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オンライン授業が当たり前になった場合に必要なこと

通信環境の整備といった観点ではなく、勉強管理の観点で今回の記事を書いていきます。

オンライン授業における最大のメリットは、

『授業がコンテンツ化されるので、何度でも授業を見返せる』

この一点に尽きると思っています。

学校で授業を受けていると、どんなに集中していても聞き逃してしまう話があったり、一度の説明では理解しづらい内容があったりします。
一方通行での授業形式が一般化している現在では、ノートにメモしながら授業を受けていると尚更です。

しかし、オンライン形式であればライブ配信であっても動画として残りますので、聞き逃した小話や理解しづらかった説明部分を繰り返し見ることが出来るので、結果として100%に近い形で理解できるようになります。

理解スピードは人によって全く違うので、個別最適化された形で授業を進めていける分、オフライン授業よりもこぼれ落ちていってしまう生徒が少なくなると思っています。

なので、単純に授業への理解度をあげるという観点だけで考えた際は、オンライン授業の方が圧倒的に良いと私は思っています。

オンライン授業をより良くする為に必要な周辺サービス

一方、オンライン授業での弱点は大きく下記2点だと考えています。

1. 文章での質問より口頭の方が質問しやすい
2. 進捗管理を個人で行うのは大変

質問について

文章で自分の不明点を整理し的確に伝えることは高いスキルが求められます。文章が下手だと自分が本当に聞きたい事とは違った回答が返ってきてしまう事があり、何度もやり取りを続けて行くと双方にストレスが溜まります。

しかし、口頭質問であれば多少、整理がついていなくても言葉のラリーを通して先生側が疑問点を拾いあげ、生徒が聞きたいと思っている部分を把握して回答してくれます。
(もちろん先生側のスキルがバラバラなので、全先生がそうではないですが。。。)

ただ、文章形式での質問と口頭形式での質問では、口頭質問の方が短時間で疑問点を把握し、相手の反応を見ながら回答していけるので効率的だと思っています。

進捗管理について

進捗に関しては、システム上で管理すれば『進んでいる・進んでいない』という点は簡単に把握できます。
この記事で問題しているのは、『進んでいない』場合に対して、いかにしてやる気を出させて進めさせるかという点です。

オフラインであれば、学校側が時間割を作成し強制的に進捗させていくため進んでいないという事は起こりづらいです。
(そのせいでこぼれ落ちてしまう生徒がいる事も事実ですが。。。)

しかしオンラインであれば、進める・進めないは自分のやる気に大きく左右されてしまう為、「モチベーションが上がらないから週末にまとめてやろう」など簡単にリスケ出来てしまいます。
簡単に出来る分、計画的な勉強を行うことができず結果、勉強することを辞めてしまう事象も起こりやすくなります。

そうならない為には、パーソナルトレーナーじゃないですが、一人一人の進捗を確認しフォローしてくれる存在が必要不可欠になってきます。
進んでいる時は、そのモチベーション維持を保つ為にフォローをし、進んでいない時は、原因を特定し小さな一歩を踏み出させる対策を講じることが重要になってきます。

これからの教育業界について

ある研究によると、コロナが完全に終息するには数年間が必要になると言われています。
日本政府も『新しい生活様式』という事を提唱しています。そうなると、学校の授業運営も確実に従来とは異なるやり方が求められてきます。

その新しいやり方で最も実運用されているのが「オンライン授業」です。
通信環境の整備やオンライン授業を行う際の著作権問題、遠隔授業における要件の見直しなど障害が多く存在していますが、今回の事態を受けて国も新しい教育方法に向けた動きも見せています。

もしもオンライン教育がスタンダードになるのであれば、間違いなく本記事で書いてきた弱点の克服が急務になると思います。
学校登校が毎日でなくなった場合は、上記であげた弱点に加えて、勉強に関わらず進路など様々な個別相談に乗る必要も出てくるでしょう。

最後に

今の生活スタイルを予期していた訳ではないですが、私がサービスリリースを目指して作っているサービス:浪人生向けメンターサービス(FORPass)が提供するサービス内容は、オンライン授業が当たり前になった時、必ず必要になるサービスになってくると思います。

2020年5月8日現在、クラウドファンディングにも挑戦中ですので、もし本サービスに共感して頂ける方がいらっしゃれば、ご支援頂けますと幸いです。


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