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【知らないとマズい】20代から始める資産運用

こんにちは、ヤスです。

今回は私が資産運用を勉強した上で出した結論を皆さんに共有できればと思い、このnoteを書いていきます。

もし、20代にして資産総額が2000万円を超えているような方は読む必要のない記事ですm(_ _)m

一般的な学生さん、社会人1年目~5年目くらいの方で年収250万円~年収400万円くらいの方が対象となります。

世間的には預金することが正義だ!

と言わんばかりですが、近年は預金はむしろ資産を減らすリスクを高める傾向にあります。その説明は後ほど行います。

老後2000万問題とか将来年金がもらえないとか、20代の方は不安に思っていると思いますので、まずは解決策を提示したいと思います。

つみたてNISAを限界まで使う!

・証券会社のつみたてNISA口座を開設する。

・投資信託を選ぶ(S&P500連動か全世界株式)

・毎月33333円を積み立てる。

・これを20年間続ける。

・20年間運用後の資金を年利5%で10年間運用する。
 ※NISA枠はもう使えないので利確時に所得税がかかる。

ひとまずこれだけ始めて下さい。これで2000万円達成できます。

「生活費がキツくて毎月33333円も出せません。」という方もいらっしゃると思いますが、なんとか捻出して下さい。この積み立てが厳しいようだとまずは生活を見直すべきかもしれません。。

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これはつみたてNISAによって毎月33333円を20年間継続し、利回り5%で運用した場合の運用成果の推移グラフです。

元本が800万円なのに対し、最終的な積立金額は1370.1万円に達します。

本来であれば、利益に対して20.315%の税金がかけられてしまいますが、つみたてNISAであれば非課税なので全額を受け取ることができます。

もしあなたが20歳でつみたてNISAを始めた場合、40歳のときには1370.1万円の資金を手にできるということです。

そこで手にした1370.1万円を年利5%で10年間運用すると、所得税を引かれたとしても、50歳になったときには2000万円を達成できます。

ちなみに10年間運用した場合のシミュレーション結果も貼っておきます。

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毎月33333円を10年間継続し、利回り5%で運用した場合の運用成果はこちらです。

違いがわかりますでしょうか?

10年と20年で運用収益の伸びが明らかに違うことが分かると思います。

これは『複利の力』というものが働いているためです。これも後ほど解説します。

このシミュレーション結果だけでもやる価値がありそうではありませんか?

「いや、つみたてNISAって投資信託を買うんでしょ?リスクあるじゃん?」

という方もいるかと思いますので、それも後ほど解説していきます。

つみたてNISAの詳細は金融庁の説明を参照して下さい。
こういう情報は個人ブログやSNSから収集せず、1次情報にアクセスしましょう\(^o^)/

日本の銀行でもつみたてNISA用の投資信託口座の解説ができるようですが、日本の投資信託しか買えないところが多いのでSBI証券、楽天証券などの口座を開設することをおすすめします。

資産運用のシミュレーションは金融庁のサイトで確認できます。

なぜ20代から始める必要があるのか?

これはあくまで20歳から60歳(定年)までを想定していますが、40年間もの間、資産を運用できる計算です。

運用期間が長く取れるということは「複利の力」を増大させることができるということです。

複利の力を使うと少額でも時間を使って金額を大きくすることができます。

期間は長ければ長いほど良いのです。

複利の力」についてはあとの章で説明します。

ちなみにお金持ちがなぜお金持ちなのか?という疑問に対する一つの答えはこの「複利の力」です。

お金持ちの家計は親から金融リテラシーを学んでいるので、親から子へ資産が受け継がれ、子はすぐに運用を開始するので資産は増大する一方なのです。

極端な例ですが、元金100万円を利回り5%で100年間運用を行うと、運用利益は130500209円にも膨れ上がります。ちょっとおかしな数値ですね。。

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資産運用 複利計算シミュレーションで確認できます。

複利の力とは?

運用で得た利益を元本に上乗せして運用を継続していくことで、年々利益が増大していく仕組みのことです。

先に元本のみを運用した場合の例を出しておきます。

1年目、100万円を利回り5%で運用すると105万円になります。
5万円が利益となります。

2年目、100万円を利回り5%で運用すると105万円になります。
10万円が利益となります。

3年目、100万円を利回り5%で運用すると105万円になります。
15万円が利益となります。

といった形で毎年5万円が利益となり、10年間運用しても50万円しか増えません。これを「単利」と言います。何年かけても元本にしか利回りが効かないので利益は毎年5万円です。

では元本に利益を上乗せして運用するとどうなるか。

1年目、100万円を利回り5%で運用すると105万円になります。
利益の50000円はそのまま運用します。

2年目、105万円を利回り5%で運用すると1102500円になります。
利益の102500円はそのまま運用します。

2年目、1102500円を利回り5%で運用すると1157625円になります。
利益の157625円はそのまま運用します。

といった形で毎年利益が増大し、10年間運用すると628891円となります。これを「複利」と言います。

複利は元本が大きければ大きいほど、期間が長ければ長いほど増大します。

つみたてNISAのリスクは?

つみたてNISAで取り扱っている商品は投資信託を取り扱っているため、もちろん元本割れするリスクはあります

しかし、日経225やTOPIX、米国のS&P500や全世界株式指標など、非常にリスクを分散した商品しか選ばれていません。

リスクが消えるわけではありませんが、現金をそのまま保持したり、預金にだってリスクはあります。そのリスクについては後ほど解説します。

資本主義経済は基本的に成長を続けていきますので、経済の指標(日経225やTOPIX、米国のS&P500や全世界株式指標)に投資すればその恩恵を受けることができます。

値段の変動に惑わされず、上がっても下がっても同じ金額で購入を行うことで変動時のリスクを軽減できます。これをドルコスト平均法といいます。

用語を知らなくてもつみたてNISAの仕組み上、ドルコスト平均法が使用されているのでリスクは分散されています。

一番やってはいけないのは

「値段が下がった!もっと下がったらどうしよう!?」

といった狼狽売りです。これは初心者がやりがちな失敗です。

実際、投資信託の殆どがコロナショックで値段を急激に下げており、そこで狼狽売りした投資家の大多数がその後の上昇相場に乗れませんでした。6ヶ月後には元の水準まで回復し、なお上昇を続けています。

つみたてNISAにおける一番のリスクは本人のメンタル状態かもしれません。

現金、預金はリスク?

最近お金の価値が下がっている、という話を聞いたことはありませんか?

事実そのとおりなのですが、長期的に見れば資本主義社会は緩やかに成長を続けていきますので、緩やかなインフレが進行していきます。

これは今後そうなるという話ではなく、過去の経験を振り返って貰えれば思い当たる節があるかもしれません。

マクドナルドのバリューセットは500円でおつりが来ました。
週刊少年ジャンプは220円で買えました。
ディズニーランドも5000円で入れました。

簡単な例ですが、現在の値段が上がっている事に気がついたでしょうか。

現金や預金は変動しないが、物価は常に上昇しています。
なので相対的にお金の価値が下がっているということです。

投資で元本を割るリスクには敏感なのに、お金の価値が下がっているという事実を受け入れない方は非常に多いかと思います。私もつい最近までお金の価値が下がるわけないじゃん!実際に減ってないんだし!とか思っていました。

でも、その考えは改めた方が今後のためになると思います。

ちなみに銀行にお金を預けた場合ですが、三菱UFJ銀行で金利は年0.001%です。現金をそのまま保持しているのと大差ない状態ですね。。

増税時のリスクは?

消費税の例で考えてもらうと非常にわかりやすいのですが、

1989年(平成元年)4月1日に消費税3%

1997年(平成9年)4月1日には5%

2014年(平成26年)4月1日には8%

2019年(令和元年)10月1日には10%(軽減税率で8%)

という流れで増税が行われました。

増税前の1万円と増税後の1万円は、本当に同じ価値を持つでしょうか?
物価が上昇したわけではありませんが、1万円で購入できたものが購入できなくなった。

つまりお金の価値は下がった。と言えるわけです。

資産運用を行っておけば、この増税にも対応できたはずですが、タンス貯金や預金をしていた人たちにとっては大きな損害を出したはずです。実際にお金が減っていないので気が付かなかったかもしれませんが。。。

インフレ率2%

日本銀行は、2013年1月に、「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、これをできるだけ早期に実現するという約束をしています。

7年前に発表された【2%の「物価安定の目標」】を引用されてもらいました。2020年においてこの目標は達成されていませんが、日銀が撤回もしていないので、今後もインフレが緩やかに進行していくだろうと予想することができます。

インフレ率2%というのは現在のお金の価値が30年で半分になるという意味を持っています。なので現金や預金をもつ価値はますます減少することが予想されます。

もちろん経済成長の恩恵を受けるためにつみたてNISAで投資信託を購入しておけば、お金の価値が減少するリスクは分散されることが期待できます。

まとめ

まずは実際に「つみたてNISA」をはじめてみましょう。

始めてから詳細を勉強していくほうが身に付きやすいし、さらに他の投資対象に視野を広げることに繋がります。

最近はビットコインが物凄い勢いで上昇していますね。これは資産家たちが資産運用に適した商品であると判断したことによる急上昇です。

いきなり仮想通貨に手を出せとは言いません。そういう世界もあるという知識だけは持っておいて欲しいなと思います。

まずは「つみたてNISA」をやってみましょう。

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