが目指すものとか今現在ある情報と目指したい方向性や引き寄せたいものを、みんなでいっぱい妄想したり想像したり手を動かしたりしながらなんとか創り出して、濃厚な時間だったと思い返しています。

皆さんから好評で男性女性問わずコンマラボのファンになってくださった方が増えたということであれば、凄く良かったなぁと思います。ありがとうございます。

早速この期間にもいろいろな取り組み、そしてコーヒー事業以外にも展開を広げているということで、そのあたりについても教えていただけますか。

2.新たな取り組みについて

江角さん:
10月1日にリリースをして、すでにコーヒーの体験してくださってる方も何十人もいて、コンテンツの満足度自体は驚異の9.9点!

10点満点中9.9点でどんどん満足度が上がっていって、これは10点満点を目指すしかないレベルまできたなっていうところになったので、いったんこのコーヒーのコンテンツは出来上がったかなと。

すごく広げていくっていうことも選択肢としてはあったんですけれども、一旦集客だとか広報っていうところをリリース後はそこまで強くせずに11月、12月と別の取り組みを進めてきていました。

その別の取り組みは何かというと、ブランドリリースをビズホープさん含むクリエイティブの皆さんと一緒にやってきたので、じゃあこのブランドってどんなことを目指しているのかとか、スローガンであったりバリューみたいなものを、先ほど話に出たフェローのみんなと一緒に、プロのマーケティングの方にも入ってもらいながら、理念だとかミッション・ビジョン・バリューと言われるようなものとかを刷新するっていう動きをこの10月〜12月でグッと凝縮してやってきたのが一つです。

もう一つが、コーヒーの焙煎体験のように感性を開く「間」に出会うような他の体験をつくろうということで、今クローズドで1月から3月まで、デトックスのモニターさんを募集し始めまして、ここに対して「コンマラボ・デトックス」という新しいサービスのリリースを目指して活動を開始しています。

寺田:
もうすごくワクワクが止まらないです!
さっき事前に聞いた新しいキーフレーズというか、フェローの皆さんと出てきたビジョンがとても素敵で、「Let's Marble !(レッツ マープル)」と「心の立ち寄り温泉郷」を説明してもらっていいですか。

3.「Let's Marble !」「心の立ち寄り温泉」

江角さん:
「Let's Marble !=自立と共生・とけあう世界へ=」というスローガンを掲げてまして、これがコンマラボというブランドの理念になっていくね、と作り上げた言葉です。

これも言葉のプロの仲間に入ってもらって、一緒に取り組んできたんですけれども、いろんなフェローの人と情報交換しながら、都内で集まってのワークショップも2回ぐらい実施して、コンマラボってこういうのだよねとか、じゃあ私たちが大切にしている「感性」ってこういうことだよね、「間」ってこういうことだよねという、それぞれの定義やガイドラインを作っていきました。

コンマラボを経験すると、お客さんはどういうふうに変容するか、いろいろディスカッションしていく中で生まれた言葉が「Let's Marble!=自立と共生・とけあう世界へ=」という言葉で、これは関わってくださる方々が自立しながらも他の人と一緒に交わって新しいものを生み出し共生する社会というのを作っていきたいと思っています。

今世の中って、分断であったり格差が広がっていたりすると思うんですが、そういうものはいったんフラットにして、肩書きとか役割とかそういうものも越えながら、ポーターレスにやっていきたいよねという想いも込めて、一人ひとりが自立しながら共生していく社会に向けて「Let's Marble !」という言葉が生まれました。

もう一つの「心の立ち寄り温泉」のブランドは、立ち寄り温泉郷にふらっと入るような、そこに入ると自然と癒やされたり本来の自分に戻ったり、裸の自分に戻っていくみたいなコンセプトを考えてネーミングをつけています。

寺田:
江角さんの中でもどんどんワクワクが生まれているという事とか、それをご自身だけでこの方向性だとかスローガンだ、と決めるんじゃなくて、いい具合に他者の意見とか価値観を解け合わせてる。

そして、「もっといいものを作ろうぜ」みたいな意志も垣間見えて、本当に間がでてきてるんだなって。いい感じの余白がないとやっぱり人は入って来ないし、そこに興味を持たない。自分でも何か関われるところがあるかなという余白とか、ちょっとした余裕がこのサービスにも出てきたのかなと思いました。

10月1日のリリースから、とてもいい進化の仕方をしてるなーと思いました。江角さんとフェローの皆さんで作成した温泉郷の図も見させてもらいましたけど、リアルに立ち寄り温泉みたいな。一歩引いてのSNSで定点観測なんていうこともできたりとか。一緒に商品開発したり、サウナーのように、「コンマラボ・デトックス」をストイックにやってみる、みたいな人もいれば、ライトな立ち寄り温泉みたいな形でワークショップに参加してもらったりという流れで、それぞれの価値観とか、今託せる時間みたいなのをうまくフラットに合わせたサービスになってるなと思います。

このコンマラボ式フェローシップ、なかなかやるな!というふうに思いました。とても研究しているし、江角さんもフェローの皆さんもそういうことが好きでもあるんだろうなと。

江角さんが先ほど話していた1月から3月にモニター募集している「コンマラボ・デトックス」、気になる方も多いかと思いますが、どんなことを考えているか今やろうとしているか教えていただけますか。

4.「コンマラボ・デトックス」について

江角さん:
「デトックス」って結構キラーワードで、それだけでキャッチーなので皆さん興味持っていただけるんですけれど、手法としてはあのよくファスティングという形で、準備食と置き換え期間と回復食を設けてやっていきましょうっていうものがあると思うんですけど、そのツールに限りなく近い形です。

1カ月のうち1週間その期間を設けてリセットするような体験っていうのを3カ月連続でやっていくということをしていきます。じゃあファスティングでいいんじゃないかと、「コンマラボ・ファスティング」でいいんじゃないかというところなんですけれども。
そこは私たちがこだわっているところで、あくまでツールでファスティングをすることによって、痩せたり体質改善ができたりということもあるんですが、その先に本当に体が求めているものとか、自分自身が心地いいものって一人一人違うはずなんですよね。

例えば、テレビでリコピンが良い、トマトがいい、となると売り場で欠品しちゃうような現象もあると思うんですが、もちろんそれはすごくいいものではあるけれど、それが体質に合うのかとか、今自分が求めているのか?というのとは、別の観点になっていくと思うんですね。

そういうものも、頭で判断するんじゃなくて、どちらかというと体が今本当に求めているのは何かという、立ち止まって対話するみたいな。今臓器ってどういう状態?みたいな、どんどん自分の中を見ていくことが快感になっていくのが、私たちが提供していく価値のコアな部分になります。

寺田:
ありがとうございます。デトックスはストイックで研究肌な江角さんとか江角さんたちフェローの皆さんの性格が表れている潔いキーワードだと思いました。
仏パリのロシア紅茶でクスミティー(KUSMI TEA  https://www.kusmitea.jp/)というフレーバーティーのブランドがあって、「COOL」「LOVE」などジャンルごとに分かれているのですが、デトックスっていう名前
(BB DETOX  https://www.kusmitea.jp/products/expure-addict?=undefined&variant=14774687367220)のフレーバーがあったことを思い出しました。

江角さんから構想を聞いて、デトックスして解放された感性を持って、みんなで次に進もう、ということと捉えました。しかもこの溜め込みがちなこの時期にキラーコンテンツなんだけれど、所謂ファスティングとかダイエットとかそういうのとはちょっと違うんだよっていうアプローチ方法もすごく面白いなって思いました。コーヒーの時とはまた違うアプローチなんだけど、コンマラボっぽい、また新たなフェローさんが集まってくれてるんだろうなと思いました。

その辺の手応えは、もうすでに感じてますか。

5.「コンマラボ」にとけあう



江角さん:
そうですね、今寺田さんに補足していただいた通り、やはり「感性を開く間に出会う」というコンセプトを設けているので、このデトックスを通じて感性が開くっていうのを主な目的にしていています。

実際に集まってきてくださりそうな「お客さん像」を想定し、分かりやすい言葉でいうと、「もっともっとスキルを醸成していこう、もっともっと戦えるような武器を集めなきゃ、ということをやりがちな過去の私のような方やその周辺にいた友人たち」。


ありがたいことにそういう方々にたくさん集まっていただきました。
そこまで頑張って左脳的に論理を重ねていっても突破できない閉塞感のようなものを感じている方が、おそらく一番効果を実感していただけるんじゃないかなって思います。
これまで何回かやった無料モニターで手ごたえを感じているので、すごく楽しみです。

寺田:
感想でも「結果に表れただけでなくて、もっと大事なことに気づきました。」とかこちらの予想を超えるような反応があったとのこと。
モニターさんが自発的に自立して取り組んでくれたこそですね。

面白い体験を「これいかがですか?これやってみない?」みたいなコミュニケーションができていて、気付くとコンマラボに一緒に溶け合ってるみたいな。溶け合ってまた新しい何かに生まれ変わるという循環がある。

いつもはとても厳しい環境の中で働いていたり戦っていたり、暮らしていたり生きていたり、そういう人々がちょっと立ち寄れる心の温泉場である、ステイホームでリスクを負いすぎることなくできるという意味では、ますますいい意味で混沌としていますよね。

江角さん:
そうです、この混沌としたものを楽しめるメンバーが集まってくれているのはありがたいな、と思いますね。

寺田:
これからの価値は、分かりやすく完成してあるというよりは、「何がここから生まれてくるのだろう」「今このゼロイチの時期に見ておきたいし、先取りしておきたい」というように自分も少し絡んでみて、気づいたら一員になっていたみたいなところにあるのでは?

そこに楽しさが残されている領域じゃないかなって思いますね。
全てに設計しすぎていて、ここでお金を落としてください、みたいな全部がそんなふうに何も考えなくていいように作られてしまっているとても便利なビジネスが多かったりするので、そういう意味ではいっぱい考えてもいいし動いてもいいし、それをみんなと一緒に創ろうよ、っていう新しい知的好奇心の溜まり場ですね。

江角さん:
ほんと、そうなっていますね。
まさに研究室。フェローからの言葉で嬉しかったのは、「これまで属してきたコミュニティや会社も含めて組織の中で、フルコミットというか、自分で作っていきたいと心から思えるようなサービスに出会えたり、環境場所に出会えたのはここが初めて」と何人かからフィードバックしてもらったことです。

もちろん今勤めている会社にもすごく貢献したいという想いもあるけど、それとは全然違う温度感で。
私たちも好奇心ドリブンでやっていこうというのが強いので、「あ、いいんだ」ってちょっと子どもに戻って楽しめるというか、大人建前の世界とか論理で効率的にっていう世界とまた全然違う世界観を楽しみながらもビジネスとして回していくっていう新感覚みたいなところに皆さんからいいフィードバッグをもらっていて、このカオス感がそれをさせているのかなと思っています。

寺田:
何かこう、アナリストというか評論家だけだとつまらないよ、外から安全に眺めていることもできるけど、どうせなら片足突っ込んじゃった方がもっと面白いよー、みたいな。
「沼る」ですね、これはね。

江角さん:
本当に「沼る」ね、ってみんな言ってくれて、皆さん何かコンマの場合は、気持ちよく温泉に入るように沼に入っていくっていう(笑)。

寺田:
みんな生き生きツヤツヤ。泥パックされて美肌効果でデトックスできる(笑)。
本当に心の温泉郷ですね。まさに。

江角さん:
今それを目指していますね。

寺田:
静岡はリアル温泉郷もたくさんあるので、なんかこうオンラインなりネット上でも人肌感ある情熱的なグループとか場を作っていただきつつ、機を熟してゴールデンウィークあたりとかにリアル第1弾やったりするときは、ぜひ静岡で。

静岡もたくさんのキーマンが移住してくださったり、何か仕掛けをしてくれていたり、若い人から年齢問わず開拓心が溢れる方々がどんどん分け入ってくれている面白いエリアなんです。

だからここで待っているのでなく、そういう人にも出会わせたいし、「まだまだ開墾中だよ、鍬持ってきて!」みたいな場に心を解放して一緒に感性が開かれた場にみなさんが入ってきたら、また楽しいことになるなっていうのが目に浮かぶ感じです。

もうあっという間に2022年に入ってしまいますので、この音声が公開されるのは2022年になっているかもしれないんですけど、江角さんはどんな年にしたいと思いますか。

6.2022年の“野望”

江角さん:
2022年は2021年に土壌を整えたところに種を植え始める年です。
デトックスであったり、デトックスと並行してまた全然別のサービスをフェローと一緒に考えていたり、プロダクトとしてもワークショップとか体験をしなくとも楽しんでいただけるようなものを仕込んだりしているので、この種をまずは育てていくっていう年になっていくかなと思っています。

野望としては先ほど寺田さんがおっしゃってくださったみたいにオフラインでフェローのオフ会をやりたいなと思っています。
そこでコンマらしさみたいなものを体感できるようなワークショップ、静岡などその地元の食べ物を使って何か、とそういうものを野望として持ちながら2年目に入っていきます。

来年の10月からブランド2年目に入っていくので、そこでは少しずつ花が咲いてその花を紹介できるように広報の波に乗せていくっていうフェーズがこのちょうど1年後くらいはやり始めているんじゃないかなっていうのが今目指しているマイルストーンになっています。

寺田:
江角さんが一番大事にしたいのはフェローさんとの関係づくりとか一緒に醸成していきたい価値観とか場づくり。
一旦はそこを少し地中深くに潜り、インサイトの部分をみんなで作っていきながらそれがだんだんに芽吹いて花みたいな形でわかりやすくなってくるのが2022年ですね。

思考の花が咲いてまた実をつけていろいろな人が参画できてっていうような新しい組織、コンマラボスタイルなのかコンマラボフェローシップなのかこういったわくわく体験って本当にありそうでなかったものを作っている最中ですね。ほんとに面白い体験でした。
2022年もまだまだ目が離せないです。

江角さんから是非皆さんに向けて一言を残して頂ければなと思います。

7.テラココ流!広報サポートスタイル

江角さん:
4月からここまで振り返ってみると、いろいろやったなっていう時間をビズホープさんと一緒に走ってこれたことが、本当に私にとっては一番の幸運だったなと思っています。

寺田さんにしていただいた「事前に伴走するスタイル」。
「とりあえず一緒にpodcast 撮ってみましょう!」っていう、なんかここですごく価値観をお互いが共有できていました。

このステップが私たちのフェローシップのベースになったと思っています。私たちもみんなにフェローになってもらうことを目指しているのではなく、私たちが掲げるこの世界観、旗みたいなところに本当に共感しているかどうかっていうのを言葉だけではなくて何回か体感していただいたときに初めてフェローって言う、なんかそういう世界観で伝わっていくような仕組みを作りたいなって思えたのはまさにビズホープさんとの関係があったから思いついたステップでした。

そういうところも含めてじわじわとやっていくサービスになるので、今後もこうやって種とか仕掛けを少しずつ本当に潜りながら作っていきます。
表に出す時にはぜひ皆さんにワクワクしながらこの旅を楽しんでもらいたいと思っています。

私たちがどういう風な方向に進もうとしているかをチラチラとお見せしながらやっていこうと思うので、また何か引き続き応援いただけると、とても嬉しいです。

寺田:
ありがとうございます。
このテラココを始めてみようという行動・アクションの源泉になったのは江角さんとの出会いでした。番組を聴いてくれる人、結構いらっしゃるんですよ。

そんなに大々的に告知していませんが、過去のものもアーカイブとかも聴いてくださっていて。
江角さんの最初の頃の声もかなり貴重なものですね。
脱皮する前の、貴重で立ち戻るべき場所の声が撮れたっていうのは声の玉手箱としてはとても貴重でした。

いくつかの経験とアクション、トライアンドエラーを経た江角さんのバックに、すごく心強いフェローさんが見えますし、このようなご報告がとても嬉しいです。
短期間でここまで走れる人は、やっぱり走りきれるなと感じたところでもあります。

また定期的にテラココでも呼ばせていただいて、江角さんの今後を追わせていただきながら、今度は江角さんがこれから始め出す方とか迷っている方の指針になっていただけるとすごく嬉しいなと思います。

一緒にこれからも探求をしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。


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